別次元に迷い込んだような聖なる場所、バチカン市国 #世界遺産
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イタリア・ローマの一角にある独立国家、バチカン市国。
世界一面積の小さい国ながらも、国土全体が世界遺産に登録されており、その中には壮大なスケールが詰まっています。
住民のほとんどは聖職者で、ローマ教皇の居住地であるバチカン。単なる観光地ではなく、カトリック教の総本山である聖なる場所です。
その為、肩やひざ、太ももが出ている露出の高い服装では入ることが出来ません。

あのルーブル美術館を超えて、わたしが世界中で一番感動した美術館が、バチカン美術館でした。
館内には500年以上、歴代の教皇がコレクションしてきた古代から中世までの美術品が展示されています。




バチカン美術館は、世界中から毎日、観光客が集まり朝一から訪れたとしても長蛇の列。
時間が限られていることが多い観光、効率よく回りたいものですよね。
美術館の公式サイトでチケット予約が可能で、当日は専用入口からスムーズに入場することが出来ます。

美術館、博物館、図書館と20を越える施設が統一した館内はとても広大!じっくり鑑賞するなら1週間は必要とされています。
前もって、ガイドブックやネットで見ておきたい絵画をチェックしておくと良いかもしれません。


イタリアの地図が描かれた地図のギャラリーの回廊は、120mもの天井画が続いていてヴェルサイユを思わせるぐらい豪華絢爛でした。

特に、バチカン宮殿内のシスティーナ礼拝堂は壁一面、天井までびっしりと空間全てが芸術作品になっており、圧倒され時間が止まったようでした。
言葉が出なくなる。というのはこのこと。
中でも有名なのがミケランジェロの作品、“創世記”と”最後の審判”
“最後の審判”には、400名以上もの人物が描かれており、背景の青色は宝石ラピスラズリが顔料として使用された贅沢な作品。
ほとんど、助手を使わず60歳のミケランジェロが一人で450日間描き続けたというエピソードには驚かされます。
システィーナ礼拝堂は、全面撮影禁止のため写真はお借りしました。

[photo by https://www.foliamagazine.it]
余談として、天井画の“アダムの創造”のトートバッグが販売されていて一目惚れ。
SF映画「E.T.」の有名なシーンは、この絵がモデルになっていると言われています。

バチカン美術館は建築としても素晴らしく、出口へ向かう螺旋階段がとても不思議でした。
1本の道に見えるのに、上りと下りがそれぞれ別の道になった2重の螺旋で構成されているのです。1932年に完成したというのも更に驚き。



バチカン市国のはじまりとなった、4世紀頃に建てられたサン・ピエトロ大聖堂。
街を見渡せるクーポラ(屋根)へ登るには有料ですが、大聖堂内の入場は無料。

入場時に、荷物の中身チェック・ボディチェックが行われ、大きい荷物は一度、クロークに預ける必要があります。
帽子を脱がないといけない教会はよくあるのですが、服装も定められていて荘厳な雰囲気にドキドキしました。



サン・ピエトロ大聖堂は初代ローマ教皇が地下に祀られいる、とても神聖な場所。
世界中の教会を巡って来た中で、わたしの中でスペインのサクラダファミリアと1、2位を争う教会です。

天井も息を飲むほどはるかに高く、天国のような開放感。この世とは思えないような別次元に迷い込んだよう。
写真に収まりきらない360度の煌びやかで聖なる空間。
是非、そこに流れる空気を直に感じて欲しい場所のひとつです。


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