火災に見舞われたノートルダム大聖堂の思い出 #パリ

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先週の4月15日に、火災に見舞われてしまったノートルダム大聖堂
 
今年で856歳でした。あまりの長さにピンと来ないかもしれませんが、日本でいうと平安時代。
 
平清盛と源義朝の”平治の乱”が起こった3年後に建築がはじまったと聞くと、その歴史の長さを感じるでしょう。
 

 
 
 
6ヶ月前に1人で訪れたとき、12世紀から存在することに感動したばかりでした。
 
入場する前から、正面ファサードにある”最後の審判”の彫刻の精巧さに見惚れたものです。
 

死者たちが生前の行いを審判され、天国か地獄行きか選別する”最後の審判”
 
 
 
バラ窓をはじめとする美しいステンドグラス、宗教美術、ひとつ、ひとつ立ち止まってはずっと眺めているものだから全然、前へ進まない。
 
時間が止まったように神聖な空間にじっと佇(たたず)んたり、気付いたら数時間も経っていました。
 

 

奇跡的に無事だったと言われる北のバラ窓ステンドグラス
 

 

キリストの生涯を描いた障壁彫刻
 
 
 
ノートルダム大聖堂は単なる観光名所ではなく、ナポレオン一世の戴冠式も行われたりフランス史において重要な文化遺産。
 
消火活動中、讃美歌を斉唱していた市民たちの姿からフランス人にとって大切な心のよりどころなのだと伝わってきました。
 
この歴史的危機はフランス革命時、破壊の対象になったとき以来といっても過言ではないでしょう。
 

 

 
 
 
20〜30年乾燥させた木材が必要ということをはじめ、再建には数十年かかると言われているそう。
 
全焼は免れ、パイプオルガン、聖堂内に納められていた”いばらの冠”など多くの聖遺物は運び出されて無事でした。
 
焼け落ちてしまった96メートルの尖塔(せんとう)の先端に取り付けられていた風見鶏の像が、なんとがれきの中から発見されたりという奇跡も起こっています。
 
その中でも、4年前にアメリカの研究チームがノートルダム大聖堂の3Dマップを採っていたという再築の手掛かりになる朗報も。
 

 
 
 
また数十年後、再び訪れることを楽しみに日本から再建を応援していきたいと思います。
 

 
 
 
永遠にずっと存在すると思っていたノートルダム大聖堂
 
訪れたい場所、会いたい人やもの、”いつか”ではなく今、行動するべきなのだと改めて思わされます。
 

 
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