映画ファンが見たい映画がここにある「トガり」の #A24
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こんにちは〜
Cocoです:)
私がダントツで好きな映画配給会社
それがA24
なぜA24の映画が好きなのか
それは一言で言うと「トガっている」からです
注意していただきたいのは トガっている=はちゃめちゃ という解釈ではないということ
万人受けじゃないというか、一癖あるというか、、
とにかく、こんなの見たことない!が詰まっているんです
今回はそんな気鋭の映画スタジオA24の「トガり」についてお話したいと思います
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A24が設立されたのは2012年
8月20日で10周年を迎える若い会社です
映画業界で働いていたダニエル・カッツ、デヴィッド・フェンケル、ジョン・ホッジスの3人によって立ち上げられました
彼らは長年暮らしてきたニューヨークにA24を創立しました
これが実は「トガり」の原点かもしれない
映画といえばハリウッドですよね
でもそのハリウッドに染まりきらずに、まだそこまで名が知れていないフィルムメーカーを応援したり、そもそもA24の人たちの年齢層が若いということもあって「新しい面白さ」を求める姿勢が「トガり」に繋がっていると言えます
フィルムメーカーやクリエイターの発掘、そしてそのバックアップもA24の得意技です
元YouTuberや俳優がメガホンを取ることだってあります
プロモーション方法に関しても、テレビやオフラインイベントをほぼ使わず、TwitterやInstagram、PodcastやTinderといったソーシャルメディアごとにプロモーションの方法を変えています
この方法をとることによってより多くの若い層にもしっかりとリーチし、ファンを獲得しています
また、コロナが流行し出した時に話題となったのがA24が行ったチャリティーオークション
実際に作中で使われた小道具や衣装を出品し、収益はコロナウイルスによる深刻な危機に晒されているコミュニティや、最前線で対応に当たっている労働者の救済を目的として、ニューヨークの4つの団体に寄付されました
A24ファンなら、え!?これも出品されるの!?と目を疑うようなものばかり
オークションの総収益は約3600万円!すごい!
これはもうカッコ良すぎる「トガり」ですね
さらに、ブランディングの一環としてオリジナルのグッズも展開しています
A24のロゴTシャツやキャップなどのアパレルはもちろん、作品をフィーチャーしたグッズや各作品のscreen play book(台本)など映画ファンならこれは手に入れておきたい、、!と思うようなものばかり
デザインがまた可愛いんだよな〜〜
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では次に具体的にどんなトガった作品があるのか、私のお気に入りも含めていくつか紹介させてください!
皆さんの記憶にも新しくまさにトガり中のトガりでいうと
アリ・アスター監督の待望の2作目『ミッドサマー』
ではないでしょうか?
ネタバレ厳禁と謳われたものの、あれはやばすぎると口コミで話題になりましたね
簡単なあらすじ
アメリカの大学生ダニーとその恋人クリスが、留学生ペレの故郷のスウェーデンの夏至祭へと招かれる。その村では、90年ごとに9日間の浄化の儀式が行われ、人々は着飾って様々な出し物をするのだという。美しい花々が咲き乱れる“ホルガ村”を訪れた5人は“白夜”のもと、優しく穏やかな村人たちから歓待を受ける。しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖。それは想像を絶する悪夢の始まりだった。
ホラー嫌いの層にもリーチできたのがこの作品がヒットした理由の一つではないでしょうか
PRの時に「ホラー」とは言わずに「フェスティバル・スリラー」と称したこと、ホラーとは思えないほど美しく華やかな映像、デザイン性あふれるポスター
ここでポスターの話題が出たので話さずにはいられない
日本限定のポスターを手掛けたのは私が尊敬してやまないデザイナーの大島依提亜さんと画家のヒグチユウコさん
この2種類のアートポスターが発表された時は、日本だけではなく他国のTwitterトレンドにも上がるほどの大反響でした
本作のアリ・アスター監督やスタッフたちも日本版アートポスターを絶賛したことがきっかけで、本国で発売されるという異例の事態となりました
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内容も宣伝方法もトガっている
興味ある方はNetflixで見れます
ディレクターズカット版がおすすめです(監督もそう言っていました)
監督曰くこれはホラー映画ではないので是非カップルで見てねとのことです
続いて2017年のアカデミー賞で作品賞を授賞した『ムーン・ライト』
こちらはブラット・ピット率いる制作会社 PLAN Bと共同制作されました
ミッド・サマーとはまた違ったトガり
マイアミの貧困地域で生きる少年シャロンの成長を描いた作品です
作中で扱われるテーマには人種問題、貧困問題、性的指向の問題(シャロンはホモセクシュアルとして、偏見が強い黒人社会で育つ)などがありますが、それらが何かに対する抗議や要求ではなく、シャロンの人生、個性として静かに描かれています
当時では敬遠されがちな「黒人男性の同性愛」をテーマにチャレンジしました
作品自体は静かに始まって静かに終わりますが、その構成と色使い、セリフが印象的です
いい意味で重すぎず軽すぎない作品です
最後に紹介したいのが『スイス・アーミーマン』
ハリーポッターでお馴染みのダニエル・ラドクリフが出演しています
死体役です
嘘じゃないです
もはや多くは語りません
あらすじだけで「トガり」を感じてもらえると思うので
簡単なあらすじ
遭難して無人島に漂着した青年ハンクは、孤独に耐えきれず、自殺しようとしていた。そのとき、波打ち際に男が倒れていることに気がつく。残念なことに男は死んでいたが、死体からはガスが出ていることに気が付く。ハンクがまたがると、死体はまるでジェットスキーのように海を走り出した。ハンクと死体の珍道中が始まる。ハンクは故郷に帰ることができるのだろうか。
はてながたくさん浮かびましたね
これはシンプル「トガり」でした
今回は「トガり」重視で紹介しましたが、我らのティモシー・シャラメが出演している『ホットサマーナイツ』『レディーバード』、ジョナ・ヒル監督 プロのスケートボーダーが数多く出演するスケボー映画 『mid90s』、作中音楽が最高すぎて最高すぎる『WAVES』、主演にゼンデイヤ 制作総指揮にドレイクを招いたA24×HBOドラマ『ユーフォリア』もおすすめです
(最後に詰め込みすぎ)
新しい映画を見たい!色んな角度で作られた作品を見たい!映画で物思いにふけたい!映画で泣きたい、笑いたい、音に溺れたい!
さまざまなジャンル・テーマを扱うA24にはきっとあなたのお気に入りの映画もあるはず!
新作も次々と上映されていますので要チェックです
個人的には今年の秋に公開される『LAMB』が気になってます!
ということで今回はここまで
次回の記事もお楽しみに!
Coco:)
Instagram → @coco_nishi