NYLONブロガー Riko Tanaka
Riko Tanaka

official blogger / jewelry creator / art student

横浜出身。台湾と日本のハーフで、美術大学で金属工芸を学びながら、ジュエリークリエイターとして活動中。また写真や紙媒体での表現も好きで、ZINEの製作も行うクリエイティヴガール。様々な分野にアンテナを張り、独自の世界観を追求してきたい。

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「見る」のではなく、「考える」展覧会。 #マルセルデュシャン の作品が東京上野に! 投稿日 2018年12月6日

 

上野、東京国立博物館で開催中の企画展「マルセル・デュシャンと日本美術」に行ってきました。

10月からやっていて、ずっと行きたかったのですが、やっと行けました!


マルセル・デュシャン(1887 – 1968)は、伝統的な西洋芸術の価値観を大きく揺るがし、20世紀の美術に衝撃的な影響を与えた作家です。フィラデルフィア美術館が有する世界に冠たるデュシャン・コレクションより、油彩画、レディメイド、関連資料および写真を含む計150余点によって、彼の創作活動の足跡をご覧いただきます。デュシャンの革新的な思想に触れることで、知的刺激に満ちることでしょう。(公式サイトより)

上にもあるように、デュシャンは西洋芸術に前衛的な影響をもたらした、重要な人物です。

今回の展示はほとんど写真OKだったので、個人的に気になった作品を数点紹介していきます。

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◉『彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも』 1915-1923

デュシャンが制作していた「レディメイド」と呼ばれる一連の作品のシリーズは、傑作として多く知られています。

中でもこの「大ガラス」はデュシャンが23年間もの年月をかけて制作したもの。

今でこそ、前衛的な表現やファインアートは多く生み出されていますが、この作品が1962年にブルックリン美術館で展示された時は、人々に衝撃を与えたに違いありません。

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◉『「恋人たち」をテーマにした9枚のエッチング付アルトゥーロ・シュヴァルツ著』1968

デュシャンが「恋人たち」をテーマにドローイングしたものです。

写真だと見にくいのだけれど、さらっと描かれた線がとても美しかった…

また、以前横浜美術館で開催されていた「ヌード展」でロダンの「接吻」をみていたので、さらに感動。

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◉「1947年のシュルレアリスム」1947 「シュルレアリスム、さえも」1956 「雌のイチジクの葉」1961

原型から型を取り金属を溶か入れ形成する、「鋳造」と呼ばれる方法で制作された彫刻作品。

デュシャンは性的なモチーフやテーマを扱うことも多く、こちらも男性器や女性器を連想させる作品です。

実物はなかったけれど、当時の恋人の胸をそのまま鋳造し、美術館に「どうぞ触ってください」と書いて展示した作品もあったよう….変態感満載ですね…

普通美術館の作品というのは、当たり前のように触れることは許されていないけれど、その概念を覆すような前衛的な展示方法だった。

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◉デュシャンの「考える」アートを体感しよう。

他にもたくさんの傑作が並んでいました…

わたしももう一度行きたいくらい、盛りだくさんで奥深い展覧会でした。

タイトルにも書いたように、デュシャンの作品は受け身に「見る」のではなく、こちらが「考える」ことでようやく成り立つような作品ばかり。

美術館で頭フル回転です。

展示は9日までなので、逃さないようにお早めに!!

詳しい情報は公式サイトからチェックしてくださいね↓

 

 

開催概要

展覧会名 東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展
マルセル・デュシャンと日本美術
会期 2018年10月2日(火)~12月9日(日)
開館時間 9:30~17:00
ただし、金・土曜日、10月31日、11月1日は21:00まで(入館は閉館の30分前まで)
観覧料 一般1,200(1,000/900)円、大学生900(700/600)円、高校生700(500/400)円
中学生以下無料
*( )内は前売り/ 20名以上の団体料金
*障がい者とその介護者一名は無料です。入館の際に障がい者手帳などをご提示ください。
休館日 月曜日
※ただし10月8日(月・祝)は開館、翌9日(火)は休館

 

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カテゴリ : Art & Exhibition
タグ : 20世紀 Duchamp Philadelphia アート デュシャン フィラデルフィア フィラデルフィア美術館 マルセル・デュシャン 上野 価値観 前衛 展覧会 日本美術 東京 東京国立博物館 現代アート
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