“性”について読む-ブックマークページ
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(不定期更新)
今回の記事は “性” について読むです。というのも最近の私の興味がめっぽう” 性 “なもので、この数ヶ月性についての本を読みあさっていたのです。なかなか面白い本がたくさんあるので、紹介しようと思います。順を追って一つずつ書いていく予定です(まだ書いていない)。” 性 “ と言っても意味は様々。性交や性愛と言ったエロスな意味、男女といった生物的な区別、性的指向や性自認など、あらゆるジャンルで性という言葉は使われます。今回はそう言った ” 性 “ をあらゆるな角度から知っていけるような本を紹介します。NYLONブログで性を書いてしまうわけですが、アヴァンギャルド精神の強いナイロン読者には是非知ってもらいたい部分もある(ただ私が書きたいだけというのもある)のでどうか書かせてください。性に関わらず私の一番のしたいことは、皆様の”概念を壊すこと”。できるだけわかりやすく書いていきたいと思っています。
アウトサイダーズ―ラベリング理論とはなにか
” 性 “ を学ぶにはまず、私たちが持っている概念を壊す必要があります。概念や先入観を壊すことができてこそ、性にこびりついている概念も引き剝がしやすくなり、内容が入って来やすいと思うのです。そのヒントは社会学にあると思ってこの本を紹介します。文章自体は難しい部分もあるというか堅苦しいので、もっとラフな感じで解読していこうと思います。
http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=8616
一般的な概念を壊せるノウハウを身につけた皆さんは、今度は実例として日本の性文化を紐といていきましょう。いかに私たちが今持っている性のタブーが ”今ここにあるだけのもの” かということがわかるはずです。大昔の日本は性のタブーという概念がなかった。だいたい日本にはセックスという動詞がない。うまくいっても「する」とか「した」したとかそういった言葉であって「じゃあ何をするんだ?」ってそういったことになる。では何が大昔に使われていたかというと、「まぐわう」という言葉を使っていました。「まぐわう」とは「視線が合う」という意味なんです。
昔の人は目を見るだけでセックスしたってことになるの。それって、すごくない?(ブルゾンちえみ風に)
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私が実は一番注視している、自主規制にも触れているので、そこもちらほら。
http://www.nylon.jp/blog/maria/?m=201704
自主規制とその進化
昔は性に寛大だった日本。ではなぜ今これほどまでに禁欲的になったのか。西洋文化の受け入れ始め、性をいわゆる罪としてみるところからが始まりなのではないかと私は思います。明治以降に定められた刑法175条では性の表現に「わいせつ」である場合罰するという法が作られました。その結果何が生まれたかというと自主規制という罰せられる前に隠せというもの。今回はその自主規制の危険性と面白さを紹介します。
本は特におすすめはないのですが、自主規制の見方が変わる記事になるかも??
http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=8682
ということで、日本の性を知った後は西洋の性も知りましょう。性については美術の方でもビンビンに関わる話です。その中でも西洋で発展した少年愛というもの。昔少年が男性に愛されるのは名誉なことだった??性器一本で意味合いが違う?!不思議な西洋ワールドを楽しんでください。
http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=8785
LGBTを読みとく ──クィア・スタディーズ入門 (ちくま新書)
テレビでもやっと耳にすることができたLGBTという言葉。フェミニズムという単語もそうだけと、この言葉はちょっとしたブームでもある。それはそうとクィア・スタディーズ(クィア理論)をご存知ですか?この言葉を知らないのなら「私はLGBTには寛大だから、偏見がない」と言ってるのはちょっと危うい。大事なのは善人になる(善か悪かという)ことじゃない。たくさんの知識をつけ、良いと思われている行動の裏には、何が見落とされるいるのかを見極めることだったりするのです。
http://www.nylon.jp/blog/maria/?m=201706
歴史的、美術的、社会的に、性を見たので、今度は生物学的に性を見てみましょうか。人間を動物として捉えた時、どれだけ人間が変な奴らなのか、人間はちっともわかってないのです。理系すぎてあまり興味のなかった本ではあるのですが、違った角度から見ることを代表してこの一冊を紹介。http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=8964
ボーイズラブ(BL)は簡単に言えば、男と男がくっつく恋愛ストーリーになります。初期のジャンルの名前としては耽美という名前からJUNE、ボーイズラブ、そしてボーイズラブという名前が省略化され、現在はBLというジャンルで確立されています。市場としても年々拡大していて、その主な読者と作り手は、男性の同性愛者ではなく女性という不思議な世界です。(ちなみにゲイをターゲットにした漫画はまた名称が違います)おそらくBLに興味のない人からみたらただの同性愛漫画と思うのでしょうが、そのストーリー性、歴史、考え方を追っていくと、同性愛者のための漫画でない事が分かってくるはずです。何故作者と読者は自分がヘテロ(異性愛者)でありながら男性女性という異性同士のキャラクターではなく男性同士のキャラクターであることにこだわっているのでしょうか。どうやらBLは掘り下げればおそらく面白い「性」に触れられることは間違いなさそうですね。
http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=9027
性を表現するアーティストたち
性に付随したアーティストやマガジンはたくさんあります。その中でもオススメな人たちをピックアップして紹介。
http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=8846
and more…(減ったり増えたりする可能性あり)
Steph Tsimbourlas (visual artist)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=8398
angelic milk(music artist)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=7929
1991downtown(fashion select shop)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=7862
GRAPE MAGAZINE(independent magazine)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=7734
EDITORIAL MAGAZINE(independent magazine)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=7527
RADDLOUNGE(fashion select shop)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=6645
Ruru (feminist/photographer)––http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=6521
Erika(buyer)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=6654
Cyan.(dancer) — ttp://www.nylon.jp/blog/maria/?p=6955