【森美術館】六本木ヒルズの巨大蜘蛛・ルイーズ・ブルジョワ展

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こんにちは

 

Cocoです

 

森美術館にて開催されているルイーズ・ブルジョワ展に行ってきました

 

 


 

 

国内では27年ぶりの大規模個展

「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」

 

 

 

 

日本初公開の作品も多数含む約100点が集結しています

 

 

六本木ヒルズの入り口に立つ、大きな蜘蛛のような彫刻を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

 

蜘蛛は彼女の作品において重要なモチーフです

 

 

 

 

ルイーズ・ブルジョワのプロフィールを簡単にご紹介

 

ルイーズ・ブルジョワは1911年、フランス生まれのアメリカの彫刻家です

 

特に感情的なテーマや家族の記憶を扱った作品で知られています

 

彼女の代表作には、蜘蛛をモチーフにした彫刻や、セラミックや布を使ったインスタレーションがあり、女性ならではの経験や両親との複雑な関係をテーマに作品を通して様々な相反する感情や心理状態を表現しています

 

セクシュアリティやジェンダー、身体をモチーフにした作品はフェミニズムの文脈でも高く評価されています

 

 

 

 

日本では27年ぶりという今回の展示はとにかく作品数と規模に圧巻されます

 

会期は来年の1月まであるので機会があれば足を運んでみてください

 

 

 

 

ちょこっとだけ今回展示されていた作品もご紹介

 

 

《かまえる蜘蛛》

 

蜘蛛はタペストリーの修復家であった彼女の母を象徴しています

 

糸で巣を作る

壊れてもまた作り直す

時には危険な生き物として恐れられる

 

「かまえる」という題のこの作品は、敵を威嚇するかのように足を広げ、それは子供を守る母のようでもあり捕食者のようにも見えます

 

部屋いっぱいいっぱいの大きさの巨大蜘蛛は迫力満点です

 

 

 

 

《カップル》

 

ふたつの身体が抱き合うような姿勢で不安定に吊るされた銀色の彫刻

 

ぶつかり合いながらも均衡を保とうとするかのような絶妙な緊張感が表現されています

 

愛情や性的関心も彼女にとって重要な主題のひとつです

 

こちらの作品も巨大でじっくりと見つめたくなるような美しい銀色

 

 

 

《ヒステリーのアーチ》

 

ヒステリー(解離性障害)はかつて女性特有のものだとされていました

 

そこに疑問を投げかけたのがこの作品

 

19世紀に研究が進んでその偏見自体は修正されていくのですが、ヒステリー特有の大きく体をのけぞらせたりする身振りを、男性の形で彫刻にしています

 

森美術館といえばこのビルが一望できる部屋ですが、ここにこの作品が置かれたのも意図があるような気がしています

 

このビルの景色はいわば権力の象徴で、それは男性性にも結びつくと考えることができます

 

 

 

まだまだ紹介したい作品がたくさんありますが、残りは実際に見ていただきたいのでこのへんにしておきますね

 

 

 

この展示にはブルジョワの人生の中で駆け巡った感情が詰まっています

 

小さなキャプションも見逃さないでほしい

 

最初から最後まで完璧に構成された見応えのある展示でした

 

 

 

 

 

 

ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ

会期:2024年9月25日〜2025年1月19日
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00〜22:00(火〜17:00、ただし12月24日、12月31日は〜22:00)
休館日:会期中無休
料金:[平日]一般 2000円 / [土・日・休日]一般 2200円ほか

 

 

 

 

ということで今回はここまで

 

次回の記事もお楽しみに

 

Coco

 

 

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