友人の誕生日を祝う

Posted on

 

10年来の友人の誕生日を、ささやかにお祝いした。

 

 

待ち合わせ時間の2時間ほど前に

二人ともめずらしく近くにいるということがわかって

突然、会おうということになった。

 

トーク履歴を遡ってみると

もう一年以上も会っていないらしい。

 

 

 

待ち合わせは22時頃。

近くの商店街を歩き回ってみるものの

日曜日のこの時間、ゆっくり話せるようなお店は

もうほとんど閉まっている。

 

 

JR大阪駅のあたりまで

お散歩がてらカフェ探しの旅にでることにした。

 

 

 

アーティストである彼の人生は、

作品をつくることと恋愛を楽しむことで

満たされているらしい。

 

 

 

彼は言った。

「最近、ときどき自分は何のために

作品をつくっているんだろうと思うことがある」

 

 

 

 

この10年、様々な出来事を経るなかで

人々の作品の楽しみ方が大きく変わっていった。

 

 

オンラインで出来ることが増え、非常に便利になった一方で

色んなことが、どこか平面的になってしまったような

さみしさを感じることも確かに少なくない。

 

 

音楽を直接聴きにいったり

作品を目で見て、時にはふれて

そこでの環境音や温度、におい

道中の会話までが全て一緒に

記憶に保存されていく楽しさ

 

彼の作品は、そんな風に

人々の記憶を立体的にすることを

意図しているように感じられる。

 

だから「その作品ってネットで無料で見れるんですか」

という質問を受けた彼が、肩を落としたときの気持ちが

とてもよく分かった。

 

 

 

「輝いている」と直感的に思った人やものの

価値を信じ、そこへ赴き、対価を支払うことを

楽しいと感じている。

 

そういうところが、きっと私たちは似ている。

 

 

 

 

 

 

「お買い物とはどんな社会に一票を投じるかということ」

シサム工房というフェアトレードブランドが

掲げていたメッセージを思い出した。

 

 

 

何かに価値を感じた時、

自分の限りある時間やお金を、その大小に関わらず

躊躇いなく費やせるような勇気と余裕を備えたい。

 

 

 

終電の時間に少々急かされながら

お祝いのケーキを食べた。

 

☞【 GARB MONAQUE Instagram @garbmonaque

 

Now Playing:椎名林檎『ありあまる富』

 


  sara moon のSNSもチェックしてね🌔  instagram/ X 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

◀ このブログのトップページへ