大阪・安藤忠雄展 青春
Posted on大阪・グラングリーン大阪で開催されている
安藤忠雄展 青春へ行ってきました。
大阪では16年ぶりの開催となる大規模展です。
会場は安藤忠雄建築事務所がデザイン監修を手掛けた大阪都市再生プロジェクトの最前線のグラングリーン大阪の施設内 VS.(ブイエス)
会場入り口付近には本展のテーマであり、安藤忠雄氏にとっての青春のシンボル「青いりんご」が展示されています。
地下空間に展開する展示エリアは、
「挑戦の軌跡」と「安藤忠雄の現在」の大きく二つのゾーンで構成されています。
安藤氏のキャリアを一望出来る「挑戦の軌跡」エリアでは、約60件もの建築プロジェクトや、230点余りの模型やスケッチ、ドローイングなどの貴重な資料が数多く並びます。
日本建築学会賞を受賞した「住吉の長屋」
兵庫県・神戸市 「六甲の集合住宅」
見どころの一つである原寸で展示されている安藤氏の初期代表作「水の教会」のインスタレーション。
北海道の自然の情景がパノラマ映像と実際に流れている水のせせらぎによって再現されています。
北海道・トマム 「水の教会」
「安藤忠雄の現在」エリアでは、
近年や現在進行形のプロジェクトを「つくる/育てる」「都市ゲリラ2025」「時間をつなぐ」「37年目の直島」「こども本の森」「大阪から」の6つのテーマ別に紹介されています。
また、天井高15m のスタジオ3面で展開されている没入型映像空間では、「光の教会」「真駒内滝野霊園頭大仏」パリの現代美術館「ブルス・デ・コメルス」の3作品が8Kの立体映像が音楽と共に映し出され、擬似体験することが出来ます。
中之島プロジェクトⅡ アーバン・エッグ
私設美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」
歴史的建造物の再生プロジェクトの一つ
「建築の中に建築をつくる」という入れ子構造で新旧の共存が試みられています。
1980年代末より福武總一郎氏とともに携わってきた直島プロジェクトは時系列でまとめた映像や模型などで紹介されており、模型×映像×音楽で体験出来る空間インスタレーション。
今年の春には安藤氏設計の「直島新美術館」が開館予定です。
展示物の什器などには、安藤氏が会場で直接描いたスケッチも見られます。
中之島プロジェクトⅡ-地層空間
半世紀にわたり第一線で活躍し続ける安藤氏の挑戦の軌跡と現在そして未来へのビジョン、集大成となる作品群は圧巻です。
ぜひ足を運んでみて下さい。
会期
2025.03.20〜2025.07.21
休館日
月曜 ※月祝は営業
住所
〒530-0011
大阪府大阪市北区大深町6-86
グラングリーン大阪 うめきた公園
ノースパーク VS.(ヴイエス)
開館時間
10:00 – 18:00
(金・土・祝前日 20:00まで)
※入場は閉館の30分前まで
料金
一般1,800円
大学生1,500円
高校生1,000円
障がい者手帳をお持ちの方 900円