
【白馬・八方池】天空に浮かぶ鏡のような絶景へ――90分のハイキング旅
長野県・白馬村。
北アルプスの麓にあるこの山岳リゾートは、冬のスキーだけでなく、夏から秋にかけての絶景ハイキングでも有名です。
その中でも「一度は見たい!」と多くの登山者やカメラ好きが訪れる場所が、八方池(はっぽういけ)です。
八方池ってどんなところ?
標高約2,060mに位置する八方池は、白馬三山(白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳)を正面に望む高山池。
晴れた日には、その雄大な山々が湖面にくっきりと映り込み、まるで空と山がひとつになったかのような幻想的な景色が広がります。
私は朝の早い時間に訪れたのですが、風はほとんどなく、水面はまさに鏡のよう。
うっすら漂う雲さえも映し込み、吸い込まれそうな感覚に――思わずシャッターを切る手が止まりませんでした。
八方池へのアクセスと道のり
八方池までは「登山」というよりは、整備されたハイキングコース。
体力に自信がない方でも、リフトを使えば比較的楽にアクセスできます。
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**白馬八方尾根スキー場ゴンドラ「アダム」**で一気に標高1,400mへ
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アルペンクワッドリフトとグラートクワッドリフトを乗り継ぎ「八方池山荘」へ
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ここから八方池まで、片道約90分のトレッキング
道中は木道や岩場もありますが、足元をしっかりすれば初心者でも歩けます。
ただし、標高が高いため天気の変化が早く、防寒着と雨具は必須です。
季節ごとの楽しみ方
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7〜8月:雪渓が残り、池の周りにはチングルマやコマクサなど高山植物が咲き乱れます。
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9月下旬〜10月上旬:黄金色に染まる紅葉と、遠くに見える初雪の峰が同時に楽しめます。
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6月末〜7月初旬:雪解け直後の八方池が現れる瞬間は特別感たっぷり。
八方池を訪れるコツ
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午前中がおすすめ
午後はガスが出やすく、山も池も真っ白になってしまうことがあります。 -
動きやすい靴と服装で
高山なので真夏でも肌寒く、防寒着必須。 -
水と行動食を忘れずに
八方池周辺に売店はありません。
まとめ
八方池は、わずか90分のハイキングで北アルプスの大パノラマと「天空の鏡」を同時に楽しめる、まさにご褒美のような場所です。
白馬を訪れるなら、ぜひ早朝に訪れて、湖面に映る白馬三山を心ゆくまで眺めてみてください。