【大阪・中之島美術館】吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマンは3月2日まで

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こんにちは

 

Cocoです

 

 

現在、大阪中之島美術館にて開催されている

 

『Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン』

 

に行ってきました

 

 

会期終了間近ですのでまだ行かれていない方はお早めに

 

 


 

 

 

 

 

吉川静子

吉川静子(1934〜2019)は、デザイナーから芸術の道へと転身した日本のアーティスト。ウルム造形大学で学び、コンクリート・アートのシーンに身を置いたのち、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンと結婚。

 

ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン

ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン(1914〜96)は、スイスを代表する国際的なグラフィックデザイナー/タイポグラファー。60〜80年代には、日本のデザイナーと親交を深めつつ、デザイン学校や美術大学で教鞭をとり日本のデザイン教育にも貢献した。とくに、紙面における文字組みと構成の方法論である「グリッドシステム」は、デザイン史上の金字塔とも言うべき理論として今日まで大きな影響を与え続けている。

 

 

今回開催された展示は2人の活動に焦点を当てる国内初の大規模な回顧展です

 

 

デザイナーでありアーティストである2人の余白や空間に対する考え方、2人自身の距離感を表す展示でもあります

 

吉川静子さんの活動は海外拠点で行われており、国内で紹介されることがあまり多くなく、2019年に訃報を受けて、本展の開催の提案そして実現に至ったそうです

 

 

 

 

 

今回の展示作品を少しだけ紹介します

 

 

建築のためのサイトスペシフィック・アートをきっかけにコンクリート・アートの道へと進む吉川静子さんの初期の作品は、色と影の特性と連続性を取り入れた立体作品が多くみられました

 

 

 

 

 

 

「色影」シリーズは、凹凸の側面にのみ着色を行うことによって、見る角度で色が変化するというもの

 

 

 

 

 

一見シンプルに見えますが、凹凸の具合と色の反射を他方向からの視点を考慮しながら組まれた繊細な作品だと言えます

 

 

 

また、立体作品のみならず、色影を平面でも表現できないものかと試みた作品は、十字をモチーフに補色を使いながら立体の時と同様に空間に動きが見られます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別室ではヨゼフ・ミューラー=ブロックマンによるポスター作品が並べられています

 

 

 

 

現代のデザインにおいても欠かせないグリッドシステム

 

 

タイポグラフィ、イラスト、写真、そのどれもが絶妙なバランスで然るべきレイアウトであると気がつきます

 

 

 

 

 

 

 

 

この展示は2人の空間や余白、色彩に関する共通点が見られるほか、お互いに影響を受けつつも自身の表現の追求をどのように昇華するのかが目に見えて面白い、興味深い展示でした

 

 

2人の作品を一度に見られるまたとない機会ですので、ぜひ足を運んでみてください

 

 

 

ということで今回はここまで

 

次回の記事もお楽しみに

 

 

 

Coco:)

 

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