ブロガーmariaのコレクションの見方 

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スクリーンショット 2017-02-12 午後10.36.09630b76a74e427fd821f25e5bc121ec3fスクリーンショット 2016-03-15 0.10.37630b76a74e427fd821f25e5bc121ec3fブロガーmariaのコレクションの見方

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今回は私がやるコレクションの見方を書こうかなと思います。特にファッションを習っている人ではないのであくまでも自己流の見方なのですが、見方もいろいろあるなーって思って書いてみました。
それと同時に今回個人的に面白かったコレクションも参考がてらご紹介。趣味程度にインスタなどで見る程度なんですが、ブランドでコレクションのアプローチ方法が違うので面白いですね。ただ見るだけでなく、いろいろな楽しみ方があるので、是非是非そんな見方をしたことない人も視野を広げてコレクションを楽しんでください^^

630b76a74e427fd821f25e5bc121ec3fスクリーンショット 2016-03-15 0.10.37630b76a74e427fd821f25e5bc121ec3fパーツを見て楽しむ。コーディネイトを見て楽しむ。

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一番シンプルで身近な楽しみ方です。特に説明は不要ですが、このコーデかわいい!このブーツのデザインかわいい!といった単品を研究するやり方。この見方は多種多様で気になるオブジェクトやコーデをコラージュしてノートに貼るだけでもテンションあがります。あるいは持ち寄った私物でコーデを参考にしてスタイリングしたり、その時期のトレンドの偏りなんかをみるのもとても面白いです。

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Dior

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服は単体だけ見るのもokですが、コレクションをみるなら空間全体をみるのも楽しみ方の一つでしょう。コレクション一つ一つにはコンセプトがあり、それを魅力的にするために、空間にウェイトを置くことがあります。お安く済む方法としては、コンセプトにあったロケーションをセッティングするといった方法。また逆に服単体を注目させるのであれば、一切の世界感をそぎ落とした、真っ白なランウェイを歩くといったことをします。世界感が1200%必要なコンセプトであれば、世界観ごとまるまる作っちゃえ!という事になりますが、お金もかかりやすいので、シャネルやDiorといったお金かけても痒くもないハイブランドがやりやすい方法といってよいでしょう。
今期でいうなればDiorのオートクチュールのコレションは見るだけでおとぎ話の世界にいる気持ちになりますね。この空間のとても面白いところは照明さえも現実感を阻害するデザインをされていたり、招待者が座る関さえ緑のクッションを使用したりと、招待者への配慮部分にも世界感を阻害しない細かなデザインが見られます。

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630b76a74e427fd821f25e5bc121ec3fしかしこういったコレクションのデメリットは現実ではその世界は実現できないということですよね。なんせこの世界はファンタジー。いくらそのコレクションの世界感に100%調和されたファッションを提案しても、現実世界で同じものを着てはまるで魔法の解かれたカボチャの馬車のようになってしまうわけです。

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そんな中、面白いと思ったのは、ディオールがコレクションの夜、(仮面)舞踏会を行ったとのこと。ショーの世界感はそのままに、夜という幻想的な雰囲気もプラスされ、パーティーの参加者は、ショーを見る人から ショーの世界感を自ら楽しむ人でと変わったわけです。インスタやSNSが普及する今日、ある意味こういったショー以外のパフォーマンスはキーとなってくるのではないでしょうか。(ショーなんて散々待たされて15分間くらいモデルが歩いて終わったらみんな次のショーにサササーって行っちゃうからね、15分後にはショーの印象も忘れちゃうよ)

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さてさて私が言いたいことは、ターゲット層をどうするかはさておき、コレクションを提案する世界感を楽しめる空間の場を、短期間でも設けてみたらどうでしょう?ということです。いわゆるポップアップというものにはなると思いますが、お金をわんさか使えるブランドであればあるほどそういうアイディアももう少し広げていけば、もう少し面白いものが見れそうな気もします。なぜならこいった世界感が主軸の場合、モノだけでなく、空間自体を味わいたいという人が多いからです。ショーで洋服だけでなく空間までデザインしたというのならば、ショーから切り離された現実で、どこまで空間を引っ張っていけるのかは一つの方法として考えてもよい部分ではないでしょうか。(画像引用:DIOR / ADRIEN DIRAND)

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売り方を楽しむ

ルイヴィトンとシュプリームのコラボ

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ファッションにつきものなのは”売る”ということ。先の見こうした提案であり、需要者がいてこそ、服は成立するもの。(なぜなら服は人が着るものだから)ファッションにとりまくビジネス方法は見ていてなかなか面白いものです。売る方法というものはある意味ジョークにも近いアートセンスも感じるのは私だけでしょうか。最近の主軸としてよくやる方法は、どこのブランドだかをわかりやすくするといったもの。インスタグラムやSNSなどが普及するにつれ、言葉を使わずともそれがどこのブランドかわかる。この方法は人間の自尊心(ステータス)をみたす心理に伴ったものになります。だからこそルイヴィトンとシュプリームのコラボはある意味一番注目されたといっても良いでしょうか。ストリート界の帝王シュプリームと、歴史あるルヴィビトン、ダブルパンチですからね。しかもコーディネイトのポイントとして大変使いやすいデザインであり、赤というインパクトが残りやすいカラー、取り込みやすい バックなど。落としたい派手な色が使いにくい需要者に対して取り入れやすい黒色も展開。値段も庶民には届かない品物から、ちょっと手を伸ばしたら買えそうなお値段でまさに売れるためのデザイン!といったところでしょうか。

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もう一つ面白かったのは、このコレクションが発表された翌日に、ギャルソンのコート(もちろんわかりやすくロゴ入りの)を着た若者がルイヴィトンの小さ目のショルダーバックをコーデのポイントとして使っている人を見たことですかね。影響力のあるデザインの広がり方は 発売する6月に表参道あたりを歩いて感じてみるとしましょう。(パクリ王国な原宿のラインナップもね)(画像引用:Getty Images)

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造形を楽しむ。

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服を提案するにあたって、このスタイルの提案のなかで造形表現を重視したコレクションも多いです。主軸は人であること。その骨格は表現の制限にある縛りではありますが、敢えてこれを無視した方法もあります。個人的に今回のTHOM BROWNE. NEW YORK がお気に入りで、単純にタイプなデザインといったところ。ステレオタイプな人のシルエットを一度塗りつぶし、テーラードの美しさを再構築しているような気がします。個人的に耽美なエロスをかんじるのですが、、、、
舞台裏の写真で見てわかったのですが原因はおそらくコルセットですね。今季一番のお気に入りです。好きなタイプすぎて・・・。ショーの構成自体も素敵で、歩く歩幅や店舗、幾何学的なフェルト素材の舞台演出や音楽。すべて見込んでどタイプです。
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630b76a74e427fd821f25e5bc121ec3fコンセプトを楽しむ

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ファッションを提案するにあたって大切なものがズバリコンセプトです。コンセプトにならって空間の演出方法を変えたり、生地や造形の使い方も変わってきます。面白かったのがヴェトモンですね。見たときの印象だけでこんなコンセプトではないかといった記事をブワー(http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=8431)とかいたのですが、パッと見のイメージでどれだけコセプトを把握できるかというのも一つの楽しみ方です。
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さてさて、こんな感じで私はコレクションを見ていますが、皆さんはどういったところに注目してみていますか?コレクションは伝統的なやり方、前衛的なやり方、様々なやりかたがありますので、見ていて楽しいもの。着るとはまた違う楽しみ方もファッションの1つの考えかただと思います。ファッションは楽しい!そういうものであって欲しいですね。

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Steph Tsimbourlas (visual artist)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=8398

angelic milk(music artist)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=7929

1991downtown(fashion select shop)http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=7862

GRAPE MAGAZINE(independent magazine)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=7734

EDITORIAL MAGAZINE(independent magazine)http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=7527

RADDLOUNGE(fashion select shop)http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=6645

Ruru (feminist/photographer)–http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=6521

Erika(buyer)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=6654

Cyan.(dancer) — ttp://www.nylon.jp/blog/maria/?p=6955

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