精神科閉鎖病棟から
Posted on皆様ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。
ひなのです。
私は精神科閉鎖病棟に入院していた時期がありました。
私のInstagramを2年程フォローしてくださっている方、フォローはしたくないから裏垢でわざわざ覗きに来てくださっている方はご存知かもしれませんが。
人生が止まっている時期がありました。
今回はそのお話をします。
※私はイカれているわけではありません。
良い意味で狂っているだけです。
2022年秋
私は閉鎖病棟に入院することになった。
焦燥感と何かが私を殺しにくる感覚が酷く、
いつも通っている精神科で
「みんなが私の悪口を言っている、死ねと、消えろと」
「下半身がコンクリートになっている感覚がする」
「世界が終わる、私は死ぬかもしれない」
と相談したところ、即日入院が決まった。
私はとうとう頭がおかしくなったと思った。
閉鎖病棟とはその名の通り、“閉鎖”されている。病棟は施錠が厳しく、看護師さんが持っている特殊なカードとか鍵とか暗証番号とか、とにかく色んな段階を踏まなければ外の世界とは繋がれない。監禁されていると言って良い。
スマホは禁止。これがきつかった。
ロビーに電話が1つだけあって、看護師さんに1,000円払うと電話カードが貰える。
病棟は清潔で明るくて個室も広かった。
設備としては悪くない。
でも窓がほぼ無い。
外の気温や空気、匂いが分からないのが辛かった。
食事は1日3回、でもあまり気が進まなかった。
お風呂は朝、自分の入りたい時間を予約して入る。私はたいてい14時。
入院生活ですることといえば、ただ廊下を徘徊したり、ロビーに一台だけあるテレビを見たり、お絵かきをしたり。
日記は毎日欠かさなかった。
私は小学生の時から作文が得意だ。
以下、入院時の私の日記から引用
天使になりたいと強く願った少女は、
気がつくと心も身体もケロイドまみれのズタズタの身体になっていた。
好きな人にも裸を見せられない、汚い、醜い。
自分を変えるということは、それまでの自分を殺すことだから、自害と変わりない。
何度も世界に漂白された私は、もうとっくに壊れていて、涙も出ない。
しかし絶望は必ず何かを生む。
どんなに世界が敵に見えても、私たちは
世界を開拓しなければならない。
退院したら、世界に打ち明けよう。
私はおかしくない。
2022年冬
なんとか医者を騙くらかして退院した。
色々と嘘をついた。仕方ない。
外に出ると
隔離されていた外の世界に恋をした。
木々に太陽の光が当たってキラキラしているだけで、嬉しかった。
生きてるってことがちゃんと、美しかった。
私の人生、不幸を前半に詰め込みすぎた。
だからこれからは幸せになるしかないのだ。
私に再び生まれた、小学生の時みたいな感情を懐かしく思った。
大切にしようと思った。
もう自分を傷つけることをやめた。
嫌なことにNOを言えるようになると、
自分を守れると知った。
生きていることに、ゾクゾクした。
今思えば、入院生活はスローモーションのようで、スノードームに入っているキラキラみたいな時間の流れだった。
あの歪でゆっくりな時間の落ち方も、私を構成する大切な要素だったのだ。
辛い時間を溶かして飲み込んだ。
誰よりも優しい人間になれた。
たくさんありがとうと言える人間になれた。
私が私でよかったと思った。
あれから2年程経って
沢山手放した物もあるけれど、手に入れた物の方が大切だ。
でも去って行く人は去って行くものだから。
追わないで。
今は私の文章を読んでくれている人間がいることがとても嬉しい。
その人たちの感情を一つも取りこぼさないように、丁寧に手のひらで掬って、ぎゅっと握りしめていたい。
大丈夫だよって言いたい。
大丈夫を毎日丁寧に積み重ねて生きたい。
えへ
p.s.
DMで秘密とか悩みとか教えてくれて、ありがとうございます。
「ひなのちゃん好きー♡」
とだけdmで言ってくださる方もいて、ほんとに可愛いです。(;_;)♡
ブログのコメント、返信したいのですがやり方が分からず…(ネット老人)ごめんなさい、でも何度も読み返して元気を貰っています。🖤
おまけ
高校生の時からミロを飲んでいるのですが、
やっぱりあれ、身長って伸びると思います。
またね〜〜(๑>◡<๑)
食堂でひなのちゃんを初めて見たとき、
天使が間違えて下界に降りてきた?と、確かに思いました。
私は遠くから見ていて何もできることは無いけれど、生きるという選択を選んでくれてありがとう。
返信頂くの恥ずかしいので、あえてここへ。
Dear Hinano,
we met back then, before your time in the psychiatric ward, and I just remember how stressful that phase was for you.
But I also remember how happy I was when you were finally able to leave the hospital last year, even if the time afterwards was associated with further hardships.
Although we don’t know what the future holds, I really hope that you can keep the good things going and I’m really looking forward to seeing where your journey takes you.
TikTokではじめてひなのさんを見た時にあぁ、なんて可愛い人なんだって思いました
ひなのさんが紡ぐ言葉一つ一つが美して大好きです。
独りじゃないって思えたよ。
ひなのちゃんが心にいるそばに居る近くにいるって
思うようにしたら自然と落ち着くしありがとうって気持ちでいっぱいになるよ。少しでもカーテンを開けて太陽浴びたり少しでも動いてみたり何も出来ない日じゃなくてなにか出来た日が増えたらいいなってひなのちゃんと共に生きるって決めれた