「狂ったような英語スペシャルをくらって」#授業日記
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「狂ったような英語スペシャルをくらっちゃってさ〜」
ユニークな言葉遣いで愚痴をこぼす生徒。
塾で彼女の個別指導を担当させてもらうことになり
早くも2年が経とうとしている。
彼女は、4月から高校生になるのだ。
当初は、英語に対してかなりの苦手意識があるようだった。
私が解説をし始めると、割って入るように
英語のことやそうでないこと、とにかく別の話題を話し出す。
(だいたいは英語と無関係なこと)
そんな彼女だが、将来は医者になりたいという夢が決まっていて
目標に向けて「頑張りたい」という気持ちもちゃんとある。
なんとか地道に努力を積み重ねて、定期テストの点数を上げてきた。
(本当にえらい!)
「英語ね、最初は”大嫌い”だったんだけど
だんだん”嫌い”ぐらいになってきて、
今は苦手だけどまだマシって感じ。
最近、学校で結構褒められるよ」
そう言っていたのが半年前ぐらい。
近頃では、各文法テーマの重要事項が
さらに身についてきた様子。
順調そうだと思っていたが、
学校の授業で扱った長文がほとんど読めず
また少し自信をなくしてしまったらしい。
「なんで私こんなダメなんだろ。
自分的には頑張ってるつもりなのに」
「頑張ってることもよく知ってるし
何もダメなことなんてないよ。
この調子で続けてたら、読めるようになってくるからね!」
実際、彼女は本当によく頑張っている。
ただそれを点数に反映させるためには、
まだまだ相当の練習が必要なのだ。
ところで、彼女には絵を描く趣味がある。
彼女が描いた絵を見せてもらうと、
白黒なのに色鮮やかな雰囲気が感じられる
とても魅力的な景色ばかりだった。
それらは、彼女の使う言葉に似ていると感じた。
言葉は記号であるから、誰が使っても同じ意味を持つ。
しかし、使う人によって、その言葉が纏う色彩が
全然違っているように思える。
写真は、「先生いつもお疲れ様」と労いながら渡してくれた
彼女の最新作。
いま私の部屋の壁には、小さな個展ができそうなぐらい
彼女の素敵な作品たちが飾ってある。
彼女の夢は、人の命を助けるお仕事をすること。
でももうすでに、あなたの周りの人たちは
あなたから発されるパワフルな言葉たちや
惜しみない優しさによって、
きっとものすごく助けられているんだよってことを
伝え続けている。
「自分はダメだ」と思うことは誰しもにあることだけれど
あなたの素晴しさは、点数で表すことができないだけだから。
でも、私はちゃんと知ってるよ。
ここぞという大切な日に、
自信を持って臨めるように。
これからも全力でサポートしていくね
一緒に頑張りましょう!
ブログ読んでくれているあなたも
ぜひご一緒に☺︎
いつもありがとう。
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