CULTURE
NY救急救命のリアルを描く『アスファルト・シティ』
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『アスファルト・シティ』
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リアルな体験から生まれる映画は、リアルな感動をもたらす──。
映画『アスファルト・シティ』は、元救急救命隊員の実体験に基づいた小説の映画化、ニューヨークのディープな一面を映し出します。それはアート、カルチャー、ファッションといった華やかな一面ではなく、犯罪と暴力に支配されたエリア、ハーレムという闇も抱えるニューヨークの救急救命隊員の日常。
ニューヨーク市消防局で働きながら大学の医学部を目指す新人救急隊員のクロス(タイ・シェリダン)は、腕が良いと評判のベテラン隊員ラット(ショーン・ペン)とバディを組むことに。昼夜問わず出動要請が鳴り響き、現場へと駆けつける日々。そんな中、ラットとクロスそれぞれが抱えるトラウマが明らかになり、ある日、現場での対応を巡り、思いも寄らぬ展開が彼らを待ち受ける。
この映画はアメリカの医療制度の問題を突き、現実を伝えたいという想いから作られました。そもそも日本とアメリカの医療保険制度は異なります。日本は国民皆保険で全員が何らかの公的保険に加入していますが、アメリカは任意で無保険者も多い。違いがあるからこそ、驚くこと、気づくこともある。日本に住んでいると想像できないような救急救命活動の現場が淡々と、でも強烈に描かれ、そのリアリティある描写に引き込まれます。
「救急現場で闘う英雄にこの映画を捧げる」(ジャン=ステファーヌ・ソヴェール監督)という言葉からも伝わるように、命を救うとはどういうことなのか、そのために私たちはどう社会を見つめるべきか、考えさせられる。人間の心(意志)はどう変化していくのか、どう立ち直ればいいのか、痛みと癒しに心を打たれる。そして、大きな問いを投げかけてくるのです。
| 救急現場の臨場感度 |
★★★★★
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| クロスの成長度 |
★★★★☆
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| 医療制度を考える度 |
★★★☆☆
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原作
シャノン・バーク「Black Flies」
監督
ジャン=ステファーヌ・ソヴェール
出演
ショーン・ペン
タイ・シェリダン
キャサリン・ウォーターストン
マイケル・ピット
マイク・タイソン
配給
キノフィルムズ
2025年6月27日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開中
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