映画の話 – #nightonearth #ナイトオンザプラネット –
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こんにちは〜
本格的に冬が到来して日が落ちるのがかなり早くなってきましたね!
今回は静まりかえった夜に見たくなる映画のお話です🎬
☑︎ 90sのaestheticを感じたいとき
☑︎ シニカルなジョークでクスッとしたいとき
☑︎ 深夜勢万歳の渋い映画に出会いたいとき
『ナイト・オン・ザ・プラネット』(Night on Earth, 1991)をおすすめしたいです!
(トレーラーはリンクから見れます)
監督はジム・ジャームッシュ
『パターソン』(Paterson, 2016),『コーヒー&シガレッツ』(Coffee and Cigarettes, 2003)などを手掛けられている監督です
今回紹介する『ナイト・オン・ザ・プラネット』はオムニバス映画(複数の独立した短編のストーリーをまとめて1つの作品にしたもののこと)で、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキの「夜」を舞台にタクシードライバーとその乗客の間に起こった出来事や会話を描いています
出てくるキャラクターが全員強烈で色々な人間性が見れてワクワクします!
基本的にずっとドライバーと乗客の会話が映し出されていて、その演出がどこかの国の見知らぬ誰かの人生を垣間見ている様な気分になって面白いです
5つのエピソードに分かれているので断片的にそれぞれのポイントを紹介します!
①ロサンゼルス
高校生くらいにも見える若い女性ドライバーと映画のキャスティングをしている中年女性の乗客のお話
ポスターやトレイラーを見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれないですね、、
ロサンゼルスでのタクシードライバーは若かりし頃のウィノナ・ライダー
ストレンジャーシングスのウィルの母ジョイス役、シザーハンズのキム役などで知られています
(最初ウィノナ・ライダーとは気が付かずに見ていたんですが、途中でこの目と眉毛の動かし方は、、、!ジョイスやん!!ってなってめっちゃテンション上がりました)
いや〜〜〜可愛い
ここではとんでもヘビースモーカー
気怠そうな態度も良い
ギャップが良い
可愛い
そして可愛い!
②ニューヨーク
まともに運転できない運転手ヘルムートと乗客はTHE ニューヨーカーのヨーヨー
「運転できない運転手」というパワーワードだけでもうすでに面白そうな予感がしますね
そんなドライバーに出会ったらどうするかな、、
ヨーヨーみたいな立ち振る舞いできるかな、、
そんな2人のコミカルな掛け合いが一番好きでした
途中カオスになるけど章が終わる頃にはほっこり😊
ヘルムートのこと大好きになるよ
③パリ
黒人のドライバーと盲目の女性
女性の強いキャラクターが良い
彼女が発する言葉に思わずニヤッとしちゃいます
この章が一番アイロニーこもってたけど、グッとくる素敵な台詞が散りばめられていたのは間違いなくこの章
肌の色関係なく性格や人間性のフラットな条件で人間関係築いていきたいよねっていう大切なことにも改めて気付かせてくれます
④ローマ
おしゃべり好きで陽気なドライバーと寡黙な神父が乗客
この陽気なドライバーがとにかく喋る 喋り倒す
情報量が一番多い章です
それも眠たくなるようなつまらない話じゃなくて、トーク力が凄すぎて一人芝居を見ている様な気分になります
ブラックジョークが盛りだくさん
不快に感じるか面白いと感じるか紙一重なところあります笑
⑤ヘルシンキ
普通のドライバーと酔っ払い3人組の乗客
最終エピソードにしてオフビートな内容
(これまでのエピソードがパンチ効きすぎてる)
みんな辛いことがあったときに自分が一番不幸だというけれど
実は不幸に上下なんてものはなくて
自分に辛いことがあっても他人に寄り添ってあげること
見終わってからすごくハートフルになったのを覚えています
極寒の中おじさんたちが狭いタクシーにぎゅうぎゅう詰めになっているのが印象的でした笑
と、ざっくり個人的なポイントを紹介させていただきました!
「ドライバーと乗客」という立場でなければ出会っていなかったであろう2人の会話を覗き見る感じがすごく楽しいです
誰かと一緒に見た後で、どのエピソードが好きだった?あのシーンどう思った?って色々話せると思います💭
いろんな国の言語や英語の訛りを1つの作品で聞くことができるのもこの映画の魅力です!
視聴方法は
私は時々ふらっとTSUTAYAに立ち寄って、その場で探してレンタルすることもあります🎞
配信されていない名作もあるので宝探し感覚で楽しいですよ〜
見られた方はどのエピソードが好きだったか是非教えてください📝
ということで今回はここまで!
次回の記事もお楽しみに〜
Coco:)
良い