自由と平和の想いが詰まったジョンレノンの壁 #プラハ
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ここはチェコ、プラハ。
モルダウ川に架かるカレル橋の階段を下に降りて路地を歩いていくと、重厚感のある建築物が並ぶ街並みから一転、近代を感じるカラフルな壁が現れます。
John Lennon Wall
チェコ国民の自由の象徴となっているジョンレノンの壁
1948年から1989年までの共産主義時代、自由を抑圧されていたプラハの市民たち。
元々、この壁は共産主義政権への批判、自由を求める人々の叫び….と、抵抗や反乱を象徴する場として知られていました。
[ John Lennon Wall Velkopřevorské náměstí, 100 00 Praha 1, チェコ ]

1980年にジョンレノンが凶弾に倒れて以来、ファンが哀悼を込めてジョンレノンやビートルズの絵や歌詞が書き込まれるようになっていき、ジョンレノンの壁と呼ばれるようになったのがはじまりです。
何度か警察や政府によって塗り潰されても、翌日にはあっという間にメッセージや絵で埋め尽くされたそう。
それは、1989年に起きたビロード革命によって共産党政権が崩壊するまで続きました。
※ビロード革命
共産党支配を倒した民主化革命。大きな流血に至ることは起こらなかったことから、柔らかなビロードの生地にたとえて名付けられた。
共産主義国だったチェコ
日本人にとっては馴染みのない共産主義。
チェコは民主主義になってから、わずか30年しか経っていません。EUに加盟したのも2004年でつい最近の出来事です。
個人資産を取り上げられたり、国外旅行の規制、言論の不自由、読める出版物も限られていました。
チェコは最近になって女子旅でも人気の場所として取り上げられるようになりましたが、共産主義時代の歴史を知るには興味深い国という一面もあります。


何故、ジョンレノンの壁?
実は、ジョンレノン自身はプラハを訪れたことがありません。
ちなみにオノ・ヨーコは2003年にプラハを訪れたことがあり
私たちのハートはひとつ。ジョン、愛している、YO
とメッセージを残しました。

give peace a chance
心から平和を願い愛を謳っていたジョンレノン。
情報があまりなく私自身わからない部分もあるのですが、当時の若者がきっとジョンレノンに共鳴するものがあったのでしょう。
ビートルズの絵やメッセージを書き、平和や自由への想いを託していったといいます。


現在の壁の姿
現在のジョンレノンの壁は、今の世代の新しいメッセージが書き込まれています。
革命から25年経った2014年にビロード革命25周年記念として白く塗り直されたからです。
現在は新しく上書きされた姿ですが、現在でも当時の背景を思い出させる特別な場所となっています。
私が訪れた日もたくさんの観光客が訪れていて、世界中の言葉がたくさん残されていました。
メッセージの書き込みが認められているので、プラハを訪れた時は自分の想いを残してみてはいかがでしょうか。


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