【エジプト】ナイル川に浮かぶ世界遺産フィラエ神殿へのボート交渉術

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こんにちは、ブロガーのMAYU(@mayu1224eve)です。
 
前回からずっと続いているエジプト旅行記に長々とお付き合いいただきありがとうございます。
 
今回は、エジプト南部の町アスワンにあるフィラエ神殿について。
 
チケット料金は決まっているものの、そこまでに辿り着くのに交渉が必要というめずらしい場所でした。
 

フィラエ神殿

 

 
 
フィラエ島にあるフィラエ神殿(イシス神殿)は、アスワンダムが建設された後、約1年間も水没した状態でした。
 
あのアブ・シンベル神殿もユネスコが救済した神殿として有名ですが、フィラエ神殿も1980年にユネスコによって救済された神殿なのです。
 

 
 
フィラエ神殿は紀元前305〜30年頃と比較的新しい神殿のため、レリーフ(壁画)をはじめ保存状態がとても良くて見応えたっぷりでした。
 
ナイル川に囲まれた島の上に建っているのもロマンがあって素敵…!
 

 

 

 
 

入場料金

 

 
 
エジプト南部の町アスワンにあるフィラエ神殿は、アスワン市街からツアーやタクシーで訪れるのが一般的。
 
入場料金は2023年12月時点で450EGP(エジプトポンド)で、日本円だと約2,000円(1EGP=4.6円で計算)でした。
 
観光客価格と現地人価格で分かれているのですが、現地人価格は40EGPと10倍以上もの価格差!!
 

左が観光客価格・右が現地人価格

 
 

ボート交渉術

 

 
 
ナイル川に浮かぶ島にあると聞いていたフィラエ神殿
 
チケットを購入して、いざ入場したら目の前には広がるナイル川とボート乗り場。
 
なるほど…ボートで島まで向かうんだな…と思っていたら、チケットにはボート料金が含まれていないという事実が発覚。
 
連日、水を買うにも移動するにも何でもかんでも交渉・大喧嘩・交渉…で疲弊していたわたしは「またここでも交渉か….」とがっくりきたのでした。
 

 
 
他のツーリストと一緒に乗り合わせようとしたのですが、ほとんどツアー客の貸切ボートで個人旅行は自分たちだけ…
 
ここで普通に船長さんに料金を聞いても、ぼったくり価格を提案されるのは明らか
 
数年単位で料金がかなり上がってきているエジプト。
 
ここ数年のネットやSNSの情報も古くなっている場合が多いため、現在のボート料金の相場が全くわからない…!
 

 
 
そこで、欧米人のツーリストたちがちょうど島の観光から戻ってきたため「ボートの料金はいくらだった?」と訊ねる作戦に。
 
「わたしたちはツアーで全部込みの料金になっているからボートの料金はわからないの…」と言われ、諦めかけたその時!
 
そのうちのひとりがツアーガイドに聞いてくれたらしく、わざわざ戻ってきてくれて相場を教えてくれました。
 
「だいたい往復で250〜300EGPだと思うよ!」っていうことで、これを参考に交渉。
 
やっぱり最初はなかなか通りませんでしたが「他の人たちから、これぐらいの金額って聞いてるよ!」って練り続ける。
 
結果的に、往復300EGPで交渉がまとまりました。
 
これは2人の場合なので、大人数や1人だとまた料金が変わってくると思います。
 

 
 
ここで、ボートについての注意点をまとめてみたので少しでも参考になれたら幸いです。
 
1. 同じタイミングで乗ろうとしてるツーリストがいたら、シェアして一緒に交渉しないか訊ねる
 
2. 戻ってきたツーリストたちに、いくらでボートに乗ったのか訊ねて、だいたいの相場を知る
 
3. 往復で乗るため、船長さんの待ち時間込みで30分単位や1時間単位で料金が変わってくる。ゆっくり観光したいなら1時間以上がおすすめ(ボート移動は約15分)
 
4. 帰りも同じボートに乗るため、きちんと覚えておく(ボートの見た目が似ているので写真を撮っておく)
 
ちなみに戻るとき、自分たちの乗ってきたボートが見当たらなくて途方に暮れていたら、お土産を売っていたおじさんが一生懸命探してくれました。
 
騙そうとする人も多いけれど、底抜けに優しい人もとても多いエジプト。その差の激しさに滞在中は常に心を揺さぶられっぱなし。
 
価格交渉やぼったくりは大変だけれど、やっぱりエジプトは素晴らしいに尽きるのです….
 

 

この記事を書いた人

平 真悠子
NYLONブロガー10年目・北海道出身。ECサイトやLP制作をしている耳の聞こえないデジタルノマド。このブログでは主に訪れた国の情報や旅の思い出を発信しています。みなさんの旅のちょっとしたライフハックになれたら幸いです。
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