【MetGala2022】Billie EilishのLookが魅力的すぎる♡#MetGala2022 #BillieEilish #ファッション史
Posted onちゃお〜!優莉です🌹
今年もMetGalaでは沢山のセレブや
ファッショニスタ達が素敵なLookを
披露していましたね!
今年のDress codeは
「Gilded Glamour」
ということで1870年から1900年までの
アメリカの“金ぴか時代”にフォーカスされた
テーマになっていました
今回はMetGala2022の中でも
私が1番見惚れた
Billie Eilishのファッションについて
取り上げていきたいと思います♡
(引用元:Billie Eilish公式Instagram)
そもそもテーマである19世紀後半の
金ぴか時代について見ていきます
金ぴか時代:南北戦争の終わった1865年から
1893年の恐慌までの時期までのこと
アメリカの第二次産業革命で
資本主義体制が急速に加速された時代であり
貧富の差も拡大した時代
金色に粉飾され、芯や中身は
金素材ではないという意味であり
資本主義によって誕生した成金や富裕層を
皮肉した意味があります
当時の世界情勢や歴史を掘り返すと
長くなってしまうので割愛させて
いただきますが、ざっとまとめると
当時のアメリカの成金や富裕層は表面的に
模倣して装飾していたということです
ではどこを真似して装飾していたのか?
という疑問が湧きますよね
(※ここで経済的な背景は一度置いて
ファッション史の観点からみて下さい)
それは様々な文化が流動し発展していく中で
ヨーロッパの貴族や皇族の文化に憧れが
あったということが挙げられます
(引用元:world4.eu)
イギリスのヴィクトリア朝時代や
フランスの第二皇帝期は
衣服を含んだ贅沢品産業が大きく発展し
富裕階級の女性達はドレスの豪華さを
競っていました
このようなヨーロッパの文化的要素が
19世紀後半に産業革命と共に取り込まれてゆき
アメリカの成金や資本家達は
ファッション面においても華やかな装飾の
ファッションをしていきました
(James Abbott Mcneill Whistler)
1870年代のファッションの
特徴の1つにバッスルが挙げられます
バッスル:お尻を突き出したような
盛り上がったシルエットをつくる
それまでの19世紀半ばは、パニエで膨らませた
ロココのスカートのようなシルエットが
リバイバルし、鯨ひげや針金で
ドーム状のフレームがつくられた
ケージ・クリノリンが流行していました
加えて1870年代は首の高い位置に
ベルベットのリボンが
縛られていたのも特徴の1つです
つまりアメリカのファッション史において
バッスルやベルベットのリボンは
金ぴか時代の象徴だとわかります
(引用元:Billie Eilish公式Instagram)
そこで改めてBillie のLookを見るとまさに
お尻を突き出したようなバッスルの
シルエット、ベルベットのリボン
を纏っていることがわかります
(引用元:Gail Carriger)
そして19世紀は未だ女性の曲線美が
求められていた時代であった為、
コルセットを用いて胸を高く持ち上げ
ウエストを締めてヒップラインとの
コントラストをつけていました
(コルセットは布がシワにならないように
ピンと張るためでもありました)
今回のBillie はGilded Glamour時代の
理想的な女性の美しさを追求し
リバイバルしたものであると言えます
しかしここで忘れてはいけないのが
Gilded GlamourをBillieは
どのように解釈したのかということです
表面的な装飾という意味合いもある
Gilded Ageの中でBillieは
エコを重視しサステナビリディなドレスを
GUCCI にオーダーしたのです
こうして過去のコレクションで余った生地を
アップサイクルしたドレスや
ヴィーガン素材のシューズが
製作されました
つまりBillieは表面的な装飾だけでなく
真の装飾を追求したGilded Glamour
であるといえます
私は元々ヨーロッパのファッション史が
好きなのでBillieのLookを見た時は
一目惚れしました
アレッサンドロ・ミケーレ氏による
洗練された装飾ドレスは美しいだけでなく
サステナブルであるということが
素敵すぎて…(感嘆)
これこそ普遍的なGilded Glamourであり
現代らしい装飾だと思いました!
今回はBillie EilishのLookを取り上げましたが
他にも魅力的なセレブが沢山…
皆さんの好きなLookがあれば
是非教えてくださいね
優莉
Instagramもチェックしてね〜