世界の頂にリーチしろ。世界麻雀TOKYO2025

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日本プロ麻雀協会所属、月溪さらです。こんばんは◯

 

 

世界中の麻雀ファンが熱狂する麻雀の国際大会『世界麻雀』が現在、東京で開催されています。

 

 

実は私も、2月にオンラインで行われた個人戦予選(の予選)に挑戦したのですが、悔しくも勝ち上がれなかったため参加は叶いませんでした。

 

 

というわけで、いつも通り大阪の雀荘へ勉強会に行き、麻雀を打ちながらときどき店内で流れている配信に耳を傾け、その熱い戦いを近くに感じていました。

 

 

終電で帰宅して今、まだ闘牌モードの抜けていないまま、このブログを書いているところ。

 

 

 

 

WRC (世界リーチ麻雀選手権)

 

世界リーチ麻雀選手権(World Riichi Championship, 略してWRC)とは、3年に一度開催される、日本プロ麻雀連盟主催の国際的な麻雀大会。

第1回目の開催は2014年のパリ、第2回がラスベガス、前回の第3回はウィーンときて、今回第4回目は初の東京での開催です。

 

「麻雀」というと、映画やドラマのイメージなどでギャンブルを連想されることもあるけれど、私たちが行なっているのはれっきとした競技。プロ団体によって定められる公式なルールのもとで行われています。

 

 

娯楽としての麻雀しか知らないという人にとっては、重々しい雰囲気で真剣勝負をしている光景は少し異様に見えるかもしれません。

 

そういう意味でも、今回の世界麻雀TOKYO2025は、麻雀の「競技」としての一面を世間にアピールするチャンスということで、私たちは大きな期待を寄せています。

 

 

 

 

 

これまでの成績

初日の7月1日にレセプションがあり、翌日2日にはさっそく国別対抗チーム戦が行われていました。

 

 

 

 

今回、真っ先に世界の頂に立ったのはポルトガル・スペインチーム!
持ち越しの高得点も活かし、ダントツのトータルポイントで勝利。

選手たちの打っているときの真剣さと、インタビューなど対局外での明るい表情のギャップにも親しみを感じました。初めは読み方や発音が難しそうだなと思った選手も、少しずつ名前覚えてきたかもしれない。

一番驚いたのは、世界の選手たちがリーチ麻雀のルールを熟知し、細やかな思考をもって打っていたこと。ひとことに麻雀といっても、ルールによって打ち方は大きく変わってきます。

全然違うルールで打つのってすごく難しいはず…というのは心当たりがあって。以前、中国人の友人宅(中国)に遊びにお邪魔した際、雀荘を営んでいるご家族と一緒に打たせてもらったことがあるけれど、全くついていけなくて困り果てたことを思い出しました。七対子(チートイツ)という役を目指して暗刻から1枚切ったら「そんなことしちゃダメじゃん!」ってお母さんに怒られちゃった。笑(そのルールでは、チートイツは存在しないみたい)

優勝のポルトガル・スペインチームを始め、各国の選手たちがどのように練習・勉強環境を整えてここまで強くなれたのか、とても気になりました。

 

 

 

 

そして予選が終えられたばかりの個人戦。

 

 

 

予選1位通過を決めたのは、日本プロ麻雀連盟に所属する清水香織選手!

ベスト32は半数以上がfrom ”Japan”の選手たちです。
既に卓組も発表されていますが、日本人同士のみで戦う組み合わせが2卓も。

そんな中で目立ちやすい海外の選手には、一層注目が集まりそうな予感。

 

 

 

注目選手

 

出場選手全員頑張ってほしいという気持ちですが、個人的に特に注目している選手は以下のお二人。

予選2位通過のVladislav Pliasunov選手、私は初めて存在を知りました。成績表を見る限り1-7回戦まで全てトップの7連勝ではないでしょうか。強調しますが、7連対ではなく7トップです。妥協せずにトップを狙いにいく姿勢。いったいどれほど攻撃的なスタイルが見れるのか、あるいは…?非常に楽しみです。選手としての来歴も気になるところ。

また、16位の日向杏介選手。(日向って宮崎を象徴してるのかな?)私も所属している日本プロ麻雀協会の先輩にあたり、宮崎支部長をされています。第2回ラスベガスと第3回ウィーンでの大会にも出場経験があるという世界大会の常連選手。その経験の豊富さから、今回も日本プロ麻雀協会により選抜されて個人戦出場となりました。世界での戦い方を知る数少ない選手の一人として、どのようにして優勝を目指していくのか。ぜひご注目ください。

 

自然とよく名前を目にする有名な面々のなかに隠れた、まだまだ知らない人もきっと多いはずという実力者たちを中心に、動向を追っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイムテーブル

 

 

世界麻雀公式Xのポストによると、本日7/5(土)のタイムテーブルは以下の通り。

 

 

 

 

 

 

 

アニャ・テイラー=ジョイ主演、Netflixのドラマ『クイーンズ・ギャンビット』を見たことがあるでしょうか。親を亡くした9歳の少女がチェスと出会い、孤独や依存と向き合いながらも、自分の才能を信じて世界の頂点を目指していく物語。

私はこの作品の大ファンで、とくにチェスのおしゃれで厳かな競技シーンが大好きなのですが、競技も国や時代背景も異なるけれど、配信を見ていると、この麻雀世界大会でも、どことなく近い雰囲気を覚えました。

今回はアース製薬株式会社が特別協賛となったことで、大会名称が「アース製薬100周年記念 世界麻雀TOKYO2025」となっています。描いている理想の競技麻雀の世界が、偉大な協力者の方々と、携わっている各国の選手一人一人の麻雀愛によってこのように形作られていくこと、本当にありがたく喜ばしい気持ちです。

 

 

 

 

 

こちらは選手に提供されている、和菓子の一久さんのお菓子たち(私も大ファンです)。

日本での開催は私たちも嬉しいし、外国の選手が日本ならではの要素を楽しんでもらえることも素敵ですね。

選手たちにも大好評の様子♩

 

 


 

何より、一番強く感じたのは、こんな風に世界中からひと所に選手が集まり卓を囲んでいるのって、なんて平和で美しい景色なんだろうってこと

 

 

 

選手ひとりひとりのなかに、その一打一打に

唯一無二のドラマがあります

 

 

 

 

麻雀をあまりよく知らないという方も

この機会に、ぜひそのワンシーンを覗いてみて

 

 

 

 

 

あ、書いてる間に朝になっちゃった

この後11時より対局開始です

 

 

 

 

それでは、世界麻雀一緒に楽しみましょう☺︎

 

 

 

 

 

Let’s enjoy the WRC!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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