デザイン系の展示を楽しむコツ。ラストサマーは動きのカガク展へ！！

Posted on 2015年8月20日

#夏休みラストはこの展示が面白い！！

六本木ミッドタウン近くの展示スペース2121で「動きのあるカガク展」が開催中。行ったのはだいぶ前なのですが、おすすめなのでご紹介したいと思います。楽しみ方がわからなーい、より展示を楽しみたい！！なんて人、必見です＾＾

#動きのあるカガク展って？

名前の通り、「動き」に特化した展示です。写真、映像、プロダクト、彫刻など、様々なジャンルが「動き」をキーワードに作品を展示しています。今回の展示はあくまでも「完成したカタチ」の作品ではないということ。カガクというように、実験された様々なジャンルが展示されています。結果報告とでもいうのでしょうか。そういった作品は古い名画のような完成された作品とは違い、まだまだ進化を遂げる可能性を秘めています。そんな作品達をみることは、とても刺激を受ける事ができ、見る人の様々な想像力を広げてくれます。つまり、　インスピレーションを受けまくる事ができる！！！ということです。作品をみて、自分ならどうする？？と考えながら見るのも手でしょう。

（画像：公式ページ引用）

#2121の特徴

展示スペース2121の特徴を言う前に、まず「デザイン」と「アート」の違いをお話します。良く学校で言われる話なのですが、主な違いは作品を通して「相手」がいるかいないかということです。「人の生活を豊かにする（人をプラスにする）」ことがデザインのモットーで、相手なしでデザインは作れません。逆にアートは相手はいなくても成り立ちます。誰かをプラスにするかどうかはさておき、自分の発したいことを自由に発信できるのがアートです。近年はそれをミックスしたようなモノもあります＾＾

さてさて、この事をふまえた上で、21_21 DESIGN SIGHT（ミッドタウン・ガーデン）の展示は、単位展など、非常に（グラフィックの面で特に）デザインに特化された展示が多いです。バラバラの作品もまとまって見えるし、作品を説明する部分が他の展示スペースと比べて圧倒的に高く、わかりやすかったり面白い手法が使われています。（その理由は次の項目）

#作品前の概要は読むべし！！

作品の近くの壁などにほぼ必ず、作品の説明書きなどがあります。今回の動きのカガク展では特にそこを見逃しては行けません！！普通なら白いパネルに黒い文字で説明書きされていますが、今回のは写真の通り、工具なども引っ付いていますね？これはその作品を作るために用いられた道具達が貼付けられているわけです。つまりこの作品はどうやって作られたのかがこれをみて一目で分かっちゃうというわけです。説明文はポストイットに手書き（風？）に書かれた文字。カガク、実験などがテーマな展示なのですからそういったイメージをデザインに落とし込んだのでしょう。またこの過程が見れるのも魅力のひとつ。デザインの良い悪いを決める基準はズバリ過程なのです。アイディアって８０％以上は大体人と被ります。そこで大きく差を開くのが、このアイディアはどうやって生み出されたのか、それを面白く、またおしゃれに（？）伝える事が出来れば人の心を掴むことができます。

#とにかく体験ものが多い

今回の展示は来客者が体験する事によって作品になるものが多いです。傘を広げる事によって、アニメーションが見る事が出来たり、人がまわす事でボールが動くことができたり。インスタレーション（来客者をふくめ空間ごと作品する）性に優れているので見るだけだとねむくなっちゃうーなんて人は是非おすすめ。友達とも、カップルともいっても全然楽しめます。展示の楽しみ方はお互いの意見をシェアするのが最大の楽しむ方法の一つですよ！！

【会場】
21_21 DESIGN SIGHT（ミッドタウン・ガーデン）

【開催日時】
2015年6月19日（金）～9月27日（日）
10:00～19:00（入場は18:30まで）

【休館日】
火曜日
※2015年9月22日（火・祝）は開館

【入場料】
一般￥1,100、大学生￥800、高校生￥500、中学生以下無料

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