BAR Inc

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sara moonです. こんばんは◯

 

 

 

音楽のお仕事をしている友人に教えてもらってから

ずっと気になっていて行く機会を狙っていたMusic Bar

“BAR Inc”(バー インク)

 

 

 

今月の初め、毎週行われている麻雀の練習会の後に

「勉強内容が上手くいってかつ体力が残っていれば行く」

と決めて、無事に条件満たしたため行けることに

 

 

 

終電で大阪の日本橋(にっぽんばし)へと向かい

駅からはDiorを目指す

目的地はお店のちょうど真下にあった

 

 

 

 

 

建物の入り口から地下に降りるまで

出会った人たちみんな英語を話してる

今日のゲストが海外からのDJだから?

それとも普段からこんな感じなのかな

 

 

 

 

「お荷物お預かりしましょうか?」

 

ジャケットの両ポケットには

それぞれに一つずつコーヒーが入っていて重たい

そして手には水…(常に飲み物過多)

これどうしよう。

 

飲みもの持ち込めたりしないかな?

と野暮な期待をしてみたけど

中めちゃくちゃ暑いですよと言われ

上着をクロークで預けることになり即断念

 

 

クラッチバッグにシュシュつけてみた

 

 

 

扉を開けた瞬間

割れんばかりの音と振動の嵐、光と闇

色んな香水の混ざった香りが流れ出してくる

 

 

 

 

 

 

 

自由に羽を伸ばせる気がする

この空気を求めてた

 

 

 

しばらく何もせず悦に浸っていると

誰かに”Hi”と声をかけられた

 

 

 

彼は20代のカナダ人、仕事で世界各国を回っていて

数ヶ月日本に滞在する予定らしい

 

「一人で来たの?仕事終わり?」

「麻雀終わりだよ〜」

「mah…??マージャンってなに??」

 

麻雀を見たことも聞いたこともないという彼に

画像を見せながら説明する

 

んー、なんか全然上手く伝えられない…

こういう時のために、説明テンプレでも用意しておけばよかったと激しく後悔

あと英語、もっとがんばろ。

 

 

 

“Cooool!!!!”

 

 

 

近くにいた同じくカナダ人の友だちらしき人たちを呼び寄せて

「彼女マージャンプレイヤーなんだって!」

「マジで?てか君、麻雀知らないん?麻雀とは知的な頭脳ゲームで〜」

「中国式麻雀?日本式麻雀?

え、リーチ麻雀?!ムズイやつじゃん!」

 

なんか思いのほか盛り上がってくれて嬉しい。

 

いつか一緒に麻雀しようね!と

よくある建前とも捉えられかねない約束をしたが

いつかは本当に実現できる気がする

昔からずっと、そんな幾つもの不確実な約束を

どこかで期待して生きている

 

 

「君のスマホで写真撮ってよ」

「私ので?」

「そう!みんな入って〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

みんな写るの上手すぎ。ジャケ写??

(許可もらって載せてます)

 

 

「ちょっと貸して」

 

 

 

勝手に待ち受けに設定された
あまりに良すぎて1週間ぐらいこのままにしてた

 

 

 

 

 

“Can I buy you a drink?”

“Oh, thanks~”

 

 

テキストに載ってるお手本みたいな会話にニヤける

授業で第4文型の説明するときの例として採用させてもらいますね

 

 

 

「一番好きな飲み物は何?」

「よく飲むのはコーヒーかな」

(お留守番してるコーヒーたちの存在を思い出しながら)

「オッケー、じゃこれに決まり」

 

 


エスプレッソ・マティーニ

 

 

 

 

普段はブラックでしか飲まないから

アルコールとこんな風に絶妙にミックスされるなんて感動

“”Cheers!””

上質なお菓子みたいなカクテルを堪能し、ご機嫌にフロアへ

 

 

 

 

振動が心地よく内臓まで響き渡っていく

全身で音の雨を浴びながら

キャッチーなフレーズに乗り続けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

「どこか話しに行く?」

「いいね」

 

 

 

“Don’t kill him, Sara. He is our good friend.”(彼のこと殺さないでね。友達なんだ)

“Yeah, please don’t kill him…He’s rich. We need him.”

(そう、本当お願い。彼金持ちだから居てもらわないと困るんだよ)

 

 

映画で聞くようなブラックジョークが

さらっと出てくる愉快な人たちともここでお別れか…

(全然普通に翌日の夜も再会した)

 

 

 

 

 

 

 

“What is your rose and thorn today?”

 

 

rose (バラ)and (と) thorn(トゲ)

 

 

直訳すると「今日の薔薇と棘は何?」

バラは良かったこと、トゲは残念なことの象徴だから

「今日のハイライトと残念だったことは何?」という質問だった

 

 

 

教室で教える英語と実際の会話の中出てくる英語とは

やはりどうしても、かなり違うと実感する。

楽しさと臨場感が。

 

母国語と違う言葉を少しでも話せると

こんなにも楽しい時間があるかもしれないってことを

授業でも生徒たちに伝えていきたい

 

 

 

こんなお洒落なバーで深夜に何をやってるんだろう

コースター2枚使いで日本語を教えては英語を教わり

景色が違えば、さながら語学会話レッスンをしているかのような

場違いにも真面目な勉強会であった

 

 

“Crazy!!!!”

 

 

多種多様なトーンの”Crazy”コメントを

ナチュラルにもらって面白かった

 

 

 

変な遊びの時間を真剣に共にしてくれる

愉快で素敵な友人がまたひとり増えてしまった

 

 

“kill”だなんてとんでもない

なんて自由で静かで、ピースな夜でしょう。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

そんな深夜のエスケープ、終着点はすき家

早朝のミニ牛丼とお味噌汁で締めの乾杯

 

お互いの持ち歩きノートに

テーマは自由で絵を描こうという遊びをしました

 

 

 

彼のおしゃれなタイにも薔薇

 

 

私が彼のノートに描いたのは

その夜、いちばん輝いて見えたワンシーン

 

彼が私の対局ノートに書いてくれたのは

私の悪夢に登場するこわいものを

かわいいモンスターにアレンジしてくれたイラストと

私の名前に由来するお花たち

 

 

 

 

数時間前に雀荘を出たとき

帰って大人しく休みなさいと

もう一人の自分が言っていた

 

それがきっと正しい

だから想像もつかない時間が待っていることを

直感的に確信してここへ来たことは間違い

 

だけど素敵な友達も増えて時間を共有できた

何にも変え難いこの時間は正解だったと言いたい

 

 

 

 

花と棘は、もしかすると表裏一体なのかもね

 

 

 

 

 

 

 

 

それではまた

 

 

 

 

 

Good night~

 

 

 

 

 

BAR Inc

大阪府大阪市南船場3-10-19 銀泉心斎橋ビル B1F

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