神秘的な輝きに包まれるステンドグラス美術館 #小樽

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月に2〜3回通うぐらい大好きな街、小樽。
 
先日、小樽運河の目前にあるステンドグラス美術館を訪れました。
 
3年前にオープンしたばかりで、小樽の新しい観光スポットです。
 

 

 
 
 
19世紀末から20世紀初めにイギリスで制作され、実際に教会で飾られていたステンドグラスが展示されていました。
 
作品そのものだけではなく、ヴィクトリア女王の時代、エドワード朝時代、第一次世界大戦に至るまでイギリスの歴史が現れています。
 

 

 
 
 
第二次世界大戦のロンドン大空襲では、数多くのステンドグラスの貴重な原画、資料、職人さんたちが失われました。
 
やがて、イギリスでは教会離れが進行し多くの教会が取り壊されます。
 
数奇な運命を辿り、ここ小樽へやってきたのは運良く破壊をまぬがれたステンドグラスたち。
 

 

 

ステンドグラス美術館(旧高橋倉庫)
小樽芸術村 北海道小樽市色内1丁目3-1
【5~10月】9:30~17:00 【11~4月】10:00~16:00

 
 
 
これまで教会で実際に眺める時は、高い場所に飾られていたステンドグラス。
 
こんなに目の前で眺められる機会がなかったので感動しました。
 

 
 
 
もちろん、教会の荘厳な雰囲気の中で実際に飾られているステンドグラスもとても美しいです。
 
・ミュシャが手掛けたステンドグラスが美しい聖ヴィート大聖堂
・火災に見舞われたノートルダム大聖堂の思い出
・アントニガウディの最高傑作サグラダファミリア
・別次元に迷い込んだような聖なる場所バチカン
 

 
 
 
ステンドグラス美術館から徒歩3分先にある別館には、ルイス・C・ティファニーのステンドグラスギャラリーがあります。
 

 

ルイス・C・ティファニー ステンドグラスギャラリー
小樽芸術村 似鳥美術館1F
北海道小樽市色内1丁目3-1
【5~10月】9:30~17:00 【11~4月】10:00~16:00

 
 
ルイス・カムフォート・ティファニーは、アメリカの宝飾デザイナー、芸術家。
 
ティファニーという名でピンと来る方も多いと思いますが、あの高級宝飾店ティファニー社の跡取りとして生まれました。幅広い芸術活動をする中、主にガラス産業、教会用ステンドグラスで成功を収めます。
 
ここには、実際にアメリカの教会で使用されていたステンドグラスが展示されていました。
 

 
 
 
ヨーロッパの伝統的なステンドグラスは、ガラスの表面に絵付けが施されているのに対し、ティファニーの作品は、ガラスの素材で表現するのにこだわっています。
 
波打つような質感があるヘリンボンガラスで天使の羽模様を表現したり、3枚にガラスを重ね、神秘的な奥行きを生み出しました。
 

 
 
 
ちなみに、美術館の絵画でよく見かける身体がなく顔に羽が生えたような天使
 
ずっと気になっていたのですが、ケルビム(智天使)という名前があることを今回はじめて知りました。
 

 
 
 
智天使ケルビムは、天使の階級で第2位に位置づけられる程とても位の高い天使なんだそう。
 
天使の場合、地位が下の方ほど人間の形に近くなっていくそうで、ケルビムは人間とはほど遠い、神に近い上位の存在であることを表しているのでしょう。
 

 
 
 
ここまでステンドグラスを贅沢に堪能できる場所は、数少ないのではないでしょうか。
 
小樽に好きな場所が、もう一つ増えました。
 

 
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