『HOMO LUDENS』展示会

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こんにちは!

manamiです☺︎

 

先日、兵庫県を拠点とした新鋭ファッションブランド「HOMO LUDENS」24AWデビューコレクション「SUPERFICIAL LITERACY」の展示会へ訪れました。

 

コレクションテーマ”SUPERFICIAL LITERACY”について

近年、「日本人は宗教リテラシーが低い」というワードを良く耳にする。

正月には初詣に行き、お盆には墓参りをする。多くの日本人が結婚式は教会で挙げ、葬式は仏教式で行う。クリスマスもハロウィンもバレンタインも起源は気にせず、とにかく楽しんでいる。このような光景は信仰の強い人からすればカオスだろう。

宗教リテラシーの低いからこそ生まれた、多様な価値観を受け入れ、同化させ、独自性を加える、ある種の表面的なスタイルに日本の美学を感じ、クリエイションに落とし込んだ。

日本最古である歴史書の古事記は、世界各地の神話を元に再構成されたものである事実からも、日本人は他国の文化や考え方を受け入れ、融合させるスタイルが根底にあることが分かる。これは日本人が長い歴史の中で得たスタイルであり、尊重すべきアイデンティティだ。

今回のコレクションでは、主に「超正統派ユダヤ人」、「アーミッシュ」「ムスリム」の、

一神教から派生した異なる宗教のスタイルをミックスし、日本人の宗教観や、根底にある価値観を表現している。

彼らのアイコニックなスタイリングに加え、彼らに関わりのあるファッションデザイナーのピースを現代風に再解釈し、ミックスした。

中西が学生時代に作成していた「裂き織り」を使用したアイテムや、3Dデザイナーspecial effects artist 七七と制作したヘッドアイテム、

シューズデザイナーの及川耕来とのコラボレーションによる革靴は、スタイリングの重要なピースとなっている。

ルックの撮影舞台は、東京·渋谷駅周辺。

渋谷駅前のスクランブル交差点は、様々な人種、性別、価値観、カルチャーが一堂に会するスポットだ。

多種、多様な宗教的スタイルをミックスし、東京·渋谷で撮影することで、「日本人」の体現を試みた。

面白かったのは、撮影中こちらに興味を示したり横から写真を撮ったりしていたのは、ほとんどが外国人だったということだ。彼らは明らかに私たちのスタイリングに違和感を覚えていた。一方で日本人は、ファッションの撮影をしているなとしか思っていなかっただろう。この光景を目にしたとき、私たちは「日本人らしさ」を実感したと共に、今回のテーマである「Superficial literacy」を再認識した。

 

アイテムは全てメンズラインですが女性はオーバーサイズとして楽しめます。

気になったものをいくつか試着させて頂いたので、ご紹介します。

 

Pockets Marc Jacket

ユダヤ系アメリカ人のデザイナー・Marc Jacobsのウィメンズアーカイブからサンプリングされたジャケット。

私はこちらをオーダーさせて頂きました。

張りのある生地でシルエットが保たれるのでどの方向から見ても美しいデザインです。

 

Fake Raglan Sleeve Coat

軍服として考案されたトレンチコートのディテールを再解釈。フェイクのラグラン線や意味のない背面のエポレットなどをつけた表面的なトレンチコート。

写真にはありませんが、こちらのスリーブは袖口の折り返しが長めにとられており、長さを変えることが出来ました。

 

Amish Quilt Track Jacket

アーミッシュキルトの柄で作成されたオーバーサイズのトラックジャケット。

二色展開でホワイトはアーミッシュキルトから、ブラックはイスラム建築からカラーリングを採用されています。

アーミッシュキルトは1700年頃ドイツからアメリカのペンシルバニア州に移住した人々の中から生まれたキルトで、キリスト教プロテスタントの一派で信仰の純粋さを保つ為に厳しい制約を中で過ごす生活を送っており、キルトも無地の布だけを使った大胆な配色が特徴的でその精神が反映されています。

 

展示会の様子

 

コンセプトが統一されており、展示会内も至る所に拘りを感じます。

オーダー品の到着がとても楽しみです!

 

今回のデビューコレクション24AWを皮切りに今後の展開にも注目です。

 

【Instagram】

@homo_ludens_official

 

以上、manamiでした!

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