人気のいない神秘的な島内を探索。日帰りより宿泊をおすすめしたいモンサンミッシェル #フランス旅行記

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フランスが誇る世界遺産のひとつモンサンミッシェル
 
満潮になると完全に陸から引き離され、海の上に孤立する島と修道院。
 
まだ橋がなかった昔々、引き潮のうちに渡った巡礼者たちを凄まじい速度で満潮が押し寄せていく。
 
海水に飲まれ命を落とした者たちがいるほど、ヨーロッパの中でも潮の満ち引きが激しいサン・マロ湾にあります。
 
かつて、モンサンミッシェルを目指すということは遺書を置いて行けと言われるぐらい命懸けだったのです。
 
島と対岸を結ぶ現在の新しい橋も、2014年に開通したばかり。


 
そんなモンサンミッシェルのベストシーズンは春夏。
 
常に観光客が多く混雑していることが多いけれど、宿泊することで日帰り観光客がいない時間帯を狙えば、ゆっくり滞在することが可能です。
 
ちなみに、わたしが訪れた11月はオフシーズンで人は少なめでした。
 
ポストカードで見るような完全に孤島になる大潮の時に見たい!というのであれば、観光局のサイトで確認出来るのでその時期を狙うのも良いかもしれません。


 
 

島内のホテルに泊まる? それとも対岸のホテル?


 
 
 
パリから観光ツアーバスもあり日帰りで訪れる人も多いのですが、スケジュールに余裕があれば是非1泊することをオススメします。
 
パリからモンサンミッシェルまでは、鉄道使用+最寄駅からバスで片道約3時間、直行バスだと片道約5時間
 
私はパリのモンパルナス駅から向かい、最寄りのレンヌ駅からバスでアクセスしました。
 
モンサンミッシェルに宿泊する場合、島内のホテルか、橋を渡った先の対岸のホテル、どちらかの宿泊施設を選ぶことになります。


 
せっかくなら、世界遺産の中に泊まってみたい!
 
節約旅行だけど、人生の中でここまで来られることはそうない。
 
そんな贅沢な夢を叶えようと、ここは奮発してわたしは島内のホテルを選びました。
 

 
 
 
ホテルの鍵には、先日の記事で紹介した名物オムレツが食べれるレストランラ・メール・プラールのロゴが。
 
どうやら系列のホテルだったようで、レストランでは遠い地から辿り着いた巡礼者たちを、もてなしてきたという栄養満点のふわふわスフレオムレツが味わえます。
 

 

 
 
 
帰る時間を気にせずに、島内を心ゆくまで探索出来るのが宿泊者の特権。
 
日本から持ってきていた懐中電灯を片手にちょっとした冒険。まるで子供時代の夏休みに似た高揚感がありワクワクしたものです。
 
誰もいない真夜中の島内は、中世ヨーロッパへタイムスリップしたよう。非日常でとても神秘的な空間が広がっていました。
 

 

 
 
宿泊するメリットはかなり大きく、日帰り観光客がいない早朝、日没以降の夜の時間帯はゆっくりモンサンミッシェルを独り占めできます。
 

 
 
 
島内へ宿泊するデメリットを挙げるとしたら、石畳の急な階段が多く、ホテルの部屋まで辿り着くのに階段の連続なんてことも。
 
バックパックではなく、スーツケースの旅行者にはかなりハードかと思います。
 

 

 
 
 
対岸に泊まる場合のメリットとしては、スーツケースでも楽なこと、モンサンミッシェルの全体像が眺められるということだと思います。
 
対岸から島までは、歩いて30分程。やや歩くけれど、モンサンミッシェルを眺めながら橋を渡るのも醍醐味のひとつ。
 
毎日、朝の6時から夜中の1時まで5〜15分間隔で無料シャトルバスが出ているため、アクセスは全然問題ありません。


 

島内で迎える朝の魅力



 
 
 
夜が明けると、修道院の鐘の音、カモメの鳴き声で目覚めるという素敵な朝が待っています。
 

 
 
 
島内はそんなに広くないため頂上にある修道院までは、ホテルから階段をいくつか上がればすぐに辿り着きました。
 
朝一番の誰もいない修道院は、朝の澄んだ空気も手伝い神秘的。
 

 

 
 
 
薄暗い場所や檻もあったり、どこか退廃的な部分が垣間見えたのですが、それもそのはずで牢獄として使われていた時期があったそう。
 

 
 
 
その歴史は、修道院なのに牢獄として使用された時代があったりと、とても奇妙でした。
 
大天使ミカエルのお告げにより、708年に礼拝堂を建てたことからはじまったモンサンミッシェル。
 
造建築を重ね、13世紀には現在のような形になり、カトリックの重要な巡礼地のひとつになります。
 

 

 
 
 
14世紀に入るとフランスとイギリスの百年戦争が暴発し、戦時中は要塞として、フランス革命時には監獄として使用されてしまいます。
 
潮の満ち引きが激しい島だからこそ、要塞や監獄としてはこれ以上ない立地だったのでしょう。
 
そんな戦時中が垣間見える、大砲も残されていました。
 

 
 
 
歴史に翻弄され、戦乱を乗り越えたモンサンミッシェル。
 
1865年には修道院として復元され、現在に至ります。
 

 

 
 
 
午前中に修道院をゆっくり見学して、日帰りの観光客が増えてくる昼過ぎにはモンサンミッシェルを後にしたのでした。
 
フランスでも人気の観光地モンサンミッシェル、訪れるときは是非一泊してその島の魅力に浸ってみてください。
 

 
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