奥深いスープの魅力。世界で食べ歩いたスープたち。世界の食vol.2

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すっかりスープが美味しい季節になりました。
 
素材の旨み・栄養分がたっぷり溶け込んでいて大地・海の恵みに感謝する奥深い料理。
 
食欲がないときも、落ち込んでいるときも、心身ともに労ってくれる暖かいスープ。
 
旅先で出会った味からアイデアを得ているという人気スープ専門店Soup Stock Tokyoのファンでもあります。
 
前回の記事世界で食べたラーメンに続いて、今回は世界で出会ったスープを抜粋して紹介したいと思います。
 

 
 
 

 
 
日本ではあまり馴染みがないチェコ料理。
 
チェコで食べられる伝統料理Goulash(グラーシュ)
 
グラーシュは隣国ハンガリーが起源のシチュー料理で、ドイツやオーストリアなどでも食べられています。
 
各国ごとに個性があるのですが、わたしがプラハで食べたグラーシュは、とても濃厚なビーフシチューで煮込まれて柔らかくなった牛肉がホロホロして美味しかったです。
 

 
 
 
そして、備え付けのパンはKnedliky(クネドリーキ)と呼ばれる伝統的な茹でパン
 
私たちがイメージするパンとは違い、サクッとした焼き目もなく柔らかい食感。
 
作り方も、焼くのではなく茹でるという工程があり日本から見ると珍しいパンです。
 
チェコ料理と共に食べられることが多い主食の1つで、日本で言えばお米・ご飯の役割なのでしょう。
 
チェコのお菓子についてはこちらもどうぞ。
 

 
 
 

 
 
オランダ・アムステルダムで宿泊していたホステルの近くにあったスープ屋さんSOUP ENZO
 

 
 
 
このお店では、季節に応じて毎日日替わりのスープが用意されています。
 
わたしが注文したのはセルリアック(根セロリ)のスープ。
 
セルリアックとは南ヨーロッパのセロリの一種。日本ではあまり食べられないので注文してみました。
 
セロリの爽やかな苦味が残るものの、お芋のようなマイルドな味わい。セロリが苦手な人でも食べらそうなぐらい美味しい。
 
たっぷりトッピングされたスモークサーモンが程よく塩味を足してくれて、相性もバッチリです。
 

 
 
 
地元の農家から仕入れたりオーガニック素材にこだわった身体に優しいスープで、ビーガン用メニューも用意されています。
 
Soup en Zo
Nieuwe Spiegelstraat 54, 1017 DG Amsterdam, オランダ


 

 
 
スープの歴史はフランスから発展したと言われています。
 
南フランスの郷土料理soupe de poisson(スープ・ド・ポワソン)
 
数種類のお魚の旨味がギュッと詰まった濃厚な魚介のスープ
 
港町生まれとしては、どこか馴染みのある味。
 
ハーブ?リキュール?のような独特の香りがあり好き嫌いが分かれるそうですが、わたしは好みでした。
 

 
 
 
カリカリのクルトンとチーズ、マヨネーズが備え付けに出されることが多いです。
 

 
 
 
南フランスでは、ローカルのビストロに行くとメニューによく載っており、お店によって個性があるので味比べをするのもオススメです。
 
モンサンミッシェルで食べた料理についてはこちらもどうぞ。
 
写真のスープはモンサンミッシェル

 
 
 
そして、フランス名物と言えばクレームブリュレも忘れてはいけません。
 
これらを召し上がった場所は、モンサンミッシェルへ向かうバスの待ち時間に利用したカフェ
 
レンヌ駅のすぐ前にあります。
 
Le Surcouf
13 Place de la Gare, 35000 Rennes, フランス

 

 
 
 

 
 
モロッコ料理のHarira(ハリラ)
 
ひよこ豆やレンズ豆がメインに入ったスープ。
 
その優しい味わいは、イスラム教徒が断食明けに食べられることが多いそう。
 
煮込まれた野菜の甘みがあり、小さめのパスタも入っていて食感も良いです。
 
レストランからドライブイン、砂漠でもどこでも出てきたので、モロッコでは日本のお味噌汁のような位置なのでしょう。
 
簡単に日本でも再現出来るので、たまに自宅で作って食べたりもしています。
 

 

 
 
 
スープの備え付けに付けられることが多いパン。
 
モロッコの朝食はパンが主役です。
 
これでもかというぐらいパンづくし。
 

 
 
 
ムサンメン、バグリールと、しっかりそれぞれのパンには名前が付いています。
 
ベルベル人が暮らす地域で食べられるベルベルパンもあったりモロッコのパン事情は深いので、また記事に出来たらと思っています。
 

 
 
 
これにジャム、オリーブ、ヨーグルト、生搾りのオレンジジュースかついているのが定番でした。
 

 
 
 

 
 
言わずと知れたトムヤムスープ
 
世界三大スープのひとつとも言われ、私の大好物でもあります。
 
日本ではトムヤムスープの中でも、エビ(クン)が入ったトム・ヤム・クンが人気ですよね。
 
レモングラスをはじめとしたハーブの爽やかな酸味、病みつきになるパクチーの独特な香り。
 
辛いのがずっと苦手だったのですが、トムヤムスープに出会ってから辛い料理を克服出来ました。
 
写真は麺が入ったトムヤムヌードル

 
 
 
トムヤムスープをはじめ、タイの屋台で食べるお母さんが作った料理がとても好きです。
 

 
 
 

 
 
ニューヨークにいたのは12月の真冬の厳寒(札幌より寒い!)だったので、暖かいスープを毎日のように食べていました。
 

 
 
 
ニューヨークへ来たら、必ず食べて欲しいスープがあります。
 
グルメ達が集まるチェルシーマーケット
 
そのマーケット内にあるC&P GALLEYで食べるロブスターのビスク
 
75 9th Ave, Chelsea Market, New York City, NY 10011-7006

 
 
 
C&P GALLEYはThe Lobster Placeというお店の奥にあります。
 
The Lobster Placeでは、新鮮なロブスターが販売されていてニューヨーク最大と言われています。
 
ここで販売されているスープがとても美味しいと評判。
 

 
 
 
S・M・Lとサイズが選べて、セルフサービスで自分でカップによそうスタイル。
 
濃厚なロブスターの風味・コクのある味わいは日本に帰っても無性に食べたくなります。
 

 
 
 
ロブスターロールについてはこちらもどうぞ。
 

 
 
 

 
 
海に囲まれたサンフランシスコで食べたいのはクラムチャウダー
 
クラムチャウダーは、アメリカ東海岸で食べられるイメージが強いですが、サンフランシスコでも名物料理です。
 
カリフォルニアアシカも集まる人気の観光施設フィッシャーマンズ・ワーフで食べました。
 
フィッシャーマンズ・ワーフはゴールドラッシュ時代、漁港として栄えた場所。
 

 
 
 
サワードウブレッドと呼ばれる酸味があるパンが器になっており、まろやかなクラムチャウダーとの相性バッチリ。
 
サワードウはゴールドラッシュ時代によく食べられ、150年以上経った現在でもサンフランシスコ名物として定着しています。
 

 
 
 
器はパンだけじゃなくカップ入りも選べますが、是非、パン入りをセレクトしサワードウも味わってみてください。
 
パンの蓋を開けると、溢れかえるぐらいクラムチャウダーがたっぷり!
 
クラムチャウダーの水分を吸ったパンを最後に食べるのがまた美味しいのです。
 

 
 
こうして、記事を書いていると今日も無性にスープが食べたくなってきました。
 
その国の文化が垣間見れるのも、スープの面白さです。
 
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