自然の力を改めて実感した軽井沢滞在記 #娯楽を人に求めずして自然に求めよ
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こんにちは、道産子ブロガーのMAYUです。
記録的な猛暑が続いた日本各地。札幌では36.3度と観測史上最高気温を更新。
東京と北海道を往復する夏を過ごしたのですが、どちらも気温が変わらないという不思議さ。クーラー普及している東京の方がまだ過ごしやすい…..と言う逆転状態が起こってしまう始末でした。
そんな猛暑から逃れるように先日はじめて訪れた軽井沢。さすが避暑地と呼ばれているだけあって、涼しくて快適でした。
まるでジブリの世界観だなぁ..と感動していたら、風立ちぬの舞台と聞いて大納得!
今回、友人のペンションに滞在させて貰ったのですが、ベランダから眺める毎日の景色までが最高。
熊出没注意の看板も見かけたりキツネも出ることから北海道にどこか似ていて、落ち着く町でした。
コンビニが23時で閉まるのに驚いていたら、ここ軽井沢は23時から6時まで深夜営業してはいけないルールがあるそう。
そこで軽井沢で生まれ育った友人から教えて貰ったのが、かつて宿場町であったことから男性を相手にする風俗営業も行われていたとか。
避暑地として軽井沢の魅力を広めようとした外国人宣教師によって深夜営業が禁止され、健全な高原リゾート地として生まれ変わったのが今の軽井沢なんだって。
そんな軽井沢では「娯楽を人に求めずして自然に求めよ」という言葉が浸透しているそう。
都会には都会の魅力や良さがあるけれど、限度を超えて夜の遊びに傾倒してしまう落とし穴もある。
自分への戒めともなる言葉のひとつとして、わたしの心に深く刻まれました。
たくさんの魅力的な場所が点在している軽井沢。
今回、軽井沢を案内してもらった中で特にわたしが気に入った場所を紹介したいと思います。
塩沢湖(シオザワコ)をぐるりと囲んだリゾート施設・軽井沢タリアセン
カモの親子がたくさん泳いでいたり、湖畔の風景の美しさに心を打たれました。
中でも素敵だなぁと感動したのが塩沢湖のほとりに建っていた睡鳩荘。
睡鳩荘(すいきゅうそう)は、かつて昭和6年に建てられた実業家・朝吹常吉の別荘。
湖畔のほとりに建つ別荘…まるで物語に出てくるような世界観がそこには広がっていました。
豪華なのに、どこか素朴さを感じさせる落ち着く広いリビング。
ここで一家が夏休みを過ごしていたなんてとても憧れます。
こちらも、かつては小説家・有島武郎の別荘だった一軒家を移築したカフェ。
まるでここから物語がはじまっていくような、夏の緑に大きく囲まれた入り口が迎えてくれました。
店内は当時を垣間見れるノスタルジックな空間で、風が気持ちよいテラス席もあります。
ドリップで丁寧に淹れられた深煎りコーヒーがとても美味しく、すっかり優雅な気分。
大正モダンな空間で友人と語り合う..そんな素敵な夏の思い出が出来ました。
以前は文化人の別荘が立ち並ぶ、高級なリゾート地という自分とは遠いイメージだったのが、今ではすっかり軽井沢の魅力にどっぷり浸かってしまいました。
軽井沢編は次回の記事にも続くので、またお付き合いいただけたら嬉しいです。
この記事を書いた人
MAYU
NYLONブロガー9年目・北海道在住。ECサイトやLP制作をしているノマドワーカー。最近はワーケーションで訪れた街や旅の思い出を書いています。旅のちょっとしたライフハックになれば幸いです。
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