【カサ・バトリョ】どのチケットを購入したら良い? 3種類のチケットを徹底比較!
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こんにちは、ブロガーのMAYU(@mayu1224eve)です。
バルセロナと言えば、モデルニスモ建築、中でもサグラダ・ファミリアをはじめとするアントニ・ガウディの作品が有名ですよね。
6年ぶりとなる今回のバルセロナ滞在では、市内に点在するガウディ建築群をじっくり回ってきました。
ガウディ建築を巡って感じたのが、それぞれのチケット種類の多さ!
わたしがそうだったように、どのチケットを予約しようか迷ってしまう方も多いはず。
この記事ではカサ・バトリョのチケットの種類とおすすめ点について紹介していきます。
カサ・バトリョは、もともとガウディの建築教授だったエミリオ・サラ・コルテスによって建てられたネオクラシック様式の建物でした。
しかし、所有主であるバトリョ家の人々は、この建物の堅苦しいスタイルが気に入らなかったため、当時、大人気を博していたアントニ・ガウディを雇うことにしたのです。
バトリョ氏が希望していた建て替えではなく、ガウディが提案した増改築によって、世界で唯一のユニークな建物へと生まれ変わりました。
カサ・バトリョのチケットは全部で3種類。英語表記となりますが、公式サイトから購入するのが1番おすすめです。
公式サイトで事前予約すると4ユーロ割引となり、当日券よりお得に!
2. A WINTER NIGHT(冬の夜間限定)
3. BE THE FIRST VISIT(早朝ツアー・オンライン限定)
※チケット名は英語表記の場合※
早朝・夜間以外の見学なら、一般チケット「GENERAL VISIT」を予約することになります。
わたしが今回迷ってしまったのが、BLUE 29€〜・SILVER 37€〜・GOLD 39€〜と3つのランクに分かれていたことでした。(料金は時間帯により変動)
SILVER・GOLDに共通した見学内容を下記にまとめました。
自然観察に没頭していたガウディの少年時代に浸ることができるガウディドーム
1,000枚以上のスクリーンを備えた最新の映像技術と回る通路の組み合わせで、仮想現実にいるかのような没入体験ができます。
建物の秘密をすべて知っているコンシェルジュ
広げられた書類に壁にかけられたコート…完全に再現されたコンシェルジュルームは、まるで当時の時間がそのまま流れているかのよう。
実際にある空間に魔法のような映像投影が流れていて、まるでハリーポッターの世界観でした。
拡張現実とは、現実世界にCGを組み合わせて仮想空間を作り出す技術のことでARとも呼ばれています。
BLUEチケットにはオーディオガイドはあるものの、タブレットは付属しません。
実際の部屋は家具等が撤去されているのですが、タブレットをかざすと当時の部屋が再現され、タイムスリップした気分が味わえるのです。
さらに、ガウディがデザインに込めたインスピレーションが映像でわかりやすく再現されるので、ガウディ建築についての理解もより深まります。
亀の甲羅を思わせる天窓にタブレットをかざしてみると、亀が飛び出し泳ぎはじめたりと楽しい仕掛けがたくさん…!
実際に目前にあるガウディ作品をより楽しむためのヒントを、タブレットが教えてくれます。
GOLDチケットのメリットは優先入場・日付変更・無料キャンセルができること。
旅行中は、何かとスケジュール変更も起こりがち。
SILVERチケットと2ユーロしか変わらないので、安心したい方はGOLDチケットで保険をかけるのが良いかもしれません。
GOLDチケット限定で見学できるルームがこちら。
バトリョ家の書斎やベッドルームといった住居空間が再現されていました。
20世紀初頭のブルジョワ階級の人たちの家具やインテリア、当時の空気を垣間見ることができます。
地中海からインスピレーションを受けたと言われる光と色に溢れたカサ・バトリョ
室内にいるのに、まるで海の中を漂っているかのような癒し体験の連続..
水中に潜ってみたらキラキラと揺らめく景色が見えたりするように、ふとした自然の美しさ・幸せを見つけることの大切さを改めて認識できました。
ガウディが少年時代に感じたインスピレーション映像が流れるガウディドーム(SILVER・GOLDチケット限定)
体が弱い少年だったガウディは、自然の観察に没頭する日々を過ごしていたそう。
その体験があるからこそ、自然の造形を取り入れた天才的なスタイルが形成されたのです。
日本ではさかなクンに代表されるように、やっぱり子供時代からの「好き」って強いなぁ…
周りにいる子供の好きや夢中を伸ばしてあげられる大人でありたいと思いました。
最後の締めくくりとして体験する360度の映像に囲まれたガウディキューブも圧巻!
まさか、140年以上前から存在する世界遺産で、AR(拡張現実)をはじめとした最新技術が投入されているとは驚きでした。
こちらはBLUE・SILVER・GOLD全てのチケットで体験することが出来ます。
時間を忘れて夢中になってしまい、ふと時刻に目をやると3時間も経っていました。(平均所要時間は1時間半〜2時間だそう)
ちょうど屋上に辿り着く頃には綺麗なサンセットが…!
SHOPでの買い物も楽しんでしまい、外を出る頃にはすっかり真っ暗。
冬限定のライトアップで照らされたカサ・バトリョはとても煌びやかでした。
ガイコツのようなバルコニーがより浮かび上がっていて「骨の家」と呼ばれる理由がよくわかります。
冬の夜間限定A WINTER NIGHTというチケットは、室内がプロジェクションマッピングで照らされ、昼間とは違った表情を見せてくれるそう。(23-24年度は2月18日まで)
早朝に見学出来るBE THE FIRST VISITチケットもあり「観光したい場所がたくさんで時間がない…」という方には早朝と夜間チケットを選ぶことで有効に時間を使えるでしょう。
以上、カサ・バトリョのおすすめチケットについてでした。
この記事を書いた人
平 真悠子
NYLONブロガー10年目・北海道出身。ECサイトやLP制作をしている耳の聞こえないデジタルノマド。このブログでは主に訪れた国の情報や旅の思い出を発信しています。みなさんの旅のちょっとしたライフハックになれたら幸いです。
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