マスクをめぐる動きとマスクの歴史 #mask

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[photo by https://www.tpa-kitatama.jp/index.html]
 
 
 
これまでマスク文化がなかった国々までマスクを付ける習慣が普及していき、マスクをつけることが日常になってきた今。
 
シャープがオンラインでマスクの抽選販売を開始するも倍率117倍だったりと、不織布マスクが手に入りにくくなりマスク事情は現在、目まぐるしく動いています。
 
日本においてマスクが普及したきっかけは約100年前にさかのぼります。
 
第一次世界大戦中の1918年(大正7)から約2年間にかけ猛威を振るったスペイン風邪(スペインが発生源という訳ではなくスペインでの流行が大きく報じられたため)
 

治療を受けるアメリカ・カンザス州陸軍基地の兵士
[Photo by wikipedia]

 
 
 
日本では約2400万人が感染したスペイン風邪。
 
感染防止の最大の予防は、やはり現在と変わらずマスクが重要でした。
 
当時、内務省衛生局が配布したポスターがこちら。
 
“マスクをかけぬ命知らず!”
 
刺激的なキャッチコピーが目を引きます。
 

[Photo by 国立保健医療科学院図書館所蔵 内務省衛生局「流行性感冒」(1922.3)]
 
 
 
このポスターに見られるように当時のマスクは黒がベーシックでした。
 
黒マスクと言えば、ここ数年で見かけるようになりファッション性もあるイメージだったので、これがとても意外。
 

[photo by https://www.tpa-kitatama.jp/index.html]
 

[photo by 1930年代~1960年代写真集 昭和の残像 http://www1.ttcn.ne.jp/~JIBUNSHI/index.htm]
 
様々な変化を経て、現在でも見られる白いガーゼマスクが主流になったのは、戦後間もない昭和23年頃からです。
 
今や品薄となっている不織布マスクが広まったのは90年代に入ってからでした。
 
花粉症や感染予防という本来の使用目的だけじゃなく、女性のすっぴん隠しやファッションアイテムの1つとしてサブカル的な要素も含まれてきました。
 
そして、今、またマスクの歴史が動いてきています。
 
不織布マスクが手に入りにくくなったことにより、布マスクが様々なファッションブランドから沢山展開されはじめました。
 


 
オンラインで注文をしたら、無料のマスクも合わせて送付してくれるサービスをはじめたところも出てきています。
 


 
ビリー・アイリッシュ、ジャスティン・ビーバーなど人気アーティストが属している米ユニバーサルミュージックではWe’ve Got You Coveredというプロジェクトを立ち上げ、アーティストロゴなどがデザインされたマスクを販売開始しました。
 
日本からも購入可能で、売り上げはチャリティ財団に全額寄付されます。
 


 
そして、日本でもアートとマスクを繋げるThe Masksというプロジェクトが発足。
 
プロジェクトによる収益の50%が日本赤十字社へ寄付されます。
 
国内外で活躍するアーティストたちのマスクをキャンバスにした個性的な作品がこれからリリースされる予定です。
 
ますます、これからのマスク事情に目が離せません。
 


 
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