ハイパーポップでエネルギーチャージ ー概要編ー

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こんにちは

 

Cocoです

 

 

いきなり個人的な話になっちゃうんですが、最近ちょっとだけバタバタしてて気がついたら夜が明けているじゃないか、、なんてことがあります

 

それでも明日はやってくるのでエネルギーを保たなければいけないわけなんですが、エナジードリンクには頼りたくないという謎のポリシーがあるので別の方法で奮い立たせています

 

 

耳から脳へ

 

ハイパーポップでぶち上げてます

 

 

ということで今回のタイトルは「ハイパーポップでエネルギーチャージ」にしました

 

 

概要だけでもボリューミーなので2部構成にしています

今回は概要編、次回が楽曲編です

 

 

書き甲斐あるなあこれは

 

 


 

 

ハイパーポップとは

 

詳細的に書き始めるとそれこそ夜が明けてしまうので簡単な概要になるのですが、ハイパーポップとはポップミュージックに様々なジャンルの要素を取り込み、過激的に誇張したスピード感と音圧が特徴のまさに「ハイパー」でポップミュージックを「超越」した音楽ジャンルです

 

一見(一聴)するとカオスと言わんばかりの音の情報量に困惑してしまうかもしれません

 

私もこのジャンルの良さに気がつくまでに随分と時間がかかったような気がします

 

ジャンルですとは言ったものの、他の音楽ジャンルのように技術や手法に基づいているわけではなく生まれて間もないものなので定義も曖昧なところではありますが、「ポップ」という共通項を持ちながらもカテゴライズされない自由で幅の効くジャンル、はたまた、カルチャーとも言えるでしょう

 

「ハイパーポップ」という言葉が広まったのもここ数年の話で、2019年ごろにSpotifyがhyperpopという用語を使いCharli XCX, 100 gecs, 日本からはTohjiや4s4kiなどのアーティストの楽曲で構成された公式のプレイリストを公開したことで一気に注目度を高めました

 

 

 

 

ハイパーポップの起源は?

 

こちらも起源が明確にあるわけではないのですが、ハイパーポップの代表格はやはり100 Gecsではないでしょうか

 

100 Gecsはセントルイスのプロデューサー兼ソングライターの Dylan Brady と、シカゴを拠点とするプロデューサー Laura Les によるエレクトロ・デュオです

 

彼らのファーストアルバム『1000 gecs』は実験的なポップアルバムでラップ、R&B、エレクトロニック、ポップパンク、メタル、ナイトコア、トランスなど様々なサウンドを断片的に取り入れて見事に融合させ、間違いなく音楽界に衝撃を与えました

 

 

 

彼らが名を轟かせる前から現在のハイパーポップに近しいものが存在していたのも事実です

 

 

2013年にイギリスの音楽プロデューサー兼シンガーソングライターのA.G.Cookによって設立されたレーベルPC Musicというレーベルから発表された楽曲がそれにあたります

 

A.G.Cookは「シン・エヴァンゲリオン劇場版」主題歌である宇多田ヒカルさんの「One Last Kiss」の共同プロデュースを務めたことでも話題になりました

 

 

 

PC Musicは2013年ごろからBandCampやSoundCloudなどのDIY要素が強い音楽共有プラットフォームをメインに活動し、現在のhyperpopに似通ったサウンドを持つバブルガム・ベースという独自の電子音楽を創り上げました

 

そして現在同ジャンルで活動している新鋭アーティストたちはこのPC Musicに関係している、または影響を受けていると言われています

 

アーティスト同士のコラボやクリエイターとの繋がりなど幅広い層との関わりがあるのでレーベルというよりコミュニティと言う方がしっくりくるかもしれません

 

Charli XCX, Carly Rae Jepsen, Clairo, Phoebe Ryan などの名だたるアーティストも関わりを持っています

 

 

 

LGBTQIA+との結びつき

 

hyperpopについて知る上でLGBTQコミュニティとの関わりについても忘れてはいけません

 

このジャンルの初期に活躍した多くの重要人物がトランスジェンダーであるということから、LGBTQのオンラインコミュニティを中心にこのジャンルが盛り上がりました

 

ジャンルとしてまだ明瞭ではない部分があるという点も、つまりは自己表現の幅に繋がっており、多くの楽曲でボイスエフェクトが使用されていることや、アーティストビジュアルのアバター/イラスト化が多用されているのも身体性による制限からの解放を試みているからであると考えられています

 

またそれをきっかけとしてインターネットカルチャーや日本のアニメ、漫画、ボーカロイド、ゲーム、オタク文化とのカルチャーとも深い関わりがあると言われています

 

もちろんhyperpopに関わる全てのアーティストがそうであるということではないのですが、多様性を重んじるZ世代からの支持が熱いことも納得できるのではないでしょうか

 

そしてこの一連の動きはhyperpopの起源の一つとも言えるでしょう

 

 

 

 

 

音楽的な面よりも精神性やスタンスの部分で割合を占めているのを思うとやはりこれは一種の文化ですね

 

それもまだ10年ちょっとのものですからまだまだ成長途中です

 

ここからまた進化系が生まれるかもしれないし、超新鋭ハイパーポッパーが現れるかもしれない

 

ここに書いたのはまだほんの一部ですがやっぱりいいなあ、面白いなあって思ってます

 

 

 

深い

 

 

 

深すぎるぞhyperpop

 

 

 

 

次はアーティスト/楽曲を掘り下げていきます

 

 

ということで今回はここまで

次回「ハイパーポップ 楽曲編」をお楽しみに!

 

 

 

Coco:)

 

 

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