急いで足を運んで! #森美術館 「カタストロフと美術のちから展」ー #ART は不謹慎?世界中に起きる問題を訴えるメッセージツール?ー

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ヤッホー!
MIRIだよ

 

遅ればせながら!
NYLONISTAの皆さん
あけましておめでとうございます!

 

みんなにとって2019年は更に!
実りのある1年になりますように 😎

 

私ももっとパワーアップして
アートワークやタロットを通して
たくさんのことを伝えていける
ARTIST / FORTUNE TELLERとして
精進していきます!

 

様々な活動はinstagramに
随時書いてあるので
チェックしておくんなまし。
@miriishii でやってるよ❤︎



さあ新年1発目のBLOGは
スケジュールが調整できるのなら
なんとしても行って欲しい展示…

 

(tokyoartbeat.com)

 

現在六本木の森美術館で開催中の
「カタストロフと美術のちから展」
について書いて行くよ!

 

森美術館15周年記念の展示で、
 「先行き不透明な混沌とした時代に、
アートだからできること」
というメッセージを掲げて
1月20日まで開催中。

 

そうなんです残すところ
あとちょっとなの…!
なので皆さん、
急いで行って欲しい!笑

 

この展示、タイトルだけ読むと
一体どういう展示なのかが
分かりにくいのですが…

 

(“The Maze” – Helmut Stallaerts)

 

カタストロフとは…
❶自然界、および
人間社会の大変動。変革。
❷劇や小説の悲劇的な結末。破局。
(weblio.jpより)

 

あえて
具体的にいうならば

日本で起きた東日本大震災
リーマンショック
9.11 アメリカ同時多発テロ事件
ナチスによるユダヤ人の迫害
(ホロコースト)

 

二度と起こしてはならない事件
決して起きて欲しくない自然災害など…

 

現実に起きてしまった
「カタストロフ」を前にしたアーティスト達は、
どうその惨事を世界に訴え、
後世に伝え、世界を変えようと挑むのか。

 

そのようなテーマを持った
スーパーCOOLな展示です。

 

(“The Bell” – Hiwa K)

 

芸術作品、いわば「アート」
時として、不謹慎という
レッテルを貼られてしまう。

 

「現実をありのまま伝えたい」
「もっと主観的に『世界を変えたい』と
思うきっかけをつくりたい」
「今一度『平和』とは何か一緒に考えたい」

 

芸術家の数ほど、
作品の数ほど、伝えたい真意
存在していると思います。

 

アートは正解を持つものではないし、
観る人の数だけ見解があります。

 

だからこそ、「私には理解できない」
冷酷に拒否するのではなく
いろんな考えを交わし合う
メッセージ交換のツールとして
もっと世界中の人々が触れていく
機会が増えたらいいなと思います。

 

(from the series
“Signs that say
what you 
want them to say
and not Signs that say what
someone else wants you to say”
-Gillian Wearing)

 

もちろん、どう考えても
誰かを悲しませるような悪意のある
不謹慎としか言えないものも
稀にSNS上などで目にしますが、

 

それはそもそも、
「芸術」ではない
私は個人的に思います。

 

表現の自由という言葉は存在する。
ただ、だからといって
やっていいことと悪いことがある。

 

そういうものは、
芸術作品、ファッションのフリをした
惨忍な行為だと思うのです。

 

(“The Bell” – Hiwa K)

 

「こんな作品があって、
こんなテーマがあって、
私はこう感じたけど
みんなはどう思うかな?」

 

っていうBLOGを書こうか…と思い
みんなと共有したい作品は
いくつか写真に収めて来たのだけど、

 

あの場で初めて観る感覚
味わって欲しいので、
今回のBLOGでは極力、作品の写真の
掲載を控えるようにしました。

 

こんなにも直接観るべき
体感すべき展示はそうないと思うから。

 

(展示で取り扱うアイテムも
かわいいので必見です◎)

 

今回の展示を観ながら、
世界的な
ある出来事
を思い出しました。

 

もしかしたら世代によっては
知らない方もいるかもしれないので、
私のBLOGで共有させてほしい。

 

「カタストロフと美術のちから展」
展示作品ではないんだけど、
そのテーマが密接に関わっている
世界的な出来事だと私は思います。

 

(cbsnews.com)

 

みなさん、世界的に有名な
ピューリッツァー賞
(Th Pulitzer Prizes)
はご存知でしょうか?

 

アメリカの報道・文学・音楽の分野で
優れた仕事をした者に贈られる権威ある賞です。

 

(billboard-japan.com)

 

2018年、Kendrick Lamar
アルバム“DAMN.”
音楽部門のピューリッツァー賞を
受賞したので、
ご存知の方も多いかもしれません 🙂

 


他にも、歴代ピューリッツァー賞を
受賞してきた
写真達は
歴史的瞬間を写した有名なものも多いので、
受賞しているとは知らずに
写真を知っている方も
いるかもしれない。

 


なかなかヘビーなものも多いですが、
興味がある方は調べてみてね。

 



このピューリッツァー賞の中で
忘れてはならない出来事があります。

 

(100photos.time.com)

 

1994年、ハゲワシが
餓死寸前の少女を狙っている
「ハゲワシと少女」という写真で、
Kevin Carter受賞しました。

 

スーダン飢餓の現実を
訴えたものでした。

 

その写真は
「どうにかしなきゃ」と思う
正義の気持ちも溢れさせるものではある反面、

 

「なぜ写真を撮った?」
「助けられなかった?」という
批判の意見が飛び交うものでした。

 

そして、タイム誌などを筆頭に
「報道か人命か」と、
メディアのあり方についての
論争が起きました。

 

そして授賞式から約1カ月後、
写真を撮ったKevin Carter自殺をした。



というものです。
かなり、重い出来事です。

 

(famousphotographers.net)

 

Kevin自身は予てから薬物への依存や
心の病に苦しんでいた側面を持っていたり、

 

この事件の数年前から
衝撃の強い写真を撮ることや
世間がそういう写真を求め喜ぶことに
疑問を抱いていた
という内容も出てきます。

 

Kevin自身の真意は彼しか
わからないと思うし、
他者が決めつけることができないと思うけれど、

やはり一概には
「Kevinは絶対的に悪者だ」
まとめることもできない
とにかく難しい出来事だと、
そう思います。

 

報道写真芸術作品は、
イコールで結ばれるものではないかもしれません。
ただ、「伝えたい」という思いがあることは
共通しているでしょう。

 

このピューリッツァー賞の出来事は
今の時代にこそ
通ずるものだと思います。



(“Add Color Painting
(Refugee Boat)” – Yoko Ono)

 

と、重いお話をさせて頂きましたが、
「カタストロフと美術のちから展」
そういった世界的な事件震災
悲しみや苦しみ表裏一体の出来事に対して
真摯に向き合った芸術家の作品を
誠意を持って大切に扱い、

 

人々に伝えるきっかけを
ちゃんとつくっていた素晴らしい展示でした。

 

難しいんです、こういうテーマについて
取り扱うことって。
良くも悪くも、人々の感情を
左右したりするものだと思うから。

 

(“ARTS for HOPE”
-高橋雅子)

 

だからこそ、森美術館
こうして展示をしてくれたことに
心から感謝したいです。

 

誰目線だって感じなんだけど、
感謝を伝えないと
ムズムズするくらい良い展示なのです!

 


改めて、こういった過去の出来事や
世界に現在起きていること、
自分には何ができるかを
考えるきっかけをくれる場所でした。

 

(“The star shines in the sky
– Georges Rousse)

 

そして、展示をみると
過去なんて決してなくて
今も続いてたり、残ってるものだなと感じます。
他人事の時代は、
もう終わらせなくてはいけない。

 

とにかく貴重な空間
だと思います。

 

直接、
どうか足を運んで欲しい。
この展示自体はきっともう
2度と帰ってこないでしょうから。

 

 

ではまた。
BYE〜

 

こちらは私の展示になりますが…!

 

現在開催中
CHARITY EXHIBITION
“YOU’VE GOT A FRIEND IN ME”
1月27日まで!

 

現時点で
10日 / 27日の在廊が
決まってます♡
気軽に遊びに来てねーーー 😉

 

詳しくはこのBLOGから…
▶︎#アートを通して命を救おう !
#SHIOMIWADA × #miriishii で
#動物保護 のチャリティの
展示を開催中♡ #ART

 

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【INFORMATION】

miriishii × kaimatsumura
“genesis” & “ourcellves”
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&

COLLAGE ZINE
“I WARNED YOU”

 

引き続きオンラインからも
購入可能です◎
miriishii.com

 

 

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