[#ニューヨーク留学記] 卒業制作で初めてのZINEを作成したよ☪︎⋆。˚✩ #グラフィックデザイン

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hello!

NYC在住のMINAMIです☆彡

 

 

今回は、人生で初めてZINEを作成したので、まるっと全て解説付きで紹介しちゃいます!📡📚

 

学校の卒業制作で、zineを制作する機会があって、これを機に自分の今までを全て投球しました

日本にいたら、ぜひ直接手に取る機会を設けてみたいなあ〜なんて漠然と思っていたのですが、なんせ海外で暮らしているので中々そうにも簡単にいかず、、

なのでNYLONを通して読んでくださっているあなただけに、特別にお見せしちゃいます✨

まえがき

今まで自分の本音でモノを書くことをしなかったのですが、それはなぜかと言うとやっぱりニューヨークの生活や情報を伝えるだけにフォーカスしたいと、勝手に決め込んでいました。本当はグラフィックデザインを通して、わたし自身の経験や本音、エネルギーを投影した創作を披露したい!といった気持ちが当初bloggerに選んで頂いた時の気持ちだったんです。日本での生活は人生の中で1/3程にしかならなくて、思春期を終え徐々に日本語の柔軟性だったりする魅力から、“文を書く”ことに興味を持ちました。でも、どの言語でもそうだけど言葉だけで伝えるにはやっぱり、限界がある。それがたとえ対面で相手の表情を伺いながらでもその相手の印象に残るのはきっとごくわずかで、話が長いとなおさら飽きられてしまう。ならば、どうしたら他者の興味を引いて、その人の時間を使って、そのメッセージとエネルギーを考慮してもらえるのか。個人的には、人はやっぱりまず先に、視覚的に物事の雰囲気や印象を考えると思うんです。たとえその内容や文脈がどんな感情だろうと、伝わり方が違ってくると思っていて、その考えからグラフィックデザインを優先的に努めようと決めたのが全ての始まりでした。

 

今回はその発想から、わたしの今までやりたかったこと、伝えたかったことなどを全力で注ぎ込んだ作品になります。

多少長くなりますが、最後まで目を通してもらえたらと思います。

今までのブログとは異なる内容になりますが、ぜひMINAMIという人物と、3ヶ月かけた作品を通して少しでも興味を持って頂けたら幸いです。

 


テーマは「夢」「記憶」

 

26歳になってしまったいま、そして“卒業”という大きな節目に過去を振り返る

これを機会に、今まで見返したくなかった“過去のキオク”

実はわりかし紆余曲折な人生で、とてもじゃないけど明るい話で済ませられなかったんです

詳細には口話では説明できなくて、別に自分自身が後ろめたいから、とかではなくて

大半の人ならば、きっと最後には聞いてしまった後悔、とか、
その断片的なわたしからの口話によって相手の想像で、

わたし自身の全てを決定してしまうのが嫌だったから

 

大半の人が経験する「夢」の中の空間

 

わたしが定義する「夢」というのは、現実世界でリアルに経験した出来事を投影した空間だと思っていて

加わって、その時受けた感情が織り混じったエピゾードだと信じています

 

 

そして私が好きなSurrealism(シューレリアリズム)という、芸術スタイル

代表的な作品で言うと、Salvador Dali(サルバドール・。ダリ) や、私の尊敬しているRene Magritte(ルネ・マグリット)などの世界観

なんとなく、記憶の中で感覚を思い出すような絵

 

それらのアイデアからインスピレーションを受け、

わたしが今まで囚われていたキオクという空間と感覚

そこから抜け出したいという気持ちと、節目という点から

幕を下ろしたい、という願望から「遺書」という題にしました

 

cover

 


 

言葉とグラフィック

 

冒頭でも説明したように、言葉だけでは限界がある

同時に、日本語には柔軟性があって、抽象的な書き方でもなんとなく情景が表しやすい

そんな風に考えているので、今回は文を書くことが好きという個人的な趣味みたいなところから“詩”も併せてみました

2nd page

最初にzineを開いて、

最初に読んで欲しいプロローグ的な文章って大事かなと思ったのと

これを読んでいる人に対して、

「わたしのキオクという夢空間に導きたい」

という意味合いも込めました

 


空(から)

 

ここだけの話、4年前から不眠症と闘う日々で

朝日が昇ってしまうまで、目が醒めてしまっていて

だからこそ、近年の私は夜の時間帯の方が印象に強いんです

だからなのか、必然的に情景がほとんど

夕方から夜の時間軸のような空間が多く描かれているのかと思いました

 

 

 

人生で1度だけ、流れ星を見たことがあって

その記憶がずっと忘れられなくて

でも、その時のわたしの心情はなんだか空っぽでした

自分の中の大事なものが奪われた、感覚が麻痺しているような

そんな感情が何年も続いていました

 

どこかずっと心が孤独で、臆病になってしまっている

具現化できないようなその感覚は

思い出せないキオクの部分から派生しているのかなと

辿って、見つめる

そんな感情を描いてみました

 

詩の部分では、人の愚かさを表現しました

 

あなたにもきっと、ずっと忘れられない、忘れたい

誰かからの心得ない発言や言動

あると思うんです

 

きっと自分も無意識の内にあると思うんです

 

もしかしたら、故意的にその人を無自覚に

卑下し、悲しませたくて発言することって

1度や2度、経験したこと

誰しもが生きていたらあると思うんです

 

人間のその一瞬の自己欲求と自己中心的な考えから

ぽっと、発言してしまうんです

 

私も何度もそんな経験があって

でも、酷なことに

言った相手はきっと覚えていない事がほとんどで

言われた本人は、もしかしたら半永久的に心に刻まれている事があると思っていて

この詩には、人間の無慈悲な部分や欲望に惑わされる

若干、皮肉も交えた意味を込めました

 


 

薔薇の花の意味

 

 

まず、5th pageの作品から

右下に落ちているひとかけらの薔薇の花弁

 

私にとって、薔薇の花というのはアーティスト活動を行う上で

アイコンのようなモチーフにしていて

 

薔薇の花って、お手入れが大変なんですよ

水分を与えすぎてはダメで、でも太陽に当たりすぎても良くない

とっても繊細なのに、美しさの象徴でもある

 

その美しさを守るために、鋭いトゲで身を守っている

 

その儚さと尊さが、

自分の繊細で敏感すぎる心に似ているなぁと

勝手に自己投影していて、

ヒラっと、1枚だけ落ちているような感覚を想像して描きました

 

薔薇の花びらが落ちてしまう時って、

枯れてしまった時に自然と落ちてしまう

どこか哀しさを含めた意味合いが伝わればと思います

 


 

淡いきおくと「青春」

 

私にとって、高校は悔いのない時間でした

都内にある公立高校に通い、

当時ようやく日本語が上達してきた頃でした

 

でも、まだアメリカから帰国して2年ちょっとで

当然まだまだ、勉強に遅れを取っていて

追いつくのに必死でした

 

よく聞かれる質問があって、

帰国子女は仲間外れにされる傾向があるとか

馴染めなくて不登校になりがち、とか

いまだにそんな風に言われるんですが

幸いなことに、私が通っていた高校ではいじめなんてものは

一切聞いたことも、見たこともなかったです

これは同級生も口揃って、毎度集まる度に話すのですが

先生までもが、本当に優秀で理解のある方ばかりでした

 

学校の最終下校が20時までだったんですが、

毎日遅くまで、先生を始め、部活後とかでも

本当に多くの同級生、先輩、時には後輩までもが

泣きながら勉強していた当時の私を面倒見てくれていました

(本当に感謝)

 

成績が不安定な生徒には、3者面談が度々行われていて

もちろん、私も何度もあります(笑)

 

そこで、母が来たときに涙を流した時があったんです

その当時の、体育教官であり学年主任も務めていた

私の担任

普通なら、険しい顔をして叱るのが皆さんが想像する三者面談かと思います

ですが、その時担任が放った言葉は

「このままでいんです」

「今まで、多くの帰国子女を受け入れてきた学校ですが、ほとんどの生徒が不登校になったり、やっぱり馴染めなくて辞めていってしまう子の方が多いです」

「でも、ミナミさんは1度も休んだこともないし、悪い噂を聞いたことも1度もありません」

「だから、大丈夫ですよ。このままで」

と、いかにも昭和の鬼教官のような担任である、

河村先生が親にそう伝えてくれました

 

私にとって、本当に成長させてくれた

恵まれた環境で、

まさに「青春」という言葉がぴったりでした

 


 

囚われたキオクの中の夢

 

 

 

最後の見開きページ

このzineの最後のページはわたしの本音そのままを投影しました

 

まるでブラックホールに包まれた

囚われてしまっていた暗黒なキオク

屋上にある錆びれたハシゴをイメージして

青い空がある、現実世界に飛び込みたい

でも、夢の中ではそんな風に自由が効かない

 

恐怖心や、躊躇い、踠き

 

高いところから飛び降りるのって

葛藤がありますよね

 

もちろん、新しいことに挑戦する時も同じ

 

でも抜け出したい

自分独りの力じゃ、素直に実行出来ない

 

人間が誰しもが容易く決めかねるような

ジレンマを表現し、

左下にescと記載された“エスケープボタン”

 

手に届くところに

簡単にそんなボタンがあったら

良いのにな〜

と、思って描きました

 


 

大変長くなりましたが、ここまで読んでくれた方がいるのであれば本当にありがとうございます

以上で、人生で初めてきちんと公開した作品でした!

 

もし、少しでも興味を持って頂けたらコメントなどで感想を教えてくれたらより幸いです

(できる限り返信させていただきます!)

 

また次回のブログも楽しみにしていてね〜!✨

 

 

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  1. 素敵な共有をありがとう

    MINAMI作品の中でこれほどリアルタイムで見ることが出来ないのを悔しいと感じたことはないほどの印象を受けました。

    今までの”カコ”もそんなに知ってるわけではないけど、これから楽しいことたくさん一緒にしよ!

    言いたいことまとまらなくてごめん!

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