ericdoaを語りたい::)
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こんにちは
Cocoです
今回は今月の大本命と言える記事です
以前にhyperpopの記事を書いたのですが、(こちらから読めます)
hyperpopといえば!な人にフォーカスを当てていきたいと思います
間違いなく今年も私のspotifyまとめに食い込んでくるであろう彼の名は
ericdoa
バイオグラフィーから楽曲紹介までお付き合いください
以前彼のことを少しだけ書いたのですが、もう好きすぎて単独記事にしたい!というただのエゴです
ほとんどラブコールに近い
バイオグラフィー
Eric George Lopez(エリック・ジョージ・ロペス)はericdoa(エリックディーオーエーと読みます)の名前で活動しています
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アメリカのコネチカット州出身の現在21歳
この記事を書くにあたっていろんなインタビュー動画を漁ったのですが、喋り出したら21歳っぽい無邪気な感じとオタクな感じが出てて結構可愛い
当初はKillericという名前で活動しており、2018年にデビューEP “bleed vol. 1″を2018年にリリースしています
その後すぐにericdoaに改名し、2019年にSoundCloudにてericdoaとして初の “EP DOA” を配信しました
また、彼は当初は公表していませんでしたがDante redというalter ego(もう一人の自分)としても楽曲を配信していました
ericdoaでの楽曲よりももっとアグレッシブでサウンドもよりエクスペリメントされた全く異なるものです
そんな中、彼のコアなファンがericdoaとDante redに共通点があることに気づき、Dante redの中の人はericであることを公表しました
Ericはコミュニティを生み出すのもそれを守るのも上手で、digicoreシーンの中心人物と言っても過言ではないくらいです
digicoreシーンでは、SoundCloudを通してつながったユーザーがもっと親しい関係を作るためにdiscordサーバーを立ち上げて、日常的なコミュニケーションをしたり、snippetを流したり、という流れが多いです
ネット上では割とアーティストとの距離が近く、閉塞的でありながらも共同体意識があるコミュニティではあるので、digicore勢は(若干大衆化されつつある)hyperpopってなんやねんと思っている人も少なくないそう
新しい何かが生まれると派閥が生まれるのも当然のことですね
少し脱線してしまいました戻します
2020年にはericdoaとしての1stアルバム “Puplic Target”、2nd アルバム“COA”をリリースし、2021年にインタースコープレコードと契約を結びました
glaive然り、digicore生まれのほとんど無名だった彼らが大手のレーベルと契約するというのは本当にリスペクトすべき結果だし、若い世代にも夢を与えてくれました
契約後の彼の活動幅は凄まじく、“Fantasize” “lifeline”を含むいくつもの楽曲をリリースし、彼のキャリアを後押しするきっかけとなった “Sad4Whatt” はHBOドラマ Euphoria のセカンドシーズンでサントラとして使用され、Glaiveとのコラボ楽曲を制作するなど、非常にアクティブな年になりました
本人はEuphoriaのセカンドシーズンしか見てないけどMaddy派らしい
ファーストシーズンは結構セクシュアルな場面があって、お母さんが部屋に入ってきた時気まずいからまだ見れてないってインタビューで言ってました
彼の楽曲を言葉で表すとしたら、多岐のジャンルに渡っているので難しいけど、hyperpop, emo-rap, trapのミックスでゲームとかサブカルっぽい音が混ざり込んでいて、遊び心と音的には怒りに満ちたパワフルな感じです
楽曲については後ほど!
彼の一番のお気に入りのタトゥーは右の手の甲にドーンとある ::) のマーク
私も:) ⇦これよく使うんですが、英語でチャットするときのスマイル顔文字です
日本でいう^_^これ
英語はその顔文字が横向きになります
で、彼がよく使うのは::) 目が4つあるやつ
学生時代によく落書きしてたり、普段からメッセージ内で使ったりしていたそうで、過去を見る目と未来を見る目という意味を持たせているらしいです
楽曲紹介
せっかくだからKilleric時代の楽曲を最初に紹介しておきます
今と比べるとだいぶemoとtrapの要素が強い印象
割と別人が作ったように聞こえなくもないけど5年も経てばもはや全然別人ですよね
これがあって今の彼があると思うと感慨深い
そしてこちらがericdoaとして初めて出したEP(前までSpotifyにあったのになぜか聞けなくなってる!)
今のericdoaの土台って感じがしてすごくいい
やっぱり初期から聞き返すと少しずつスタイルが形成されているのがわかりますね
これが1stアルバム
もうほとんどスタイル確立されつつありますね!
成長感じてます
間にシングルがあるにしてもEPは2018と2019、アルバムが2020で制作期間が長めだから色々研究と実験した結果なのかもしれませんね
個人的にはダークな感じから一気に抜け出した Falling From Heavenが好きです
どんどんいきますよ
ここでDante red時代の楽曲を投下したいと思います
ericdoaと比較して聞いてみてください
かなり違う!
今のericdoaっぽさはここから来ているんですね
Dante red のEP D.A.N.T.E. がかなり狂っててやばくて最高なので要チェックです
ここからちょっと複雑な話になります
Dante redはEricの本性を隠すためのalter egoということで活動していたのですが、レーベル契約をするに際してDante redとしての活動に終止符を打ちます
その時にリリースされたのがこちら
簡単にまとめると”アーティスト”になりたい自分とこれまで通りやりたい自分の葛藤を1人2役的な感じの構成
Dante redとしてはこれにて終了
、、、かと思いきや、実はまだ続きがあります
数ヶ月音沙汰がなかったSound Cloudのdante redのページにtest 001, test 002という楽曲がアップロードされたのです
厳密にいうと楽曲ではなくプロローグのようなものです
test 001は心臓の音のような10数秒しかない短いもの
test 002はDante redのクローンを作る実験をしているような声が聞こえてくるもの
そしてtest 002の終盤にはhi I’m dante!のフレーズと共に曲のsnippet(曲の冒頭一部)のような音が!というところでtest 002は終わります
Ericがレーベル契約するときに一度Dante redを殺し、時間が経ってからまた復活させようとしたわけです
面白すぎる、、、
それからどうなったかというと、dante redとしてではなくclone1というページのbreakという曲の冒頭とtest 002の終盤の音が完全に一致するのです
そんなに綺麗に伏線回収してくれるの!?って感じです
しかもその後もclone1はアップし続けてくれて、、、
という流れを解説している動画があったのですが、その動画に対してeric本人がリアクション動画をアップしました
そのリアクション動画でclone1の流れになった瞬間にericが「誰だよこれ!!!」って言い出して、これ俺じゃないよって言うんです
なんでこんなファンが作ったやつ鵜呑みにしてるの?wwwwって
そう、
clone1はまさかの超ハイクオリティーなファンメイドだったんです
clone1の各楽曲ページにはモールス信号の記号みたいなのがキャプションに書いてあったり、ちょっと私も理解しきれていないのですが、danteを作る実験をしていたみたいなストーリーから派生して結構科学とかガバメント系の組織とかのキャラ設定になってて流石に狂気を感じました
一応両方の動画シェアしておきますね
彼のファンとなると彼に似てやっぱりオタク気質な人が多いからちょっと過度な方にいっちゃったんですかね、いやそれにしてもクオリティと設定凄すぎるけど
ericのコミュニティとこの一連の流れが面白すぎるって話です
私も書いておきながらよくわかんないです
でも、hyperpopおよびericdoaを語る上で不可欠なインターネットの世界ならではのエピソードで、なんかゾクゾクしちゃいますね
こうやって新しい文化が生まれるんでしょうね、、
彼の最近の楽曲はhyperpopの楽曲編という記事に書いていますので割愛させていただきます(サボるな)
長々とお付き合いいただきありがとうございました
まじで一刻も早く日本に来てほしい
!!!!!
次回の記事もお楽しみに
Coco::)
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