ブロガーmariaのコレクションの見方
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今回は私がやるコレクションの見方を書こうかなと思います。特にファッションを習っている人ではないのであくまでも自己流の見方なのですが、見方もいろいろあるなーって思って書いてみました。それと同時に今回個人的に面白かったコレクションも参考がてらご紹介。趣味程度にインスタなどで見る程度なんですが、ブランドでコレクションのアプローチ方法が違うので面白いですね。ただ見るだけでなく、いろいろな楽しみ方があるので、是非是非そんな見方をしたことない人も視野を広げてコレクションを楽しんでください^^
パーツを見て楽しむ。コーディネイトを見て楽しむ。
一番シンプルで身近な楽しみ方です。特に説明は不要ですが、このコーデかわいい!このブーツのデザインかわいい!といった単品を研究するやり方。この見方は多種多様で気になるオブジェクトやコーデをコラージュしてノートに貼るだけでもテンションあがります。あるいは持ち寄った私物でコーデを参考にしてスタイリングしたり、その時期のトレンドの偏りなんかをみるのもとても面白いです。
世界感を楽しむ
Dior
しかしこういったコレクションのデメリットは現実ではその世界は実現できないということですよね。なんせこの世界はファンタジー。いくらそのコレクションの世界感に100%調和されたファッションを提案しても、現実世界で同じものを着てはまるで魔法の解かれたカボチャの馬車のようになってしまうわけです。
そんな中、面白いと思ったのは、ディオールがコレクションの夜、(仮面)舞踏会を行ったとのこと。ショーの世界感はそのままに、夜という幻想的な雰囲気もプラスされ、パーティーの参加者は、ショーを見る人から ショーの世界感を自ら楽しむ人でと変わったわけです。インスタやSNSが普及する今日、ある意味こういったショー以外のパフォーマンスはキーとなってくるのではないでしょうか。(ショーなんて散々待たされて15分間くらいモデルが歩いて終わったらみんな次のショーにサササーって行っちゃうからね、15分後にはショーの印象も忘れちゃうよ)
さてさて私が言いたいことは、ターゲット層をどうするかはさておき、コレクションを提案する世界感を楽しめる空間の場を、短期間でも設けてみたらどうでしょう?ということです。いわゆるポップアップというものにはなると思いますが、お金をわんさか使えるブランドであればあるほどそういうアイディアももう少し広げていけば、もう少し面白いものが見れそうな気もします。なぜならこいった世界感が主軸の場合、モノだけでなく、空間自体を味わいたいという人が多いからです。ショーで洋服だけでなく空間までデザインしたというのならば、ショーから切り離された現実で、どこまで空間を引っ張っていけるのかは一つの方法として考えてもよい部分ではないでしょうか。(画像引用:DIOR / ADRIEN DIRAND)
売り方を楽しむ
ルイヴィトンとシュプリームのコラボ
ファッションにつきものなのは”売る”ということ。先の見こうした提案であり、需要者がいてこそ、服は成立するもの。(なぜなら服は人が着るものだから)ファッションにとりまくビジネス方法は見ていてなかなか面白いものです。売る方法というものはある意味ジョークにも近いアートセンスも感じるのは私だけでしょうか。最近の主軸としてよくやる方法は、どこのブランドだかをわかりやすくするといったもの。インスタグラムやSNSなどが普及するにつれ、言葉を使わずともそれがどこのブランドかわかる。この方法は人間の自尊心(ステータス)をみたす心理に伴ったものになります。だからこそルイヴィトンとシュプリームのコラボはある意味一番注目されたといっても良いでしょうか。ストリート界の帝王シュプリームと、歴史あるルヴィビトン、ダブルパンチですからね。しかもコーディネイトのポイントとして大変使いやすいデザインであり、赤というインパクトが残りやすいカラー、取り込みやすい バックなど。落としたい派手な色が使いにくい需要者に対して取り入れやすい黒色も展開。値段も庶民には届かない品物から、ちょっと手を伸ばしたら買えそうなお値段でまさに売れるためのデザイン!といったところでしょうか。
もう一つ面白かったのは、このコレクションが発表された翌日に、ギャルソンのコート(もちろんわかりやすくロゴ入りの)を着た若者がルイヴィトンの小さ目のショルダーバックをコーデのポイントとして使っている人を見たことですかね。影響力のあるデザインの広がり方は 発売する6月に表参道あたりを歩いて感じてみるとしましょう。(パクリ王国な原宿のラインナップもね)(画像引用:Getty Images)
造形を楽しむ。
コンセプトを楽しむ
Steph Tsimbourlas (visual artist)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=8398
angelic milk(music artist)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=7929
1991downtown(fashion select shop)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=7862
GRAPE MAGAZINE(independent magazine)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=7734
EDITORIAL MAGAZINE(independent magazine)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=7527
RADDLOUNGE(fashion select shop)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=6645
Ruru (feminist/photographer)––http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=6521
Erika(buyer)—http://www.nylon.jp/blog/maria/?p=6654
Cyan.(dancer) — ttp://www.nylon.jp/blog/maria/?p=6955