美しい曲線の秘密に感動した【カサ・ミラ】チケットの種類とおすすめポイント

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こんにちは、ブロガーのMAYU(@mayu1224eve)です。
 
バルセロナ市内に点在しているアントニ・ガウディの建築作品たち。
 
前回のカサ・バトリョの記事に続いて、今回はカサ・ミラについて書いていきたいと思います。
 
カサ・ミラは、カサ・バトリョから徒歩6分先にあり、同じグラシア通りに位置していることから合わせて観光する方も多いでしょう。
 
どちらも邸宅ということは共通しているのですが、カサ・バトリョとは全く違った感動が待っていました。
 

カサ・ミラとは

 

 
カサ・ミラは、実業家のペレ・ミラ夫妻からの依頼によって、1912年グラシア通りに建てられました。
 
直線部分がなく、波のような美しい曲線で造られたカサ・ミラ。
 
ところが、優雅なグラシア通りに出現した大きな石の塊と笑われたり、石切り場(ラ・ペドレラ)というニックネームを付けられたりと、当時は市民に受け入れられませんでした。
 
今でこそ世界遺産であり、アントニ・ガウディの集大成作品と賞賛されていますが、かつては世間の嘲笑の対象だったのです。

住所 : Passeig de Gràcia、92 08008 Barcelona, Spain
最寄り駅 : Diagonal
営業時間 : 9:00〜18:30
夜間営業 : 21:00〜23:00
※期間により営業時間の変動があります※

 

チケットの種類

 
カサ・ミラのチケットは全部で9種類。(2024年1月現在)
 
英語表記となりますが、公式サイトから購入するのが1番おすすめです。
 
公式サイトで事前予約すると、チケットによっては2ユーロ割引とお得になることも。
 

一般チケット
1. La Pedrera Essential(日時指定する一般チケット) 28€
2. La Pedrera Open Date(いつでも入場可能な一般チケット) 45€
3. La Pedrera Full Experience(一般チケット+仮想体験) 38€
4. La Pedrera Virtual Experience(仮想体験のみ) 15€

 

夜間・早朝チケット
5. La Pedrera Night Experience(夜間ツアー) 39€
6. La Pedrera Sunrise(早朝ツアー) 39€
7. La Pedrera Essential & Night Experience(昼と夜間ツアーのセット) 49€

 

その他チケット
8. La Pedrera Premium(特別部屋が見学できるプレミアムツアー) 120€
9. La Pedrera & Sant Pau Art Nouveau Site(カサ・ミラ+サンパウ病院のセット) 32€

※チケット名は英語表記の場合※

 
種類が多くて迷ってしまいますが、早朝・夜間以外の見学ならLa Pedrera Essential(日時指定する一般チケット)を予約するのが一般的です。

仮想体験ができるチケットLa Pedrera Full Experienceもおすすめ!

 
わたしはこのチケットを今回予約したので、仮想体験についてご紹介します。
 

MRゴーグル+仮想体験

 

 
MRとは、現実世界とホログラムを組み合わせて仮想空間を作り出す技術のことで複合現実とも呼ばれています。
 
MRゴーグルは初体験だったのですが、自分の手の動きに反応したり、現実世界の形状に合わせてホログラムが重なるのがすごい…!
 
ここだけの特別な資料やストーリーに触れたり、一般公開されていない中2階を訪れることができるのも、このチケットの特権です。

MRゴーグルをかけると現れるホログラムがきれい!

 

現実世界とホログラムが融合した仮想空間

 

賃貸住居スペース

 

 
メインフロアに住んでいたミラ夫妻以外の住人たちは賃貸でした。
 
賃貸といってもエレガントな部屋からも見られるように、住んでいた人たちはブルジョワ階級の人たち。
 
当時の家具や設備が再現され、20世紀初頭のブルジョワ階級の人たちの暮らしぶりを知ることができます。
 

 
カサ・バトリョと違い、シンプルな造りだなぁと感じたのですが、建設中にミラ夫妻と揉めていたことからガウディはこの設計部分には関わっていないそう。
 
驚いたのが、現在でも賃貸住宅としての役割を果たし続け、住んでいる人がいることでした。
 

 
 

カサ・ミラのここが良かった!
屋上の美しさの秘密

 

 
カサ・ミラといえば、山の峰々のような美しい曲線の屋上ですよね。
 
美しい曲線の秘密は、屋上の真下にあたる屋根裏部屋に隠されていました。
 

 
まるで巨大な生き物の肋骨を思わせる、300点近くあるレンガ造りのアーチ。
 
そう、クジラのお腹をイメージして形成された屋根裏なのです。
 

 
レンガで作られた肋骨が、あの屋上の起伏を作り出していたのでした。
 

 
 

屋上から見えたサグラダ・ファミリア

 

 
バルセロナの空が刻々とオレンジに染まっていく中、ふと見つけたのがサグラダ・ファミリア!
 
アーチの中にちょうどおさまっていて、まるで絵画みたいで感動しました。
 

 
後日知ったのですが、どうやらここは人気のフォトスポットで、ハイシーズンだと写真を撮るのに並ぶそうです。
 

 
 

自然への回帰

 

 
自然をそのまま建物にしたというカサ・ミラ
 
ガウディならではの天才的なオリジナルティは、現代から見ても独創的で超越したアイデアに見えますが
自然への回帰に他ならないのです。
 
自然の中に幾何学的な調和を見いだし、作品に取り入れたガウディ。
 
カサ・バトリョでも感じたように、ガウディの自然への敬意と愛が感じられてとても感動しました。
 

 

 
 
よくネット上で見かける「カサ・バトリョとカサ・ミラどっちを見学したら良い?」という比較記事たち。
 
実際にどちらも訪れてみて感じたのは、それぞれの良さがあって選べない…!というのがわたしの結論でした。
 
もしも時間が許すのなら、どちらも見学してみることを是非おすすめしたいです。

 

この記事を書いた人

平 真悠子
NYLONブロガー10年目・北海道出身。ECサイトやLP制作をしている耳の聞こえないデジタルノマド。このブログでは主に訪れた国の情報や旅の思い出を発信しています。みなさんの旅のちょっとしたライフハックになれたら幸いです。
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