自分のルーツを知ろう。受け継がれた人生の重み。

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祖父母たちのこと、先祖のこと、自分のルーツを知っている人はどれだけいるのだろう。
 
ファッションやカルチャー情報ではなく、今日は忘れがちになってしまう大切なものに焦点を当ててみました。
 
夢や目標に向かう事も人生を充実させるものになるけれど、側にある大切なものを見失わないようにしよう。それが当たり前の存在ならなおさら置いてけぼりになりがち。
 
もし何年も祖父、祖母に会っていなかったら会いに行こう。自分の一家のルーツを知らなかったら今のうちに聞いておこう。
 
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6月に入った先日、祖母の訃報が届き生まれ育った釧路へ帰ったときのこと。
 
札幌での生活がすっかり日常になってしまい懐かしい潮風を浴びた時、まるで遠い昔のように感じてしまった。今の日常が全てになってしまい、自分自身の原点となった生まれ育った街、思い出をもっと大切にしたいと反省させられた。
 
5年も会っていなかった祖母。最期に会えなかった、健在のうちに色々聞けば良かったと沢山の後悔がつのる。そのうち会いたいと思っているうちに永久に会えなくなってしまった祖母。
 
そのうちではなく、すぐに行動しないといけない。当たり前はずっと続かず人生は無常なのだということを実感させられた。
 
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大正から平成まで生きた祖母の人生はどんなものだったのだろう。祖母がどこで生まれたのか今回はじめて知ることになる。
 
今回、祖母の弟たちにはじめて会い、線香番をしている間これまでの思い出話を聞かせて貰った。
 
それを聞いていくうちに祖母の命を受け継いだ今、祖母に恥じない人生を送りたいと思った。
 
私の中に祖母の血が流れている。自分だけの命だけではない、どんなことがあっても人生を生き抜くという強さをくれた。
 
 
お葬式自体はとても暖かく家族や親戚のありがたみをこんなに感じたことはなかった。
 
親族全員が集まる機会はなかなかなく、こうして一族の絆を改めて実感出来たのは92歳まで生きた祖母からの最後の贈り物だと思いました。
 
祖父と祖母が作り上げた一族、こんな家族を私も持ちたいと思った。
 
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そして、札幌へ帰る前に会ったもう1人の祖母。住んでいる家は変わっていなく私が幼少期を過ごした昭和の面影はそのまま。風化していた記憶が鮮明に戻っていく。
 
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上京してしまったり、それぞれ違う場所で暮らす孫たち。もう孫は誰も訪れないと思っていたと話す102歳になる祖母の言葉に思わず涙がこぼれる。
 
数年前に明治生まれの祖父の最期に会えなかったことを今でも悔やむことがある。
 
子供時代、あんなに会っていた祖父母も大人になると会う時間が減っていく。今の生活に追われ祖父母に会いに行く時間を作らなかったことを反省させられた。
 
とても嬉しそうな祖母の顔。人生で貰って1番嬉しい贈り物、最高のプレゼントは“時間”だということに気付かされた。本当に大切な人には物を送るより、なるべく直接会いに行く時間を作ろう。
 
 
帰る前に昔の写真を見せてもらう。簡単に携帯で写真を残せる今と違い、昔の写真はもっと特別で重みがある。
 
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どこで生まれたのか。祖父と祖母はどのように出会ったのか、先祖はどんな人だったのか知らない人って多いんじゃないかなと思います。
 
いつでも聞けると思ったり照れくさかったり、そういう改まったことって聞く機会ってなかなか来ない。その機会はもしかしたら、もう来ないかもしれないし、聞ける時に聞いておこう。
 
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先祖代々受け継がれて今ある私の命。それまでのストーリーを聞くと私の人生は受け継がれたものなんだと重みを実感する。
 
 
 
帰り際、もう30歳もとっくに過ぎた私にお小遣い。渡してくれた優しい目つきのそれは20年前と変わらない。すっかり大人になったけれど祖母にとってはいつまでも孫なんだ。それはお金ではなく深い気持ちがこもったもの。
 
宝物が1つ増えた。
 
このお小遣いはきっと使えない。
 
 
 
 
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