私の耳元について。補聴器デザインの斬新な進化

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今日は私の耳元についての紹介を。
 
先日、大切な友人から誕生日プレゼントに
“species by the thousands”のピアスを頂きました。
 
 
いつも肌身離さずに身につけられるアクセサリーを
大切な人から貰ったら、なおさらとても嬉しいもの。
 
 
今回仲間入りしたピアスの周りを囲んでいる私の愛用アクセサリー達の様に
“異国感”漂うデザインは私の好みそのものでした♪
 
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2005年に設立されたNew York・Brooklynのブランド“species by the thousands”
 
 
独特な世界観のデザインとハンドメイドならではの味わいがとても気に入っています。
 
 
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続いて、ピアスと一緒に写真に映っている“補聴器”の話を。
 
SOULミュージックが大好きで、聴覚障がいを
持っている私にとって大切な身体の一部の補聴器。
 
 
髪に隠れている方も多かったりと普段はお目にかかる機会がなかなかないと
思うのですが、補聴器は技術の発達によって今とても進化しています。
 
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まずはアナログからデジタルに変化し
周囲の環境に応じて、音の大きさや音質の細かい調整をしてくれたりと
音を快適に処理してくれる機能が生まれ、私は以前より聞き取りやすくなりました。
 
(聞こえ方はそれぞれなので、人によってはアナログの方が合う方もいます)
 
 
色も肌に馴染むベージュしかなかったのが、今はカラーバリエーションがとても豊富になり
ラインストーンでデコレーションやカスタマイズして楽しんでいる方も。
 
 
私はシンプルなのが好きなのもあり
ブラックとブルー配色のデジタル補聴器を10年近く愛用しています。
 
 
 
そして、このラージホールのボディピアス、実は補聴器!!
 
ドイツのデザイン事務所“Designaffairs Studio”がデザインした補聴器。
 

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[http://studioblog.designaffairs.com/より引用]

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[http://studioblog.designaffairs.com/より引用]

 
 
 
もともと拡張してあってラージホールにしている方ならファッション感覚で、愛用出来るよね。
 
 
20代前半ぐらいまではコンプレックスが強く
補聴器が見えるアップヘアスタイルにすることにためらったりもした私。
 
こういったデザイン性のある補聴器に当時出会っていたら
ファッション好きな私にとってはネガティブな気持ちを押し上げてくれたと思います。
 
かつての私みたいに、ハンディキャップを隠していた人にとっては
こういったアイデアは隠さない身に付け方に対する良いきっかけになると思う。
 
 
コンプレックスがなくなってきた30代の今は
補聴器を見せるヘアスタイルにためらうこともなくなりました。
 
久しぶりにアップヘアにした時は、暑い夏の日だったから涼しかったのと
同時に気持ちが軽くなり、心にも風がすーっと通って心身共に涼しかったのを覚えています。
 
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補聴器が外見から見えることによって
初対面の人にも障がいに対する説明をしやすくなるし
 
せっかく話しかけてくれたのに私が声に気付かなくて
相手が無視されてしまったのかなと悲しい気分にさせてしまったこともあったり
会話が困難なことから生まれる様々な誤解も減りました。
 
 
 
また、補聴器を普段付けていない方にとってはどれぐらいの声量で
話しかけていいかわからない場面にも出会うかと思います。
 
そこで音が可視化される補聴器もありました。
 
デザインもとってもスタイリッシュ!!
 
国際的なプロダクトデザイン賞であるレッドドット・デザイン賞にノミネートもされた
デザイナーTang Peiqiさんの作品“Sounds Good to Me”
 

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[http://www.yankodesign.com/より引用]

 
 
音が小さすぎたり大きすぎたりすると、色の付いた音波信号で
どの様に伝わっているのか、話している相手に見える仕組みになっています。
 
 

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[http://www.yankodesign.com/より引用]

 
 
 
これまでの補聴器は目立たない様に進化してきたデザインばかりだったのが
見せるデザインもここ数年でついに出現してきた“補聴器”
 
 
もちろん、コンプレックスから来る隠したいというネカディブな
気持ちを少しでも軽くする為だったり、目立たない様に
最小化された補聴器もとても素晴らしいものだと思っています。
 
“隠す”   “見せる”
 
それぞれのスタイルやニーズにあった選択肢が増えたのが嬉しいです。
 
 
 
こうした“補聴器”の進化、目立たない様に設計されていたものを隠さずにさらけ出して
身につけた本人がポジティブな気持ちになれるようなデザインを生み出していくという
デザイナーさん達の斬新なアイデアに感動しました。
 
あえて見せるデザインという意味合いから、コンプレックスに対する考え方を
見つめ直させられたりと学ぶところが沢山ありました。
 
 
Mayu


  1. 綺麗な文章を書かれますね。
    補聴器にもこんなにデザイン性の高いものがあると初めて知りました。ラージホールのもの、素敵です。

    1. ミナコ様

      とても嬉しいコメントを頂きありがとうございます!

      デザインが素敵なものを身に付けていることによって話題にもなりやすくなり
      そこから、”障がい”といった触れにくい部分に対する会話にまで広げるきっかけにもなりますよね。

      こういったデザイナーさん達の物作りに対する姿勢を、これからも応援したいです。

      Mayu

  2. わたしも補聴器Userです!
    素敵な記事!
    ドイツのラージホール型の補聴器や、Sounds good to meのこと知りませんでした。
    どんどん進化して来てるんですね。
    シェアしてくださってありがとうございます。
    あえて見せることってポジティブなことだらけですよね!全く同感です。

    同じ補聴器UserのかたがNILONブロガーとして頑張ってらっしゃること、嬉しくてコメントせずにはいられませんでした!
    おされ度抜群なブログ、これからも読ませて頂きます(*^^*)

    1. mne1121 様

      とても励みになるコメントと心強い応援を頂きありがとうございます!

      あえて見せることによって、周りの方へ気付いて頂けたり
      こちらからも説明をしやすくなったりと、コミュニケーションを豊かにしてくれますし
      ありのままの自分でいる方が、心も軽く快適に過ごせますよね。

      私と同じ様に補聴器を愛用しておられるmne1121様から頂いた
      コメントとっても心に響いて嬉しかったです!!

      これからも私の目線なりのブログを書いていきたいと思っていますので
      是非、よろしくお願いします♪

      Mayu

  3. 補聴器専門の病院に勤めています。
    初めて知ることばかりでした。
    おしゃれなものも気になりましたが、何より可視化された補聴器に感動し、もっと勉強しなくてはと考えさせられました。

    1. とうあ様

      補聴器専門の病院に勤めておられるとうあ様からのコメントとても嬉しかったです。
      記事を読んで下さってありがとうございます!

      日本にはない海外の補聴器デザインとても新鮮ですよね。
      何よりも使用する方の気持ちに寄り添った補聴器作りに私も感動させられました。

      これからの補聴器の発展がとても楽しみです。

      Mayu

  4. はじめまして。

    補聴器、ヘアスタイルと検索しブログを見つけてました(*^^*)
    私も30代青森県民で補聴器をしています。

    本当にお洒落なブログで勇気を貰いました。

    今でも補聴器を隠してしまう時があるのですが、堂々として歩いてみようと思いました。
    素敵なブログをありがとう。(*^^*)

    1. さお姉様

      はじめまして!とてもお返事が遅くなってしまいごめんなさい!
      私もだったのですが、最初補聴器を見せることはとても勇気のいることですよね。
      補聴器を隠さずに堂々と見せるきっかけに少しでもなれましたこと、とても嬉しいです!

      嬉しい言葉を頂けて、私の方こそ勇気を貰えました!心からありがとうございます♪

      Mayu

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