本当におすすめしたいイギリス発 青春LGBTQ+ドラマ #ハートストッパー #Heartstopper
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こんにちは〜
Cocoです:)
タイトルの通り今回は私が今本当におすすめしたい海外ドラマ『 Heartstopper』(ハートストッパー)についてです
4月22日からNetflixにて配信がスタートしました
配信スタートするやいなや、本国イギリスを含めた各国でトップ10入りし大きな話題を呼んでいます
これ今人気らしいよ!と聞いて私も早速見ました
秒で全話見終わっちゃいました
すごくいいです
今から細かく順追って書いていきますね!
Heartstopperとは
原作はイギリスの作家/イラストレーターのAlice Oseman(アリス・オズマン)が手がけるティーン向けの青春グラフィックノベル(BL漫画と言うとわかりやすいですかね)
世界20カ国以上で翻訳されたベストセラーです
日本でも昨年より邦訳版が刊行されています
Netflixで実写ドラマ化されコミックの内容を忠実に再現されていることから、コミックからのファンの評価も高いです
ドラマの方は1シーズン全8話
各回30分ほどなのでサクッと見れます
あらすじ
イギリスの男子校に通う高校生チャーリーはゲイであることをカミングアウトしているが、酷いいじめに遭った過去を持っていた。同じ学校に通う一学年上でラグビー部に所属する心優しいニック。二人はクラスで隣同士になりすぐに打ち解ける。やがて二人は恋心を抱くようになり、ゆっくりと距離を縮めていく。
あらすじだけ見ると結構王道なストーリーですが、注目していただきたいのは二人を取り巻く友人、教師、家族たち、そしてこれまでになくハッピー溢れる物語であるということです
チャーリーの親友であるタオはアジア系で、同じく親友であるエルは男子校から女子校に転校したトランス女性、レズビアンであることを公にすることを選んだタラとダーシー、チャーリー悩みを聞いてくれるゲイのアジャイ先生、、などさまざまなバックグラウンドを持つ登場人物
そして俗にいう花形のラグビー部に所属するニックは部員との関係や、自身のセクシュアリティに悩み葛藤します
チャーリーがいじめられているのを止めに入ると「もしかしてお前もゲイなんじゃないのか?」と疑われる可能性があるとなると、いくら心優しいニックでも色んな葛藤が湧き起こって足が止まってしまうわけです
どのキャラの視点で見てもドラマとして(コミックとして)美化されたものではなく、それぞれの映し出される感情はかなりリアルです
そんなふうにそれぞれの悩みを映し出している、といっても見ている人が悲しくなるわけでもないのです
むしろストーリーは多幸感に溢れていて、終始ほっこり
チャーリーの姉トリはよく気がつくので弟の悩みを聞いてあげたり、何かあったらいつでも言っておいでと頼れる父、ニックのカミングアウトに対して「伝えてくれてありがとう、切り出しにくい雰囲気を作ってしまっていたらごめんね、愛してるよ」と涙し受け入れるニック母
登場する家族はみんなサポーティブで温かくて泣きそうになります
雑念が全て消えゆくほどハートフルです
他の作品でのクィアなキャラクターは悲劇的な何かに見舞われたり、深く傷つく、まるで不幸になることを避けられないかのように表現されることもしばしばあります
しかし本作ではクィアなキャラクターの「ハッピー」な面に焦点が当てられています
彼らが感じる幸せの瞬間
世間一般的に「こんなものは美化されている」と捉えられるようなものであったとしても、そこには「理解してくれている人はいる」「あなたは愛されている」という心強いメッセージとして送り届けられるのです
クィアであることをポジティブに描くことによって、悩めるクィアな若者たちに、かつてその若者だった人たちに、自分たちもきっと幸せになれると感じることができる、人と寄り添うきっかけになる作品です
「ハッピー」を映し出すことに意義がある
だからこそこのドラマはより多くの人に届けられるべきなのです
私的に注目して欲しいマニアックポイント
ストーリー、作品としてのポイントは先ほどお話ししましたが、ここからは若干オタク入ります
①挿入歌
原作や誰かのレビューを読まずに予備知識なしで見始めたわけなんですが、聞き覚えのある、それも大好きな音楽が不意に流れてきたのです
調べてみるとやっぱり!
私が大好きなgirl in red、beabadoobee、Rina Sawayama、Waterparks、CHVRCHESなど錚々たるメンバーが名を連ねているではありませんか!
嬉しい〜〜〜まじでブチ上がりました
どれもいい場面で使われててチョイスも素敵だなあとしみじみ感じておりました(そもそもいい曲だからどこで使われても良いんですけどね)
クィアなアーティストの楽曲を起用するあたりも作品づくりの一環として考えられていて素晴らしいなと思います
公式からプレイリストも出ています
②Hi(やあ)がキーワード
ニックとチャーリーは隣の席で毎日顔を合わせます
初日のまだお互いをよく知らない頃、「Hi」から2人の関係が始まります
そこから廊下ですれ違うたびに、お互いに見かけるたびに「Hi」だけを交わします
次第に笑顔が増える「Hi」に
数日経つと「Hi」から会話が始まります
何かに悩んで浮かない表情で登校してきた日には片方が「Hi」を返さない時があったり、二人の関係が良好でない時には「Hi」すらも言わないなんて日も出てきます
たったの一言なのにここまで感情が浮き彫りになるのが人間味あっていいですね
たしかに好きな人とその日一言交わせただけで一日幸せになっちゃうよなあ〜
③コミックと交わる場面
原作はコミックなんですが、そのムードを持続したままこのドラマにもさまざまなコミック要素が散りばめられています
例えば、登場人物の心が動く瞬間には決まってアニメーションが合成されます
木の葉が舞ったり、小さな稲妻が走ったり、ハートが弾けたり
そしてたまに漫画のコマ割りのような枠が出てくる演出もあります
予告編を見てもらえれば言いたいことがわかるかもしれない
そんなふうにコミック要素効果もあって実はものすごい数のファンアートが作られています
木の葉やハートのイラスト素材を画像に加工するのも流行っています
#heartstopperedit や #heartstopperfanart のハッシュタグで投稿されていて、スクロールしているだけで楽しいので見てみてください
ちなみにGoogleで「ハートストッパー」と検索すると可愛らしいアクションが起きますよ〜
④ タオかっこいい
めっちゃ個人的な意見やん、と思われるかもしれませんが、、
まあ実際そうなんですけど、、
友情に熱いタオ役のウィリアム・ガオは俳優の他にもモデルとして、そしてミュージシャンとしてもWasia Projectという名前で実の妹と活動しています
本当に兄弟仲が良くて、インスタには妹との写真がたくさんアップされています
曲も聞いてみましたがbedroom popやjazzの要素が入ったような感じでめっちゃ良いです
妹がボーカルで本人はピアノです(たまにサブボーカル)
作中では個性的な髪型をしていますが、(それでもスタイルが良いのでかっこよさ滲み出ちゃってるんですけど)本人のSNSにもかっこいい写真がいっぱいあります
身長は190cm程あるそうです
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という具合に私の個人的推しポイントを並べてみましたが、最後にあげるとしたらやっぱりイギリス英語っていうところかな〜
私はカナダ英語で習得したのでイギリス英語の発音はできないのですが、だからこそなのかやっぱりイギリス英語いいなあってなります
英語の聞き分けも難しいので少し伝わりにくいかもしれないですが、簡単に言うと方言が可愛いとか好きだなって思う感情と全く同じです
Britishは無条件にホットですね、、
こんな感じですごくピュアで明るい作品なので共感するところもたくさんありました
DMのtyping…中の時の感じとか、うわ〜〜わかる〜!!ってなりました
そして朗報です
つい先日、シーズン2、3を現在製作中と公式でアナウンスされました!
嬉しいな〜
S2,3ではいろんなキャラクターにももっとフォーカスが当てられそうなので楽しみですね!
様々な角度から描かれ、希望と愛に満ち溢れている「Heartstopper」
本当におすすめです
ということで今回はここまで
次回の記事もお楽しみに!
Coco:)
Instagram → @coco_nishi