白帝位を諦めない #白帝トーナメント
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月溪さらです。こんばんは◯
今週末の日曜日は、とても楽しみにしている配信対局
日本プロ麻雀連盟主催『白帝トーナメント』決勝戦があります。
本来は自分も参加するつもりでいた優勝争いですが
ベスト8で悔しくも敗退となってしまいました。
改めて、簡単に自己紹介
日本プロ麻雀協会所属、月溪(つきたに)さらです。プロ雀士としての活動は6年目。平日は塾・予備校講師、フリースクールの先生をしています。
(強そうなビジュアルの選手プロフィールはこちら。この時はまだ黒髪)
麻雀プロ団体ってなに?
麻雀には、従来の一般的なイメージである「大衆娯楽」という側面もありますが、プロ団体が尽力しているのは「競技」としての麻雀の普及。競技麻雀の公式戦に出たり、麻雀プロとして活動するするためには、複数あるプロ団体のうちいずれかのプロテストを受けて団体に所属することが必要です。私はそのなかで日本プロ麻雀協会という団体を選びました。
白帝トーナメントとは?
日本プロ麻雀連盟・関西本部公式タイトル戦の一つ。かつての『関西覇皇トーナメント』が昨年よりスケールアップしたもので、北海道から九州まで、全国各地のプロが大阪に集まる指定交流戦です。ルールは日本プロ麻雀連盟公式ルール。総勢約100名で4回戦の合計ポイントを競い、そのうち2位から25位までとシード者で追加の3回戦を行い、ベスト16が決まる(1位はベスト16へ進出確定)というシステム。さらにトーナメント戦を行い、卓内上位者2名ずつがベスト8,さらに決勝へと進出します。
他団体主催の対局ということで、普段慣れ親しんでいるルールとは異なるため、エントリーを決めてから猛練習しました。ベスト16までの道のりを記した、先月のブログ『白帝位をめざして』もぜひ読んでみてください。
ベスト8までの道のりと、決勝戦進出への壁
同日中に行われたベスト16とベスト8のトーナメントマッチ。 誤解を恐れずに直感的な言葉で表現するならば、最初の本戦4回戦からベスト28,ベスト16そしてベスト8へと辿り着くまで「分かる」という感覚で打っていました。自分の置かれた状況と、どう打つべきかが鮮明に見えている気がした。それがあったからこそ、何度か訪れた窮地、大切な一打に自信をもって運命を委ねることができたのだ思います。しかし、いわゆる「ツイてる」感覚とは明らかに違っていました。これが完全に運によるものではなく、少なからず今までの地道な練習や勉強に由来しているのかもしれないという期待をきっと持っていたから。
頭の透き通りがいったい何に由来するものなのか、自覚はないけれど、ただ、雑念さえも真っ白に忘れ去ったかのような潔い気持ちで卓に向かえていたことは確かです。
しかしながら、ようやく決勝まであと一息というベスト8の途中から、徐々にその感覚は失われてしまいました。そして、ついにここでまた負け。決勝に進めない以上、これまでの勝ちに形式的価値はなくなってしまう訳だけれど、私自身にとっては非常に有意義な時間だったことは確かです。きっとこの日の記憶に、この先何度も救われていくことでしょう。
学べば学ぶほど足りないところが見えてきて、このままでは間に合わないと、焦りも生まれる。だけど、ここぞという一戦で勝つために、まだまだ心底弱い自分ともしっかり向き合っていく覚悟ができてきました。いつか白帝と名乗れる日がくることを夢見て。
ベスト16最終戦前の条件計算メモ
字の乱れ具合から必死さが伝わる
今日の感覚を記録しておこうと思って
対局後とっさにお化粧室の鏡で撮影
そして決勝戦
いよいよ明日、今年の白帝が決まります。
第2回白帝トーナメントベスト8
全卓3回戦終了
決勝進出者決定!
(写真向かって左から)山元龍(九州本部)
岡本佳祐(中部本部)
山口真(静岡支部)
中出雄介(麻将連合)決勝は3/30(日)雀サクッチャンネルにて生配信になります! pic.twitter.com/eqr1u7Ot1c
— 日本プロ麻雀連盟 関西本部 (@jpmlkansaihonbu) March 16, 2025
出場者は上記の4名。
ベスト8では1回戦ラス(卓内4着)からの2回戦2着、3回戦は他家と大きく差をつけてトップというドラマチックな展開で決勝への駒を進めた九州支部所属・山元龍プロ。ベスト28で同卓した際には丁寧な立ち回りに唸らされ、同時に通過。対局終了後「鬼強かったです」と紳士にお声をかけてくださいました(とここで自慢げに記しておきたい)。
ベスト16で同卓した際、一回戦から昨年優勝者としての実力を見せつけ圧倒的勝者の空気を纏っていた中部本部所属・岡本佳祐プロ。ブレない安定した打ち筋を目の当たりにし、相当にお強いということを体感しました。実力を磨いて、必ずまた挑みたい方。ご本人のnoteはこちら☜
ベスト8、1回戦のラススタートから、たちまち周囲と差をつけた2回戦・3回戦の連続トップで見事に決勝戦へと勝ち上がられた静岡支部所属の山口真プロ。昨年入会したばかりであるにも関わらず、既に真の実力者。終了後は素直に「参りました」と降参の思いでした。完敗でした。
決勝進出者の中で唯一連盟員でない、麻雀連合所属の中出雄介プロ。本戦では堂々の1位通過によりベスト16へジャンプアップ、ベスト8では、他家と僅差の接戦を冷静沈着に制し、見事決勝へ進出。主催団体問わず数多くの対局に出られており、交流戦のほとんどで上位におられるイメージ。当日はトレードマークの「ホワイトメガネ」がベスト8では黒かった気がしますが、決勝戦ではいかに。
この中から決まる勝者はただ一人。
私もこの壮大な物語の結末を見届けます
果てしなく大きな、あと一歩が届かなかったという悔しさ
壮絶な戦いを勝ち上がってきた強者たちへの憧れ
来年こそは自分もこの場にという希望と
白帝位になるまで絶対に諦めないという
決意と覚悟を抱きながら ✤✤✤✤
白帝トーナメント決勝戦
START : 3/30(SUN) 13:00
※時間打ち切りなし4回戦
配信対局のご視聴はこちらより
https://www.youtube.com/live/iDbs4qp8QqU?si=zk7kQaBRitH6RnFl
応援よろしくお願いいたします!!☺︎
Rest well, you four potential Hakuteis.
Good luck to you all♕✭*
あと一巡間に合え!という気持ちで応援
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