山と温泉
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sara moonです。こんばんは◯
少し前から体調を崩しがちで
度々「お休み」の日を設けることにしていました。
休んでいるつもりで、何かと用事や予定を
詰め込んでしまうタイプなので
それはあまりお休みにはなっていないかもよ、と先生に言われ
今回は家族の力を借りることに。
おばあちゃん、伯父、叔母と私で
兵庫県にある日本三代名湯のひとつ、有馬温泉へ。
訪れたのは、有馬グランドホテルといって
六甲山の中腹に位置し、60年以上も続く老舗の宿。
家族が先に着いて
私はお仕事終わりに合流
こちらはベリージュース
乾杯に間に合いました
伯父は60歳を超えているけれど
数年前に長く勤めた会社を辞めて
ロンドンファッションカレッジの院を受験し入学
卒業した現在もロンドンでお仕事をしているので
今回は久しぶりの会
若い時に頑張っていたこと
色々な挫折と奮闘のエピソードなど
普段の集まりではあまりゆっくり聞けないような
お話をいろいろ話してくれて
まるで一本の映画を見ているような感覚に
家族のみんなドラマチックな人生を歩んでいるみたい
人生ってそういうものなのかな
彼の常に何かに挑戦し続ける姿勢から
会うたびに刺激をもらえる人
伯父のThom Browneのカーディガン
会っているときだけは私のもの
温泉
このホテルには日帰りのお客さんでも入れる大浴場&スパと
上階の宿泊客専用の大浴場とがあります
今回は私たちは宿泊したので
せっかくだから、と上階のお風呂へ
空気が澄んでいて、
山のてっぺんに登った気になる
遅い時間だったから、露天風呂を独り占めできて
長湯してしまった
小二の時に初めてちゃんと中国語で数を数えるのを習って
100まで数えるまであがらないゲームをやっていた
(久しぶりにひとりでやってみた)
やわらかくて香りの良い檜の淵にうつ伏せて
お湯にぷかぷか
(今なにも考えていない気がする。気持ちいい)
母がこのホテルが大好きで
私と弟を連れてきてくれて
小学生の時に毎週末(本当に毎週末)
訪れていた大切な場所
昔のことを考えて思い出に浸るひととき
確かにいつも「前にすすむこと」にばかり必死で
過去を振り返る時間ってあまりなかったかもしれない
前を向くと希望を見出すことができて
これまで与えてもらった優しい記憶からは
何度でも癒しをもらえる
あまりよく寝れないことも今の悩みの一つだけど
この日は心なしか、いつもより眠れた気がしました
朝食会場
朝ご飯も美味しかったのだけれど
それ以上に景色と静寂を楽しんでいた
撮影:叔母
そして朝食後のお散歩。
当時、ホテルに着くと
私と弟はこのお庭で追いかけっこやかくれんぼをしたり
絵の具とスケッチブックを持ってきて、お庭の絵を描いたり
夏は、その向こうにあるプールで遊んだり…
母はそんな様子を、ロビーのラウンジから眺めてくれていました
こちらがそのラウンジ
大人になってから初めて足を踏み入れたかもしれない
窓から外を眺めると必ず大きな山が見えるところがすごく好き
人が少ないので、あまり知られていないかもしれないけれど
さらに奥に進むと素敵な庭園があります。
歌人なら雅な句を詠んでいたことでしょう
昔は毎週来ていたのに、
いつのまにか来ることもなくなってた
約10年以上ぶりぐらいに来た有馬グランドホテルは
どれだけ時間が経っても
やっぱり私のパワースポットのひとつでした
だけどそれは、このように家族がそばにいて
いつも味方でいてくれるおかげ
本当はわたしが連れてきて皆を癒したいところだけど
お世話になってばかり。
(日常生活でもそんなふうに思うことだらけ)
でも素直にありがとう。
年に一度か二度会えるかどうかという友人が以前
「あなたの本心や実際の状態は、あなたがうまく伝えられなくても
あなたの味方にはちゃんと伝わっているし
大切な人たちにだけ分かってもらえたらいいでしょう
あなたのペースでね」
と言ってくれたことを帰り道、ふと思い出した。
彼女の心の広さはなんだか、有馬の山に似てるなって。
たくさんの思い出をアップデートして
また明日から頑張れそう
お休みを終えて日常に戻るときの
この気持ちは昔と変わっていないみたい
毎週ここに連れてきてくれた母の思いが
少しわかった気がした
先月の休日に過ごした時間と風景のシェアでした
それではまたね
Good night♨︎
◉宿泊地情報◉
有馬グランドホテル
神戸市北区有馬町1304-1
TEL:078-904-0181
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