京都で夜カフェ
Posted on
sara moonです。こんばんは◯
先日、とある展示を観に京都へ行ってきました。
展示についてはまた後のブログで書くとして…
今日は、その日の最後の目的地だった
隠れ家のようなカフェについて。
「本当にこんなところにカフェなんてあるの?
ていうか、開いてるの…?」
夕方に到着した京都河原町。
行きたかった場所をひと通り巡ると、すっかり夜になっていた。
もう少しこの辺りで時間を過ごしたい気分。
閉店時間を気にせずにいられるカフェを探して
見つけたのは”ELEPHANT FACTORY COFFEE”
深夜1時まで営業しているのだそう。
地図上は、大通りから内側に入った道を示していて
進むにつれてだんだんと景色が暗く、細くなっていく
「本当にこんなところにカフェなんてあるの?
ていうか、お店開いてるの……?」
半信半疑で進んでいくと、まもなく
それらしき看板を発見
階段を上がって2階へ。
ドアの隙間からは、落ち着いた明かりと音楽がこぼれている。
細長い部屋に沿った長いカウンター席と、テーブル席
思いのほか人がたくさんいた。
(みんなちゃんとたどり着けたんだ……あ、私もか。)
ヨーロッパの街角にある、おしゃれなアパートの一室みたい。
独立した空間のなかで、陽気と静かな雰囲気が
うまく両立していて面白い。
カウンター席に着くと、窓からそよ風が入ってきて
お店の中を通り抜けた。
今朝はバレエを頑張ったから、と自分を甘やかして
自家製ミニチーズケーキとブレンドコーヒーのセットを注文。
小さい粒はレーズンチョコ
コーヒーにつけてくれるサービスみたい
抵抗なく生地に沈んだフォークの運んでくる甘さが
じんわりと口の中に広がっていく
そして、あたたかいコーヒーといっしょに
知らない間に溜まっていた疲れが
ほどけてゆくのを感じる。
「はい、深く息を吸って〜」
ふと、朝のレッスンを思い出した。
「ゆっくり吐きながら、腕を横に倒して」
目の前に広がる夜の景色に向かって深呼吸をしてみる。
空気がすこし冷たい。
レッスン時間の大半は、踊りそのものではなく
踊るために必要な柔軟性を高めるトレーニングや
基本となる動きの練習をしている。
「サラ!肩下げて!」「もっと足上がるよ!」
と、手を叩く先生。
わたしの頭と身体の間には
月と地球ほどの距離があるんじゃないかというぐらい
考えている通りに身体を動かすことは難しい。
(残念なことに全く過言ではない)
それに対して先生のお手本は
踊りに満たない動きでさえも、優雅で美しくて軽やか。
その姿を見ているだけで
「レッスンに来て良かった」と思えるのだった。
(この頃サボり気味だったことは内緒ね)
最近の自分は、身体だけでなく日常生活まで
なかなか思うように動けていないと思うことばかりで
ゾウのようなスピードで動いている気がしていた
納得できてはいないけれど、
もしかすると、それはそれで良い時間なのかもしれない
忙しすぎると見落としてしまうような
大事なことに気付けることもあるから。
そういえば、
呼吸がすこしだけ上手くなっている気がする。
それがレッスンの成果なのか、夜カフェマジックなのかは
定かではないけれど。
おかげで、対局のとき「人にどう思われているか」が
あまり気にならなくなり、
自分なりの時間の使い方ができるようになったことは
大きな進歩だと思う。
堀慎吾さんも、著書『だから君は負けるんです』の中で
「自分なりの時間の使い方をしていい」とおっしゃっていた。
自分のペースを取り戻したいと思ったときや
日々を振り返りたいと思ったとき
誰にも見つからない隠れ家のようなカフェで
ひとときを過ごしてみるのもいいかもね
あなたもどうか良い夜を
それではまた
Good night~
◉ELEPHANT FACTORY COFFEE◉
京都府京都市中京区蛸薬師通木屋町西入ル備前島町309-4 HKビル 2F
075-212-1808
🌼 sara moonのSNSはこちら Instagram/X 🌼