オリオン座がもう見れなくなる? #ベテルギウス #夜空

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わたしが1番好きな星座がオリオン座
 
私が住んでいる札幌、日本から西の果てにあるサハラ砂漠、アメリカのモニュメントバレー
 
世界のどこにいても見上げたら、そこには輝くオリオン座。
 
場所は変わっても、変わらない夜空が真上に広がっていることに安心感を覚えたものです。
 
知っている方も多いかもしれませんが、ここ数日、Twitter上でオリオン座のベテルギウスが超新星爆発寸前だと話題になっていますよね。
 

超新星爆発・・・恒星(自ら光る星)が一生を終える時、大爆発を起こし新しい星が生まれたかのように見える現象

 

 
 
 
ベテルギウスは、オリオン座の左上にあり赤みを帯びている星
 
太陽の1400倍大きく、ベテルギウスが超新星爆発すると満月のように明るくなり、昼間でも約3〜4ヶ月の間は肉眼でも見えるほどの明るさになるそう。
 
ちなみに下の写真で、大きく輝いているのが満月です。ということは、ベテルギウスが超新星爆発すると、夜空に月が2つあるかのように見えるということになりますよね。
 
一生に一度見れるか、世紀の天体ショーとなることは間違いありません。
 

 
 
 
数年前から、何度もベテルギウスが消えるということは話題になっていたのですが、ここ最近、再び話題に上りはじめました。
 
理由は、今年10月からベテルギウスの輝きが急激に暗くなってきたから。
 
夜空の中で、9番目に明るい星だったのが、現在は23番目の明るさへ下がったそう。
 
ベテルギウスは変光星ということもあり、明るさがこれまで変化することがあったものの、過去50年間で急激に暗くなったことがこれまでない為、話題に上っているのです。
 
ただ、この観測結果がすぐに超新星爆発に繋がるかは定かではありません。
 

[Photo by 国立天文台 https://www.nao.ac.jp]
 
 
 
ベテルギウスと地球の距離は約640光年
 
つまり、光の速さで約640年かかる距離にあり、今見えているベテルギウスは約640年前の姿ということになります。
 
もしかしたら、ベテルギウスはもう既に無くなっているかもしれません。
 
ベテルギウスが、いつ最後の瞬間を迎えるのかTwitter上であれこれ予想されていますが、それが今夜なのか、5万年後なのか、10万年後なのか、わかりません。
 
予測に数十万年も誤差があったりしますが、宇宙から見れば、数十万年という単位は一瞬の出来事なのです。
 

 
 
永遠に輝き続けているかのような星空。
 
その星たちも有限であり、寿命を迎える日が来る。
 
地球からはるかに離れた星たち。
 
星の光が地球が届くまで、星の距離によって何年、何百年もかかっています。更に肉眼では見えないけれど、何千年、何万年、何億年という過去の光も地球に届いているそう。
 
ということは、私たちが現在、見えている夜空は宇宙の過去
 
オリオン座はいつまで見れるのかわからないけれど、今夜は今夜だけしか見れない夜空を楽しもう。
 
ここ最近、宇宙についてのニュースが増えてきて2020年はどんなことが発見されるのか楽しみです。
 

 
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