美術と歴史とフランス革命、現代アートシーンを肌で感じたフランス #france
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フランス滞在中はストライキで交通面が止まり沢山歩いた。ストライキはフランス革命をきっかけに獲得したフランス人の権利だと言われている。
こうして現在まで影響しているフランス革命や文化を肌で感じたり、歴史に沢山触れたフランス。
セーヌ河とエッフェル塔
凱旋門からエッフェル塔までゆっくりと徒歩で散歩した夜のフランスの街並み。アレクサンドル3世橋から見渡すセーヌ河とエッフェル塔がとても綺麗だった。
ルーヴル美術館
現在、六本木でルーヴル美術館展が開催されていたり、もはや説明不要の世界で最も入場者数が多い世界最大級の美術館。
モナリザなど遠い学生時代の教科書で見た美術が現実に目の前に。
ルーヴル美術館はかつて王宮として使用されていた宮殿だったのもありナポレオン3世が過ごした部屋まで残っている。
まさに豪華爛漫とはこのこと。
ルーヴル美術館は予想をはるかに超えあまりにも巨大過ぎて1日じゃとても足りない。
マップと何回も睨めっこし迷いながらなんとか全部回れたけれど、じっくり見るなら1週間以上かかると言っても過言じゃない。
ヴェルサイユ宮殿
実はヴェルサイユに行く為に早起きした日、40ユーロも騙されストライキで地下鉄が止まるというトラブルにあった。タクシーもなかなか捕まらずに3時間以上も歩いてようやくヴェルサイユ地区のマップが現れたときは、つい涙が溢れた。
宮殿はとても豪華だったけれど、わたしは特にマリーアントワネットの離宮プティトリアノンが一番印象的だった。
宮殿での堅苦しい生活から離れて心許せる人と過ごした離宮。
ところどころに残るマリーアントワネットの繊細な思い出。14歳でフランスに嫁ぎ、フランス革命に翻弄され散ったマリーアントワネットの心境を想像してみる。
朝からトラブル続きでヴェルサイユに着いたのは夕方でとても時間が足りなかった。朝から見たとしても全部回れそうにない広大な憧れのヴェルサイユ。
10月にドイツへ行くので、国境を超えて隣国フランスへリベンジしようかとても迷っている。
モンサンミッシェル
世界遺産がある島内に宿泊するという貴重な経験をしたモンサンミッシェル。ディスニー映画の塔の上のラプンツェルのモデルにもなっている。
パリから日帰りで訪れる人も多いけれど、是非1泊はして島を探索してみて欲しい。
誰もいない深夜や早朝の島内はとっても幻想的。日本から持ってきた懐中電灯もここで大活躍。
暮らすように過ごしたアパルトマン
フランスといえばアパルトマン。
フランス滞在中は今やすっかり定番となったairbnbでずっとアパルトマンを借りて滞在していた。→フランスでのアパルトマン滞在記
建物自体はとても古くエレベーターもフランス映画に出てくるような旧式のもの。それなのに部屋はとても綺麗で近代的。
アパルトマン暮らしでは古くからの建物、物を大切にして清潔感を保っていくという理想の暮らしを学んだ。
Lyon発信ブランド
南フランス、リヨンで出会ったARPENTEURというブランドを手掛けているマークとローレン。この2人は従兄弟。
日本のセレクトショップでも取り扱われていて、どのように並べられているのか実際にその日本のお店にも足を運んだんだって。2人とも過去は異業種の会社で働いていたそうで無知からスタートした話を聞きチャレンジ精神が刺激された。
服はシンプルで洗練されていて、シルエットや生地にとてもこだわりを感じた。
生地もこのように作られているんだよって工場の映像も見せてくれたり、60-70年代のフランスの伝統を大事にしながらトレンド関係なく長く着られるようにという想いを込めているんだって。
デザインから生産まで一貫して全てMADE IN FRANCEというこだわりがあり大量消費社会の今を見つめ直させてくれる。
タグの絵もまた素敵だねって言ったら50-70年代フランスコミックのティストを意識しているんだって。タグやピンバッチといった細かいディテールまでこだわりが行き届いていて思わずため息が出る。
Lyonのアートシーン
またこのリヨンの街でイラストレーター、デザイナーでもあるアーティストのジェレミーに出会った。
写真はジェレミーから貰った昔のフランスのSF・ホラー漫画雑誌メタル・ユルラン。アメコミとまた違った独特の味で配色も斬新で漫画というよりアート。
日本で言えば月刊漫画ガロみたいだねって話もしたり国や文化の違いを話すのが楽しかった。
ジェレミーのアトリエでローカルのみんなで集って絵を描くサークルがやっていて、わたしも集まりに参加させてもらった。
ワインやおつまみを食べながら、純粋に絵を描いて楽しむっていうサークルなんだけれど、即興で書いたとは思えないみんなが書き上げた絵のクォリティにとても驚いた。
LyonのZINEシーン
ジェレミーのアトリエで出会ったグラフィックデザイナーのトニヨ
なんとZINEショップをやっているというので閉店後の深夜に関わらずお邪魔させてもらった。東ヨーロッパをロードトリップしながらZINEを買い付けたり、自ら作ったZINEの説明や想い、トニヨはZINEに対する情熱がとてもある人だった。
トニヨが作ったZINEはアメリカのデトロイトの工場地帯を旅した写真や、リヨンの文化がわかる怪しげな占い師のチラシを集めたもの、その行動力、発想が面白く夜中まで会話は尽きることはなかった。
地中海文化の影響が反映されたものから、とても小さいZINEまで豊富に揃っていた。
リヨンはこんなにファッションにアートシーンが盛り上がっていて、わたしの中で住んでみたい街の1つになった。
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