Yellow Musicを好き勝手紐解いてみた

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君の声を聞かせて

雲をよけ世界照らすような

君の声を聞かせて

遠い所も、雨の中も

すべては思い通り

 

今や日本で知らない人はいないのではないでしょうか。

ドラマの主題歌で耳にする。そもそもドラマに出ていたりもする。音楽番組で見かける。本屋の本棚で目が合う。

 

出会いの場がそこらじゅうに広がっていながらも、それぞれの場所で全てがその人だけの存在感と雰囲気と声を持ち合わせて成り立っている空間があるように思う。

 

そんな異彩を放つ日本の誇るべき異人、星野源さんの音楽について本日は探堀りしていきたいと、そう言った回です。

 

 

早速ですが、星野源さんといえば有名ドラマの主題歌「」や初紅白で披露した「SUN」などで知られていますがこれらの曲を歌詞を見ながら、使われてる楽器に着目しながらしっかり聴いたことがあるでしょうか。

 

ないですよね!(恐ろしい)(食い気味の決めつけ)

 

そもそも私が感覚的に聞いて口ずさんでいた経験しかなかったから食い気味の決めつけをしているのですが、今回このブログを書きたくてありとあらゆるインタビュー記事や本を読んで、私はなんて勿体無い聞き方をしていたんだ、と落胆致しました。

 

なので皆さんにはそんな思いをして欲しくないと勝手に感じ、焦る思いで指を走らせている今日この頃です。

 

まず歌詞から深堀していきたいのですが

「恋」と言う楽曲の冒頭の歌詞をご覧ください。

 

営みの街が暮れたら色めき

風たちは運ぶわ カラスと人々の群れ

意味なんかないさ暮らしがあるだけ

ただ腹を空かせて 君の元へ帰るんだ

 

元々ドラマが先でそれに合う曲を作る流れだったみたいなのですがドラマを全部見てた私でもこの歌い始まりは滅相も思いつきません。完敗です。KO負けです。

 

星野源さんの本いのちの車窓からで語られている恋の冒頭部分についてこんなニュアンスのことが書かれているのですが、

 

人にはそれぞれの生活があって、この場所には確かに季節があって、清々しい気持ちの中でふと誰かの手をギュッと握りたくなる。肌を重ねたくなる。こう言う時に恋が生まれるんだなと思った。

 

何気ない生活の中にそれぞれの幸せがあって、季節を感じられるほどの余裕があって。

そんなあたたかい感情の中で恋が生まれる、てなんて素敵なんだよ。と私まであったかくなった次第です。

 

 

またとんでもパワーワードなのが夫婦を超えてゆけですけれどもまあなんと収まりと響きの良いワードセンス。

 

恋に当たり前固定概念もなくそれぞれが自由なスタイルで恋ができる今の時代に、非常にフィットした言葉で夫婦が恋の目指すべき正解ではなくそれぞれの正解があるように思えるそんなフレーズで調べたときもう私は完全に星野源様の虜になっていたように思います。

 

続いて楽器について深堀りしていきたいのですがここでも「恋」の楽曲を例に出していきます!

 

調べましたよわたしは。

民謡楽器みたいな音が流れるのですが

こちら、中国の民謡楽器で二胡(にこ)という楽器らしく日本で言うと三味線に近い形だそうで、女性の歌声の様な音、と言われる素敵な音を奏でる弦楽器です!

気になる方是非調べてみてください、、、。

 

この発想インドの音楽にハマったジョージハリスンがリボルバー(と言うアルバム)にインドの楽器放り込んだビートルズと同じ発想では?と思い私は星野源さんの背中に未来の日本版ビートルズさえも見えかけました(o_o)

 

また、中々他のアーティストと比べると珍しいマリンバが使用されていて、プロ並みのマリンバ奏者である星野源さんならではの発想でニ胡とマリンバを掛け合わせて東洋らしい音楽感を作り上げたかったと語っており、以前からフォークロックに影響を受けていたと言う星野源さんの原点も感じれる要は詰まりに詰まった楽曲ということです!!!

 

こういう細かい日本の言葉選びや日本の四季から連想される音楽、国を跨いだ民謡音楽の取り入れからなる音楽が星野源さんの音楽を作り上げる“Yellow Music”なんだな、と調べてより感じることができました。

 

Yellow Music

 

 

そもそもこの言葉、星野源さんが作り出した造語なのですが、文字から見るとBlack Musicの様なその地の人種音楽の様なものかな?と思わされるのですが以前インタビューではこんな風に語っていました。

 

いろんな音楽を吸収しつつも真似するのではなく自分のフィルターをしっかり通した音楽。

 

これこそが星野源さんのつくるYellow Musicで、つまりどう言うことかと言うと、好きを真似するだけじゃ結局自分のものにはならなくて、参考にしながらもそれを見て自分が感じた感情や想いを反映させながら作れるそんなものづくり、曲作りがYellow Musicなのかな。と私は解釈しております。

 

なぜ急に星野源さんの音楽について深堀りしたかと言うと、星野源さんの音楽に対する考えが、作る側の発想が音楽に関わらず言えることでものづくりをする人のこういう思いが少しでも広まって欲しいし、作る側の人の背中を押してくれるようなきっかけになったらいいなと思っていて、あぁこれがクリエイティブだなあ、ものづくりってこうだよなあ。と私自身が強く思わされたからです( ˙-˙ )

 

世界で日本のアニメや漫画が高く評価されてるものを、私たち日本人はわざわざその国に行かなくてもすぐ調べて手に取れてなおかつ同じ言語で読める贅沢さを日本人は意外と自覚してないのと同じで、こんなすごい才能の持ち主が日本に存在すること、その音楽をすぐに調べて同じ言語で聞くことができるのは同じ日本人だからで、その贅沢さを存分に利用してもっと日本のことを知らなきゃいけないな。と思えるきっかけになりました。

 

日本にも日本なりの、日本だけの、日本だからこそのいいところがあってその繊細さから注目されるカルチャーやアートがあってそれをすぐに調べられる環境があることの贅沢さを痛いほど感じました。

 

最後に!

 

誰もが音楽を作れて世に出せる時代、再生後の数秒間でどれだけ人の集中力が切れる前に心を奪えるかで戦う末イントロがどんどんなくなっていくこの時代にアルバムフルで通して聴いてほしい!とおすすめできる日本のアーティストです!

 

是非時間を見つけて星野源さんの音楽をじっくりと聞いてみてください٩( ᐛ )و

 

-end-


    1. コメントありがとうございます。
      確認致しました!
      大変失礼致しました。
      教えてくださり本当にありがとうございます!
      今後、より一層調べ、確認する様気をつけます。

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