【100年前から安土桃山時代のものまで!?】まるで美術館のような逸品が揃う京都の老舗古代裂専門店「ちんぎれや」さんをご紹介! #京都 #ちんぎれや
Posted onちゃお〜!優莉です🌹
今回は京都の古代裂を専門に扱う老舗
「ちんぎれや」さんに
お邪魔してきたのでレポートします♡

皆さんは古代裂をご存じですか?
古代裂とは歴史の古い織物の断片のことで
一般的には明治以前のものを
古代裂というそうです![]()
「ちんぎれや」さんは明治35年に
創業された老舗で
安土桃山時代や室町時代といった
古くのものから100年ほど前のものまで
古代裂だけでなく骨董品も扱われています
今回は当主の中村さんに
様々なお話を伺いました![]()
はじめに見せてくださったのがこちら

江戸時代の火事羽織
これは町火消が火消しの際に着用する襦袢
でリバーシブル(写真は内側のもの)
になっています
表側はシンプルな無地です
何故内側にデザインが描かれているのか
というと町火消が
危険な作業である火消しから
帰ってきた際に裏返して帰ってくることで
勇敢な姿を羽織でも表現していたみたいです
「火事と喧嘩は江戸の華」
という江戸を表現することわざもあるように
火事と喧嘩が多かった江戸時代の中で
火事に立ち向かってテキパキと働く
火消しの姿が、まるで喧嘩のようだ
と言われていたそうです
そんな火消しの勇敢な姿を見ようと
多くの野次馬がよく集まっていたそうで
火消しはまさにヒーロー的な存在で
あったと言えます![]()
そんな江戸時代のヒーローが
火事羽織の裏側を羽織って帰ってくる姿を
想像するとめっちゃかっこいい…と
思いますよね![]()
粋すぎませんか??

江戸時代後期のお着物
約300年前のものが綺麗に現存していること
にびっくりするとともに感心しました
天然染料で染められているのですが、
化学染料ではないからこそ品質が
良いのだそうです![]()
色の褪せ方や素材の状態も化学染料と
天然染料では全く違うのですね![]()

刺繍も昔なので勿論手作業…
繊細な作業で作られたものは
近くで見ると圧巻の美しさです![]()

こちらは江戸時代中期から後期頃のお着物

凛とした印象を受けるデザインは
約300年経った今でも洗練されていて
美しいですね![]()
そして私が1番驚いたのがこちらの裂![]()

なんと安土桃山時代の裂だそうです![]()
安土桃山時代と聞いた時は
驚きすぎてフリーズしました(笑)
このような古い裂などは
どのようにして保管されていたのかと
中村さんにお話を聞くと
元々武家の蔵やコレクターさんから
流通して発見されるそうです![]()
また、お公家さんや武家の趣向の違いがあり
好みに応じて職人さんが
誂えられていたそうです![]()
なので同じ時代のものでもデザインの違い
によって身分の位がわかるように
なっていたのですね〜!
日本文化は本当に奥が深いです![]()

そんな歴史あるとても貴重な骨董品ばかりが
揃う「ちんぎれや」さんですが
眺めて楽しむ裂だけでなく
デイリーに使用できるようにがまぐちや
メガネケース、爪楊枝入れ等
歴史ある裂を職人さんが仕立てられたものも
販売されています![]()

私はカード入れを購入しました![]()
最近名刺入れを探していたので
可愛くて粋なデザインのものに
巡り会えてラッキー![]()
これは幕末頃の裂で仕立てられたもので
マチもあって見た目以上に容量があります

他にも、100年ほど前の懐紙入れが
とても可愛くて迷っちゃいました![]()
今回の記事では掲載しきれないほど
日本文化の粋な面を感じることができる
裂や骨董品が沢山ありデザイン1つに
奥が深くて本当に感心しました
何より昔の骨董品は1つ1つの細部が
凝られて作られているため
現在の技術では生み出せない
〝職人技が光る逸品〟を
肌で感じることができました
皆さんも日本の粋な文化を感じる
デザインの裂や骨董品に出会いたい際は
「ちんぎれや」さんに訪れてみては?♡
最後まで読んで下さり
ありがとうございました!
それでは次回お会いするときまで、
Instagramも是非チェックしてね〜![]()
@nunuko2y_mars
優莉
ちんぎれや
TEL:075-561-4726
営業時間:10:00~18:00
定休日:日曜日(月曜日が祝日の場合のみ営業)
住所:京都府京都市東山区縄手通三条南入ル

