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私達の日常に溶け込むDr. Martens

ファッションを楽しむガールズの足もとにはいつだってDr.Martensが必要不可欠。

シンプルなファションに溶け込むデイリー用としても、エッジを効かせるアクセントとしても使える優れもの。

そんなシューズを履きこなす3人のアイコンが登場し、それぞれのスタイルにあったコーディネイトを披露!

INFO

Dr.Martens

WWW.DRMARTENS.COM/JP

 @drmartens_japan

 

ドクターマーチン・エアウエア ジャパン

TEL:03-6746-4860

MODEL: MARIKA ITO(NOGIZAKA LLC), AYANO(FRIDAY), MONICA(CAELUM)

PHOTOGRAPHY: NOBUKO BABA(SIGNO)

STYLING: YUI SAWADA

HAIR: MIHO EMORI(KIKI INC.)

MAKEUP: MAKI IHARA(PERLE)

EDIT: KAHO FUKUDA

DESIGN: AZUSA TSUBOTA

CODING: NATSUKI DOZAKI



FOOTNAIL TIPS #02

週末にトライしたい3ステップHOW TOをレクチャーする連載『WEEKEND TIPS』。今回は足もとの露出が増える時期に、こだわりたいフットネイルTIPSをお届け!

vol.2は、今季マストで取り入れたいタイダイ柄のフットネイルをご紹介。鮮やかなアースカラーを組み合わせ、夏らしく仕上げてみて♡

オレンジとブルーのポリッシュを爪の上に置き
筆で色の境目をぼかしていく。

半乾きの表面に、ホログラムを貼り付けていく。

ランダムにラメを置いて輝きをプラス♡
仕上げにトップコートを塗って完成。

ZZOYA カラー ZP518、ZP802 ¥1,500(ZOYA/ライフビューティープロダクツ)他ネイリスト私物





STAFF
NAILIST: YURI TABATA(@yuri_tabata
PHOTOGRAPHY: KENICHI SUGIMORI
EDIT: MARIKO TANAKA
DESIGN: AZUSA TSUBOTA
CODING:JUN OKUZAWA



オダギリさんが、映画というものに対して持っている思いを教えていただきたいです。

映画がいろんなことを教えてくれたんですよ。こんな世界もあって、世の中にはこんなことが起こっていて、こういう人達がいて……。ファッションも音楽も文化も、かっこよさを教えてくれたのも映画でした。自分にとって絶大な影響を与えてくれたものなんです。エンターテインメントとしての映画も、それはそれでひとつの映画の役割だと思うけれど、僕はアートやカルチャーとして映画を捉えています。


エンターテインメントの映画と、アート・カルチャーとしての映画の差はどういうところにあると思いますか?

冒頭の話とも関係するんですけど、大衆を意識するかしないかというのは大きいと思います。大衆を楽しませる要素を、計算して入れるのがエンタメ。「絶対に泣ける」というようなことですね。それはそれで、すごく難しいことだとも思います。一方で、アートとしての映画には作り手の強い意志やメッセージが必要なのだと僕は考えています。


受け手が想像力を持つということがどんどん減っていて、時代の変化のなかで「わかりやすいもの」や「バズるもの」に注目が集まるような構造になっていますよね。

最近そういったことをよく耳にしますね。僕としては人間の感性や想像力というものは、いつまでも信じていたい。この映画を作った理由のひとつも、そういったところだと思います。この映画の大きな挑戦のひとつです。


ラストシーン、すごく印象的でした。どう判断していいかわからない、終わりとも捉えられないような。

確かに、彼らの人生はあのあとも続きますからね。人によってはハッピーにも、アンハッピーにも見えると思いますが、どう捉えられてもその人の好きなように解釈してもらえればと思います。

top¥70,000 by yohji yamamoto

実は、この映画を試写会で観たあと、こんな映画を観たよって知人に話しながら涙が出たんです。反芻しながらいろいろ思い出して感情に届きました。

え、ほんとですか(笑)。それはうれしいな。「泣かそう」なんて全く思ってなかったので、そういう感想はちょっとびっくりするんです。引っかかる人にとって引っかかる作品であるというのはすごくうれしいし、一本の映画で人生が変わることもあるじゃないですか。「あの映画を観たから自分の人生が変わった」っていう、この映画が誰かのそういう作品になったら本当にうれしいですね。


「売るために映画を作る」のではなく、純粋にやりたいこと、描きたいものを作るという意志があったように感じます。

やっぱり自分にしか作れないものを作らないと、何かを作る意味ってないじゃないですか。自分だったら何ができるかっていうのを突き詰めないと意味がないと思うんですよ。だから売れる売れないとかを考えることよりも、何ができるか、何を作るべきかということの方が僕にとっては重要性が高いというか。それで売れないのはしょうがないじゃないですか、売れるに越したことはないですけど(笑)。


その考え方はオダギリさんの考える、人としてこうありたいという考えに関わってくるのかな、と。

職人のように何か1つのことに打ち込める人ってものすごく素敵じゃないですか。真面目に物事に向かって、それを長期間続けられる人って、やっぱりすごいと思うんですよ。そういう人はかっこいいし、やりたいことを明確に持っている人というのが理想なんじゃないかなって気はしますね。ちょっとしたことで揺らぐのは、やっぱりかっこ悪い。それが自分を持っているということなのかな。平凡な言い方になってしまいますけれど。


オダギリさんは、俳優業から監督業へ重心を置き換えるということを考えられているんですか?

いえ、全然。何かを描きたいという衝動がないと映画って作れないので、これからそういうものがあればまた作るでしょうし、「作ってほしい」とか「作らなきゃいけない」とかっていう状況で作るのはおかしな話だと思いますね。自分で作りたいという思いが、今後どのタイミングなるかは今はわからないですね。


俳優業と監督業の考え方の違いは、大きいですか?

そんなこともないですよ。俳優としてもやりたくない仕事はするべきじゃないと思うし、興味が持てないのに仕事を受けるっていうのは失礼だと思う。やっぱり僕は、俳優としてもこだわりが強いほうだとは思いますね。


話が戻るのですが、映画のなかで印象的だったのがトイチの中にある邪悪さです。自分の邪悪さをどう飼い慣らしていくか、って、それも人間の大きなテーマですよね。オダギリさん自身のなかにもそういう思いはありますか?

人間って、良い面も悪い面もある。1歩間違えれば犯罪を犯したのかもしれないし、善くありたいと思いながらも、どこかで悪い自分が出てきたりもする。でもそれを否定することもないと思うんですね。それが人間だからこそ、認めてあげたいんです。そういう視点に立ってこそ、「本当の人間」が見えるんじゃないかなと思います。僕のなかにも狂気はもちろんあって、それを野放しにするのではなく、いかにコントロールするか、ということは考えます。そういう自分が船頭という静かな存在を描くうえで、抑えられない衝動があったのは確かですね。静かな作品を静かに描くだけでは満足できなかった。自分の悪いところも含めてわき上がったものでした。人間を描くうえでも避けられないものだったと思います。


殺人事件が起きた時に、加害者について想像することは決して多くないですよね。人生のどこかのタイミングがずれていたら、もしかしたら犯罪を犯していたかもしれない、という想像力も時には必要なのかなと。

幸いなことに、俳優って自分のなかにある狂気を利用できるんですよ。作品のなかでそれを表現に昇華させられるから、僕はなんとかやってこれたんだなと思うんです。物を作る人は、それぞれ、そういう狂気と向き合って乗り越えているんだと思うんです。

オダギリさんの人生のターニングポイントはいつでしたか?

アメリカに留学したことはターニングポイントですね。日本の美術のクラスで、課題と違うものを作ったら×になるじゃないですか。アメリカでアートのクラスを取った時に、英語がよくわかってなくて、絵を描く課題に対して立体造形を作っていっちゃったんです。でも先生が逆に褒めてくれて。「これはお前の個性だ。」みたいなこと言ってくれて、すごい国だなと。アートっていうのはなんでも受け止められる自由さ、懐の深さがある。日本にいる時は気づかなかったことでしたね。


15周年のナイロンのテーマは、『NEW POWER NO BORDER』なのですが、オダギリさんの思想や人生は、そういったテーマを体現しているように思います。

何かにボーダーがあるとかないとかってこと自体を考えたことがなくて、僕は俳優として海外の作品に携わる時にも、「海外作品だからやる」みたいな思いはないんです。たまたま海外の作品の台本が面白かったから、とか、その時時間があったから、やってるだけなんです。「ハリウッドに行きたい」っていう俳優さんもいるけれど、海外にばかり目が行って、自分の足もとがちゃんと見えてないと成功はしないですよね。自分の目の前にあるものと誠実に向き合う。今置かれた状況でどんな事ができるのか? やり残していることはないか? どんな自由があるか。それができていないならば、どこに行っても難しいですよね。まずは自分の手の届く範囲のことを考えて、100%やるべきなのかなと思いますね。自分を信じれば、結果はあとからついてきます。


最後に、NYLONの読者にメッセージを。

突き詰めるべきですよ、何が好きで、何に影響されてるかをどんどん深めていくことがスタートだと思います。最初はあやふやなものでも、それを突き詰めていくと自分が見えてきて、そこから自分が発信できるようになってくる。ファッションにしても、自分の方向性を狭めていくなかでスタイルができると思う。なんか、偉そうですかね。すみません(笑)。

オダギリ ジョー/おだぎり・じょー

1976年2月16日生まれ、岡山県出身。2003年第56回カンヌ国際映画祭に出品された黒沢清監督の映画『アカルイミライ』で初主演。その後、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞をはじめ国内外の数々の賞を受賞。2019年も数多くの作品に出演する予定で、秋には『時効警察』の新シリーズ『時効警察はじめました』が12年振りに復活。映画監督としても複数の作品を手掛ける。

『ある船頭の話』

オダギリ ジョー長編初監督作品『ある船頭の話』が、2019年9月13日(金)から新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。主演・柄本明をはじめ豪華キャスト・スタッフが集結して描く、人間の根源を見つめる物語。

STAFF

MODEL:JOE ODAGIRI(DONGYU)

INTERVIEW: TAIYO NAGASHIMA

PHOTOGRAPHY:TOSHIO OHNO

STYLING:TETSUYA NISHIMURA

HAIR&MAEKUP:YOSHIMI SUNAHARA(UMITOS)

EDIT:SHOKO YAMAMOTO

DESIGN:SHOKO FUJIMOTO

CODING: JUN OKUZAWA



オダギリ ジョーは、キミに問う

一言だけでは到底言い表せない、異彩な魅力を放つ俳優オダギリ ジョー。
9月公開の長編映画『ある船頭の話』を完成させ、
映画監督としての才能を確実なものとした。
その背景には僕達には想像もつかない道のりと、彼ならではの想いがある。
現代を生きる人に投げかける問いかけと共に、
大人の男の持つ多面的な魅力を感じ取ってほしい。

このページのアザーカットが見られるNYLON JAPAN9月号(2019/7/26発売)はこちらから購入を!

邪悪ささえ、人の光。

毎日船を渡すその川に、まもなく大きな橋が架かるー。
オダギリジョー監督による長編映画『ある船頭の話』は、
船頭として生きながら時代の移ろいに翻弄される「トイチ」を中心に描かれる。
美しく静かな映像のなかに垣間見える狂気と、変わりゆく人々の姿は、
オダギリが突きつける「人はどうあるべきか」という問いかけそのもの。
現代に生きる私達は、狂気と希望を携えて、
どうやって生きていけばいいのだろうか?

『ある船頭の話』は、船頭のトイチを中心に展開していきます。船頭という仕事に注目したきっかけをまずは教えてください。

10年くらい前に、テレビで見たのがきっかけです。熊本に球磨川という川が流れていて、小さな舟を渡している船頭の方(八郎さん)がいたんですよ。それを見て「綺麗だな」という思いと、「この職業がいつか消えていくことがもったいない」という思いを抱きました。職業も文化も、時代と共に消えてゆくものってたくさんある。失ってしまって良いのかな、どうなのかな? と考えているうちに、その船頭の方に直接話が聞きたくなって、実際に会いに行ったんです。


現代にも、船頭という職業があるんですね。

そうなんです。本当にわずかな人数しか残っていないんですよ。2週間くらい生活を共にして、自分でカメラを回してインタビューしたり、船頭がどんな生活をしているのか、ずっと撮らせてもらったんです。八郎さんと話すうちに、今の社会の仕組みのなかにあった違和感とリンクして、それでこのストーリーに結びついていきました。


主人公のトイチは仕事に真摯に向き合っていますよね。船を渡しながら人と人との関わりが生まれる様子が印象的でした。

トイチにとっては、それが生きるということなんですよね。球磨川の八郎さんは1日にせいぜい1人か2人のお客さんを渡すだけなんです。いつ来るかわからないお客さんを待ち続けている。でも、自分が船を動かして役に立っていることが幸せで、そこで生まれる会話が楽しみだ、とピュアに話してくれました。そんな船頭の日常を細かく描くことでしか、トイチという人物の生活は描けない、と思いましたね。トイチは、川に橋が架かることで、自分はもはや必要とされなくなるんじゃないか、という不安も抱えています。その葛藤を中心軸にして描く、というところから着想しました。


オダギリさん自身が、「失われていってしまう」と感じた出来事はありますか?

ありとあらゆるものが失われていきますよね。例えば雑誌とかテレビの状況も大きく変わりつつある。映画だって同じです。携帯電話が生まれて、家の固定電話も公衆電話もなくなった。スマートフォンで文字を打つから、漢字を書けない人が増えている。新しい何かが生まれると、何かが失われていく。それがいいのか悪いのかは僕が決めることではないし、それぞれが判断すればいいと思うんですけど、世の中どうなっていくんだろうという漠然とした不安は常にありますね。


俳優として、変化する時代の先端にいるなかで、そういった感覚が生まれたのでしょうか?

僕は時代の先端にいるというイメージは全くなくて、むしろその逆にいようと思っています。多くの人が良いと思うものが本当にいいものか、わからない。ものの価値が数によって決まってしまうのは危ないですよ。「流行」の方にはなるべく行かないように、一貫して自分のやりたいことだけを心掛けています。

top¥42,000 t-shirt\17,000 by julius
pants\146,000 by yohji yamamoto
shoes stylist's own

現代社会はテクノロジーの側に傾いていて、変化のサイクルも速くなっているように感じます。オダギリさんは、人のあるべき姿はどのようなものだとお考えですか?

僕個人は自然の側に立ちたいけれど、テクノロジーを否定するつもりはないですね。世の中って、いろんなことが許されていいはずなんです。便利で無駄のない生活を追い続ける人にとって、それが幸せならそれでいい。自分はそういう便利さよりも、人間的な生活の方が豊かに感じる性質というだけで。


人間的な生活、豊かさとは、どういったものなのか、という話にもつながりますね。

この作品で、その大きな問いを投げかけてみました。「これが正解だ」と決めつける必要はなくて、個人が好きなようにとらえて、自分にとって何が豊かなのかを掴みとればいいのかなと思っています。


今作は変化の過程を丁寧に描いていて、登場人物の変わり方も印象的でした。オダギリさんが自分に近い存在として感じる人物はいましたか?

自分と近いかどうかはわかりませんが、理想は永瀬正敏さんが演じた仁平です。彼はマタギ(東北地方の山間に住む猟師)なんですけど、この作品のなかで唯一、最初から最後まで変わらないんです。橋ができることで様々な人生の角度が変わりゆくなかで、自分の価値観や生活が変わらないのは仁平だけ。自分にとって何か大切なのか、わかっているからなんでしょうね。


変わってしまう人々の姿を眺めながら、「仕事」って、人が尊厳を持って生きていく上で重要な鍵なのかもしれない、と感じました。

たしかに……そうですね。なんて言ったらいいのかな。一方で僕自身は、仕事を絶対的なものだとは捉えていないんです。現代は生きていく上でお金が必要で、そのために働くという選択肢が一般的。でも、資本主義的な、お金が中心に回る世の中が正しいかと言うと、そうじゃないという思いもある。複雑ですよね。僕の勝手な価値観で言わせてもらうと、働かなくても生きていけるのであれば、それでいいとも思う。自給自足の生活だって選択肢のひとつです。人それぞれいろいろな事情があるから、勝手なことは言えないけれど、僕は絶対的に仕事が必要だとは考えていないんですよ。それなのに、仕事を通して尊厳を獲得するという物語を描いたのだと思うとちょっと不思議ですね。


誰かに必要とされたり、他人と関わり続ける装置としての「仕事」の必要性を感じました。それは、自分自身の生活のなかでも感じてきたことだったので、そのように受け止めたのかもしれません。監督の意図を超えて、登場人物がそれぞれ人格を持っているということで、物語自体が生き始めるということなのかな、と。

それが映画の面白いところですよね。受け取る人の状況や考え方によって、様々な解釈が生まれる。だから、映画はわかりやすい答えを提示すべきではないと思います。物語が生き始めた、と感じていただけたのは、作り手としてはすごくうれしいですし、それだけでこの映画を作った価値があると思いますね。



KAIシークレットイベントへご招待

NYLON guys JAPAN KAI STYLE BOOK』出版そして、MACとKAIのコラボレーションを記念して、
超特急 カイさんご出演のシークレットイベントを実施します。
日程:2019年9月27日(金)
場所:Secret ※都内某所。当選者のみにお伝えいたします。
時間:Secret ※当選者のみにお伝えいたします。(午前中の開催になります)

応募期間:2019年8月16日(金)~8月31日(土)
応募方法:
①ご自身のインスタグラムに、購入したM・A・Cのリキッドアイシャドウ《DAZZLESHADOW LIQUID》と、#MACXKAIコラボのメッシュコスメポーチを一緒に撮影した動画or画像を、ハッシュタグ #MACXKAI をつけて投稿する。
※ハッシュタグは、 MAC(Xは大文字のエックス)KAI です。
※MACCosmeticsJapanのインスタグラム上でリグラムさせて頂く可能性がございますので予めご了承ください。リグラムさせて頂く場合には事前にM∙A∙C COSMETICS JAPANよりダイレクトメールにてご連絡しご承諾を頂きます。
※ハッシュタグ#MACXKAI がついていない投稿は無効となります。
②下記応募フォームより、必要事項をご記入の上、送信してください。

応募受付は終了しました。

応募資格

・『NYLON guys JAPAN KAI STYLE BOOK(通常版のみ対象)』を予約注文されている方に限ります。(イベント当日、スタイルブックを持参いただくor予約注文が分かる画面・注文書などを提示していただきます。)
・日本国内にお住まいの方で、応募時点で15歳以上の方に限ります。(20歳未満の方は、保護者等の同意を得るものとします)。
・キャンペーン注意事項にご同意いただいた方に限ります。
・M·A·Cおよびその関係会社の関係者等、または本キャンペーンの関係者は応募できません。
・応募期間中はご自身のインスタグラムアカウントを一般公開にしてください。

応募に際しての注意事項

●当選後の名義の変更は一切できません(キャンセル扱いになります)のでご注意ください。また当選されたご本人以外の方はご入場は出来ません。
●当選権の換金、第三者への譲渡・転売は禁止いたします。これらの行為が発覚した場合、参加資格は無効となり、ご入場をお断りさせていただきます。
●転売行為は、オークション、フリマアプリ、インターネット上の売買、ダフ屋や第三者を通じての売買等を含みます。
●転売により購入、譲渡された当選権に関するトラブルについては一切の責任を負いません。
●ネットオークション、フリマアプリ、SNS等で当選権の売買をなさらないよう、重ねてお願い申し上げます。
●応募は、応募者ご本人により、ご本人のインスタグラムのアカウントを使用して行われるものとします。その他の個人もしくは事業体のインスタグラムアカウントからの応募は、本キャンペーンの対象外となります。
●複数のInstagramアカウント(または複数回の投稿)に掲載いただくことは問題ございませんが、応募につきましては、ご本人様おひとりにつき、1回のみの応募となります。
●インスタグラムのアカウントを公開設定にしてください。非公開設定にしている場合は、参加資格は無効となります。
●ご当選時にインスタグラムのアカウントを削除されている場合は、参加資格は無効となります。
●応募者ご本人が撮影した写真または動画が対象です。
●投稿写真または動画に応募者と一緒に写っている方がいる場合は、応募者の責任でその方から投稿画像の使用許諾を得てください。また被写体となった方から本キャンペーンの応募規約の内容に同意していただいているものとします。
●当社もしくは第三者の知的財産権(著作権、商標権、意匠権、肖像権)を侵害する、公序良俗に反する、または他人のプライバシーを侵害する写真または動画の投稿はご遠慮ください。また、これに起因して応募者に生じた損害について、当社は一切責任を負いません。
●投稿内容をプロモーションやマーケティングを目的としてM·A·C公式サイト(公式SNSを含む)等に使用させて頂く可能性がございますのでご了承ください。
●応募者は投稿写真または動画に関して著作者人格権等を行使しないことに同意したものとします。

当選の連絡方法

●厳正なる審査のうえ当選者を決定し、発表はご本人への通知をもって代えさせていただきます。
●当選者への通知は、9月10日(火)にNYLON JAPANより、応募フォームに入力頂いたメールアドレス宛にご連絡致します。
スマートフォン、携帯電話でドメイン指定受信を設定されている場合に、受信出来ない場合がございます。事前に @nylon.jp からのメールを受信出来るよう設定をお願い致します。また、 迷惑メールフォルダに自動的に振り分けられてしまう場合もありますので、ご確認をお願いいたします。
●当選通知のメールを受信された当選者は、9月12日(木)までにメール本文に記載の手順に従い、受領確認をお願い致します。

プライバシーポリシー

●当社は、個人情報を本キャンペーン以外の目的に利用することはありません。
●お送りいただいた個人情報は、本キャンペーン終了後すみやかに廃棄または消去いたします。

一般規定

●万が一、ネットワークの不具合等、当社の支配の及ばない事態に関連して応募者に損害が生じた場合でも、当社は一切責任を負いません。
●何らかの事情により、本キャンペーンが予定通りに展開されない場合、当社は、本キャンペーンの規約の変更、または必要に応じて本キャンペーンの延期、中止を行う権利を有します。
●応募者は、本キャンペーンに応募することにより、本キャンペーン規約に同意したものとします。

当日の注意事項

●当日はスタイルブック(通常版のみ対象)を持参いただくor予約注文が分かる画面・注文書などを提示していただきます。
●当日はご本人様確認をさせていただきますので、ご本人様確認書類を会場まで必ずご持参ください。

ご本人様確認書類として認められるものは以下となります。(全てコピー不可)

-下記の内、いずれか1点で確認-
・パスポート(期限切れ無効)
・運転免許証(期限切れ無効)
・住民基本台帳カード(写真付)
・マイナンバーカード(通知カードは不可)
・外国人登録証明書
・障害者手帳
・顔写真入りクレジットカード(期限切れ無効)
・学生証(写真・氏名が確認できるもの)(期限切れ無効)
※社員証は対象となりません。

-下記の内、いずれか2点で確認-
・戸籍謄本(3ヶ月以内に発行されたものに限る)
・住民票の写し(3ヶ月以内に発行されたものに限る)
・健康保険証(期限切れ無効)
・クレジットカード(期限切れ無効)
・キャッシュカード

上記、ご本人様確認書類をお持ちでない場合、ご本人で無い場合はご入場をお断りさせていただきます。


「愛の束縛」ロープアーティスト HAJIME KINOKO

女は縛ろうとし、男はその度に解こうとする。愛は実に難しい。

世界中から注目されている、HOTなロープアーティスト(緊縛師)HAJIME KINOKOが
一本のロープで描く緊縛ラブストーリー

女の勘みたいなものを
信じてみたくて、
きっとこの人だって、恋をする。

私は、あなたのものよ。
一個の輪っかが薬指にあるだけで
女は安堵する

あなたの事、全部知りたい。
男は逃れたくなる。
逃れようとすると
逃したくなくなる負のループ

愛が愛じゃなくなった時
その先にあるものは一つ。

どうしようもない恋ほど
運命のロープは複雑に姿を変え、
儚く散りゆく

kiita

top¥36,000 bottom¥39,000 by dressedundressed shoes¥13,000 by sergio tacchini/sergio tacchini japan socks stylist's own

 

reina

shirt¥5,176 by pin nap choker¥6,102 by vidakush/pin nap boots¥8,500 by charles & keith/chares & keith japan skirt stylist's own

 縛り続けて20年。緊縛との出会いは、当時付き合っていた彼女が縛られたいという願望がある方でそれを機に覚えました。僕自身、いわゆるSMというものに興味がなく、アニメが好きなので、自分の縛りは少しファンタジーな世界が組み込まれているかもしれません。フェミニストなところがあるので、緊縛は女の人を汚すものではなく縛ることでキレイにしたいというのが僕の場合ベースにあるんですよね。本当の緊縛からしたら邪道かもしれませんがこれが自身のスタイルでもあるんです。

 文献によると、緊縛は江戸時代初期、罪人を拘束するための方法だったんです。その縛りの技術は各藩ごとに分かれていて罪人を藩に渡すときは縛りの技術が盗まれないように解いて渡すなど大切に守られていた技術だったようです。さらに興味深いのは罪人にも敬意を払い、お坊さんなら袈裟の形に縛ったり、位が高いと縄が多かったりなど、マニアックに発展していった文化なんです。ただ、明治の後期から昭和初期にかけて、伊藤晴雨という絵師が縛りの絵を描き始め、それがエロスという風に認識が変わりだしたんですね。

 そして現代、僕自身は多少緊縛の基本的な要素は入れていますが「WEB縛り」という独自の縛り技術で表現しています。蜘蛛の巣という意味もありますが、自分の中で、縛る時に掲げているテーマが“繋がり”なんですね。一つの表現として1本のロープが江戸時代から形や目的を変えて今につながり、アートという表現ができていることを面白く感じています。

INFOMATION

chares & keith japan

03-4405-4420

 

dressedundressed

03-6379-1214

 

pin nap

03-3470-2567

 

sergio tacchini japan

03-5771-1688

Hajime Kinoko(ハジメ キノコ)

現代アーティスト、緊縛師、

ロープアーティスト、写真家

 

1977年10月22日生まれ

縛りをエロスと捉えるだけでなく、ポップな解釈やアートへの昇華も得意としている。特に自然(木や岩など)や空間までも縛るユニークな作品性は評価されている。近年はパフォーマンス以外に、写真や映像によるアートワークも精力的に発表。縛りと撮影、演出の全てを手がける。また国内のみならず、ニューヨークのセックス博物館、ミュージアムオブセックスで開催された荒木経惟氏の展示にロープアーティストとして緊縛ショーを披露したり、パリ, Palais de Tokyo のアニバーサリーパーティーにてアメリカ人の女性ラッパー、ブルーク キャンディとライブインスタレーションパフォーマンスを披露する。世界各国での公演、ワークショップを行っており、海外での認知度も高い。日本を代表する縄のスペシャリスト。

きいた

2000年1月30日生まれ。茨城県出身。178㎝。

高校生の頃、Instagramでスカウトされ芸能界デビュー。2018年AbemaTV「太陽とオオカミくんには騙されない」、映画「LAPSE~失敗人間ヒトシジュニア」、CM「AOKIのフレッシャーズスーツ・一緒に撮ろうよ篇」、グリコ「#パピるドラマ」などに出演。現在ABCラジオ「リアルをぶつけろ!ハッシュタグZ」(毎週土曜22時~)にレギュラー出演中。

Twitter @kiita130

Instagram @_kiita_0130_

黒崎レイナ

1998年11月11日生まれ。愛知県出身。

2011年にドラマ「ハガネの女 season2」で女優デビュー。「仮面ライダーエグゼイド」西馬ニコ役で注目を集める。現在、テレビ朝日 木曜ドラマ「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」中園優役にて出演中。撮影枚数10000枚に及んだ待望の1st 写真集10月10日発売決定。

STAFF

ROPE ARTIST&PHOTOGRAPHER HAJIME KINOKO

STYLIST AI SUGANUMA

HAIR&MAKEUP MIHO MASHINO

MODEL KIITA(HORIPRO DIGITAL ENTERTAINMENT)REINA KUROSAKI(HORI AGENCY)

EDIT&TEXT NAOMI TAHARA

EDIT YURIKA NAGAI

DESIGN AZUSA TSUBOTA

CODING NATSUKI DOZAKI



今月は“you’re so creative”をテーマに、
遊びを効かせたヘアスタイルを提案。

vol.3には、俳優・板垣李光人が登場し、
ボーダーレスなウェットヘアに変身!

いろんなおしゃれに挑戦したくなる夏。

こんな動きのあるヘアスタイルでイメチェンしてみては?

1.グリースを手に取り、濡れた髪にしっかりと馴染ませる。
2.1度オールバックにして、分け目を取る。片側の髪を顔周りに丸みを持たせながら耳にかける。
3.もう片側の髪は細かいコームでとかし、ポンパドール風につまんで耳にかける。

板垣李光人

2002年1月28日生まれ。山梨県出身。

主な出演作に映画「奴隷区 僕と23人の奴隷」(14)、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(15)、「先に生まれただけの僕」(NTV/17)などがある。

現在、テレビ朝日「仮面ライダージオウ」に「ウール」役で出演中。また1月に放送された
BSテレ東『神酒クリニックに乾杯を』では16歳で「32歳の精神科医」役を演じ注目を集める。WEBラジオ「オールナイトニッポンiおしゃべや」にもレギュラー出演中。

Instagram @itagakirihito_official

Twitter @itagaki_rihito

ニット¥40,000(JOHN MASON SMITH/ヘムト ピーアール)、パンツ¥45,000(sise/バル)、シューズ¥58,000(Enharmonic TAVERN/スタジオ ファブワーク)、リング¥7,000、キーチェーン¥32,000(20/80/ヘムト ピーアール)

SHOP LIST

スタジオ ファブワーク 03-6438-9575

バル 03-6277-2147

ヘムト ピーアール 03-6721-0882

MODEL : RIHITO ITAGAKI(STARDUST PROMOTION inc.)

PHOTOGRAPHY&VIDEO : TOSH SHINTANI

STYLING : MIKI SHIMIZU

HAIR : SHOW FUJIMOTO(TRON)

MAKEUP : KANAKO

TEXT : YUKA SAKAMOTO

EDIT : YURIKA NAGAI, KAHO FUKUDA

DESIGN : AZUSA TSUBOTA

CODING : NATSUKI DOZAKI



<お詫び> NYON.JP DA PUMPインタビュー記事未公開につきまして

いつもNYLON JAPANをご愛読いただきありがとうございます。現在NYLON.JPにて公開中の企画「DA PUMPインタビュー&誌面未掲載カット3連発」は、3連発と題しながらも1記事のみの公開になっております。残り2つの記事は、編集部の諸事情により、残念ながら掲載の見込みはございません。ファンの皆様には多大なるご迷惑をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます。今後このようなことがないように精進して参りますので、今後ともNYLON JAPANをよろしくお願いいたします。

DA PUMPのオリジネイターとして、約23年間に渡って音楽シーンで活躍してきたISSA。7人編成となった5年前から、自分だけに注目が集まるのを拒み、自らの経験と牽引力を活かしながら、7人がひとつの共同体をとして確立するよう力を注いできた。

7人の一体感は大ヒットソング&ダンスの「U.S.A.」で実り、続く「桜」では日本の情緒を表現してグループの幅の広さを示し、念願の日本武道館公演まで成功させた。そして、最新シングル「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」では、人生すべての瞬間を楽しみまくるといった、DA PUMPが大切にしているメッセージをそのまま形にしたような1曲を披露。

全力で疾走してきたグループの支柱であり、日本屈指のヴォーカリストであるISSAに、今現在のDA PAMP のリアルを聞いてみた!

7人編成になって5年、グループとして日本武道館公演を実現しました。

あのような機会を与えてくれたのは、本当に感謝でしかないですね。でも、自分達だけでどうにかしたわけじゃない。日本武道館に立つ僕らの姿を観たいと思ってくれた、ファンやスタッフの皆さんが連れて行ってくれたと思っています。

ISSAさん個人としては、どういう感情が残りましたか?

自分の人生において、忘れられないメモリーとして刻まれました。正直、いつまで今の仕事を続けられるか分からないと思っているんです。年齢のこともあるし、大きな怪我をしてしまうかもしれない。そういう状況の中で、自分自身と対峙しながら、活動を続けていくことが大切だと思っていて。上手くいってもそこで満足してしまうのではなく、振り返って反省して、また次に向けて挑戦する。まさに「修行」を続けていくのが、今後の自分のテーマなんです。

自分自身の捉え方や考え方が、アスリートに近いですね。

精神面も肉体的にも最善を尽くして何かを成し遂げる、という意味では似ているかもしれませんね。歌って踊ること自体が、まさにそういうことですから。そういう中でDA PUMPは、どこにもない唯一無二のグループになれると思っています。

唯一無二になるためには“DA PUMPらしさ”をどう表現するのかが大切だと思います。ISSAさんは、どういう部分がグループの“らしさ”だと思っていますか?

「U.S.A.」をきっかけに、良い意味で、振り切り方や、振り幅の広さが変わったと思っています。それができたのは、何事も思いっきり楽しみながら、謙虚に遠慮せず男っぽくファニーにやるということ。ひと言でいうと“真面目にふざける”ってことになるんですかね。そういう要素って、どのグループを見てもない部分だとは思っています。

それを実現できている原動力って何ですか?

基本的には、自分達がやりたいと思ったことを表現していますし、自分達にしかできないことは、自分達じゃないと決められない。もちろんファンの方に求められるような状況は嬉しいですが、好かれたいからやってるわけじゃない。好きだからやっているんですよね。そういうことをもっと追求していきたいので、歌もダンスもスキルを向上していきたいですね。 

楽曲に関しては、ISSAさんの歌唱力や表現力の高さが魅力につながっています。ヴォーカリストとして心掛けていることはありますか?

やっぱり、誰もが度肝を抜くようなことをやるのが、プロフェッショナルの使命だと思っているんです。それを実現するための、自分との闘い方、自分の保ち方、自分にはこれしかないということは理解しているので、そこだけを極めていけばいいという意識は持っています。そこに対して迷いがないから、向上する気持ちしかない。それがきっと、歌にも反映されているのかなと。最近、すごくそういうことを考えるんですよ。
というのも、日本武道館公演が終わって「やっぱり自分には歌しかないな」と思ったんです。若い頃から色々な経験させてもらったことで、自分が進むべく道を早めに見つけられたと思うのですが、そういう意味ではゴールから始まっていて、あとは向上していくだけなんですよ。そして、その過程の瞬間、瞬間をとにかく楽しむ。なにより、そういう才能を与えてくれた両親や先祖に感謝ですし、それを信じて続けてきたから今ここにいられると思っていますね。

最新シングルの「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」では、どんな想いが込められていますか?

今の話にも繋がるんですが、自分の人生を表現している曲でもあると思います。今日という日は1日しかないから、それを楽しまないともったいない、ということですよね。自分自身もその日1日1日を楽しもうという感じで生きてきたし、その気持ちが大人になっても活かされている。そういう教訓みたいなことを、この曲を通してみんなにも伝えたいなと。 

確かに、アップテンポなパーティ・チューンですが、歌詞を聴くと人生の歌ですよね。

そうなんですよ。もちろん楽しいことだけじゃなくて、人生って苦難や困難もある、山あり谷ありの道のりですよね。でも人生の最後を迎える時に「自分の人生って本当に良かったな!」って思いたいじゃないですか。それを自分にも言い聞かせたくて。

そういう想いも込めて、今回も真面目にふざけてます。「U.S.A.」も代表曲のひとつですが、今回の曲も7人を象徴するような作品になっているはずです。メンバーと一緒に苦労を重ねてきたつもりなので、その分、仲の良さやも強くなっている。この曲を聴いて、チームやグループっていいなと思ってもらいたいですね。

メロディの乗せ方や、リズムの取り方によっても、曲の印象が変わると思います。歌い方で何か工夫されたことはありますか?

技術的に特別な歌い方をしているとか、声の発し方に工夫をこらしているとかはないです。ただ、歌詞の一語一句をしっかりと届けたい、どうにかして伝えたい、という想いだけは強く持って歌っています。

当然、その楽曲が持っているキャラクターや特色があるので、それはしっかり活かせるように歌いたいとも思っています。自分は何でも屋さんだと思っているので、どんなタイプの曲でも消化できると思っていて。何でも屋さんって、すごいじゃないですか? どんな要望にも応えられますから。そんな歌い手になりたいとは思っていますよね。R&Bやダンスポップスだけじゃなく、演歌や日本の伝統的な曲も。

逆に、歌手としての辛さ苦しさはないですか?

そういう感覚は、まだないかもしれない。どちらかといえば、うまくいかない時でも、辛いとか苦しいではなく「どうにかしてもっと良くしたい」という気持ちの方が勝っている。だから「なんでこんなこともできないんだ!」って悔しさをバネにしているのが、自分らしさなのかなと。もちろん音域の限界などはありますが、表現力は無限大だと思うので、その時々で自分の100%を表現できるような人間でありたいです。

今回の曲は非常にキーが高いですが、まだまだ限界値ではないという感じですか?

いやぁ、今までの楽曲の中で1〜2を争うくらい、キーは高かったです。ただ、声帯も筋肉なので、鍛えていくと出るようになる。そういう意味では、今回はこういう試練を課せられて、衰えている場合じゃないよ! と言われているような気もしましたね。その期待に応えなきゃいけないので、本当にありがたいですよ。やっぱり、修行ですね。

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ちなみに、ISSAさんにとって忘れられないパーティとか、人生にとって忘れないシーンはありますか?

やっぱり「U.S.A.」でいろんな場所に連れてってもらったことでしょうか。あの曲のおかげで、それまで自分達がやり続けてきたことを一気に開放できたというのがあるので。「U.S.A.」という楽曲に出会ったのが自分の人生の節目にもなりましたし、そこからまたもう一段階レベルアップというか、違うゾーンに行かなきゃいけないとも思っています。

ISSAさんの長いキャリアをもっても、「U.S.A.」のヒットは大きな出来事だったんですね。

あの曲がなければ、日本武道館への道もなかったですから。世の中的には「復活劇!」なんて言われましたけど、僕らからしたら「復活も何も、ずっとやり続けてることは変わってない!」とは思っていますけどね(笑)。

ちなみに、この夏のパーティのプランは決まっていますか?

この夏は、プロモーションとかフェスへの出演が続きます。その後は、7人体制になってからの完全オリジナル楽曲が揃ってくるので、僕らからみなさんのもとへ届けられるようにしていきたいですね。

ISSAさん個人としては、なにか予定はありますか?

沖縄に行きたいですね。何も考えない時間を作るのって難しいんですけど、できればそう過ごせる瞬間が欲しいです。あとはとにかく、お酒が呑めるなら文句は言いません(笑)。ただ酔っ払いたいのではなくて、自分の心のバランスが保てるんですよ。いい酒の呑み方を、若い世代にも継承していきたいですね(笑)。

最後になりますが、NYLON JAPANが15周年を迎え「NEW POWER NO BORDER」というキーワードを掲げました。その言葉に対して、ISSAさんどのような印象を持ちますか?

DA PUMP も、まさに「NEW POWER NO BORDER」を体現しているグループですよね。最近のお客さんの年齢層って、2〜3歳から年配の方まで非常に幅広いんです。世代とか感覚が全然違うにも関わらず、そういう人達が一緒に楽しめる機会を提供できることが、 DA PUMP でもあると思っていて。

年齢なんて関係なく、人生1回しかないから、やっぱり楽しまなきゃ損じゃないですか。それを伝えられるような存在であり続けたいし、あいつらを見ていれば嫌なことも忘れられる! と思ってもらえたらいいですね。来るもの拒まずで、これからもっと仲間を増やしていきたい。沖縄の言葉で言えば「いちゃりば ちょーでー(1度会ったら、みんな兄弟)」です。DA PUMPのパフォーマンスがボーダレスなので、それが結果的にみんなのパワーにも変わって、一緒に楽しめていけたら最高ですね。

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DA PUMP/ダ パンプ

ISSA、YORI、TOMO、KIMI、U-YEAH、KENZO、DAICHIの7人編成による、ダンス&ヴォーカルグループ。2018年発売の「U.S.A.」でレコード大賞・紅白出演を果し、続く「桜」も大ヒット。この春には、7人では初となった日本武道館公演も成功させた。

『P.A.R.T.Y. 〜ユニバース・フェスティバル〜』

2019年の第2弾シングルは、「U.S.A.」の熱気を引き継ぐ、DA PUMPらしさ全開のポップ・ダンスチューン! 映画『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』主題歌に抜擢。8月7日発売(SONIC GROOVE)

STAFF

PHOTOGRAPHY: MELON

STYLING: HIDEYUKI KANEMITSU

VIDEOGRAPHY: TOSH SHINTANI

HAIR&MAKEUP: RYUSUKE TOYAMA(KIDMAN)

TEXT&INTERVIEW: TAKASHI SUZUKI

EDIT: SHOKO YAMAMOTO

DESIGN: SHOKO FUJIMOTO

CODING: JUN OKUZAWA



コーヒーは生活のなかの喜びになるもの
人を喜ばせた人は自分も幸せになる

-The Rising Sun Coffeeのコンセプトについて、教えてください。

“コーヒー&サーフィン”がコンセプトです。The Rising Sun Coffeeという名前の由来は、 LAND of RISING SUN かな。メイドインジャパンを意識したかったのと、九十九里ってご来光が有名なんです。俺達はその朝日を見ながらいつもサーフィンしているし、正月にはたくさんの人が初日の出を見にくる。だから、RISING SUNに決めたんです。

-九十九里という土地に根ざしているのは、サードウェーブの思想と共通していますね。

そうですね。九十九里ではイワシがよく獲れて、それを天日干しにするからイワシの匂いがけっこうして、風向きが変わると今度はきな粉工場から焦げた匂いがして。焙煎所があったらコーヒーの香ばしい香りが出て、少しは喜んでくれる人もいるのかなって。もちろん、みんなが好きではないのかもしれないけど。海風があれば焙煎の煙も流れていくし。あと、プロサーファーの働き方の選択肢が増えたらいいとも思っています。みんなサーフショップで働きながらサーフィンをやるんだけど、コーヒーの焙煎士って道もあると思うんです。波が良い時はサーフィンをやって、悪い時は焙煎する。そういうリズムでできる仕事だから。子どもが大きくなったら、九十九里でカフェをやることがひとつのゴール。実は九十九里に住んで10年ぐらいになるんだけど、自分を育ててくれた海への恩返しにもなるのかなって。

-なるほど。いろんな思いがこもっている、と。

ただ、お店を運営する思想は、「小さく産んで大きく育てる」ということだけかな。若い頃は、目の前に椅子が出されたらすぐに飛びつけって思いでやってたけど、俺はそういうのが苦手なので。すごく悩んでいた時に先輩から言われたのが、“人生は椅子取りゲームだけど、自分に似合った椅子が来た時に取りに行くんだ”ってこと。ちゃんと準備していればお前に似合った椅子が自分に回ってくるよって。

-きっとこの号を読んでくれている人も励まされると思います。読者へのメッセージをお願いします。

あまり偉そうなことを言いたくはないんだけど、人を喜ばせた人が最後は自分も幸せになるってことかも。喜ばせたもん勝ちなんですよ、人生って。コーヒーは生活のなかの喜びになるもの。朝目が覚めて、コーヒーをガリガリ挽いている音と匂いがするのって、本当に幸せだと思います。お店にもたまに立ちますが、近所のおばあちゃんが500円玉をちゃりんって出して「いつもの」って買ってくれるのも、本当にうれしくて。そうやって誰かのことを思いながら俺もコーヒーに向き合っているんですよ。

坂口憲二

The Rising Sun Coffee 代表兼ロースター。1975年11月8日生まれ、東京都出身。A型。1999年より、ファッション誌『MEN’S CLUB』のレギュラーモデルを務める。同年10月に、テレビ朝日系ドラマ『ベストフレンド』でドラマデビュー。以降、俳優業を中心に活動。父は格闘家の坂口征二。2018年3月、特発性大腿骨頭壊死症の治療に専念するため、芸能活動の無期限休止を発表。2019年、The Rising Sun Coffeeを立ち上げ、代表兼ロースターとして活動をはじめる。

ILLUSTRATION: RYOGA OKAMOTO

INTERVIEW: TAIYO NAGASHIMA

EDIT: KAHO FUKUDA

WEB DESIGN: AZUSA TSUBOTA

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自分のなかでルールを作って貫くことが大切
とにかく嘘のない仕事がしたい

-その後、坂口さんがコーヒーロースターとしての道を選んだ経緯を教えてください。

2014年に病気になったんです。それで芸能も芝居も、大好きなサーフィンも一時的にできなくなって。これはやばいな、と。ちょうどその時結婚して、1人目の子供が生まれたんですけど、子供が大人になって「パパって何の仕事をしているの?」って聞かれた時に、「昔テレビに出てたよ」って言うだけじゃダメだろって思ったんです。

-家族への思いが最初にあったんですね。病気だとわかった時は、どう感じましたか?

見るからに健康優良児なのに、なんで? って。本当にびっくりしました。治らない病気って聞いて、最初に出てきた質問は「サーフィンできますか?」だったんですけどね(笑)。頑張ればできるって聞いて少しだけ安心しました。

-その時、絶望的な気持ちにはなりませんでしたか?

絶望はなかったんです。芸能は終わっても俺は終わらないって思いがありました。坂口憲二、もうテレビ出てないよね、とか言われることもあるだろうけど、俳優としては時代にひとつ爪痕を残せたと思っています。それに、40歳になって、自分が主体になって仲間と一緒に何かを作り上げることをやりたかったんですよ。家族の存在も大きかった。失うものはあったけど、実は得るもののほうが多かったんです。人間って絶対どこかで試練がある。どんな金持ちだって、人気者だってどこかでつまづく。でも、神様が与えた試練を乗り越えられたらそれが自分の自信になるんじゃないかな。

-そのゆるぎない強さ、本当に素晴らしいです。

あと、正直に言うと、役者は好きだけど芸能界はあまり得意じゃなかった。向いてないんだよね(笑)。だから、離れるという決断の後押しにもなったんです。そういうきっかけがなければずるずるとやっていたかもしれないから、逆にラッキーだなって。

-なぜコーヒーに注目したんですか?

もともとコーヒーは大好きだったんですけど、妻が住んでいたポートランドでコーヒーシーンに触れたことがひとつのきっかけになりました。あと、京都の「直珈琲」というお店に出合ったことも大きいかな。サードウェーブとはまた違う日本の喫茶店の魅力があって、そこに立つスタッフがまるで職人のように見えたんです。それから寝ても覚めてもコーヒーのことが気になって、道具を揃えて、自分で淹れて、ネットで調べて、プライベートレッスンをお願いして……そうして出会ったのがバリスタ/ロースターの成澤さん。国内の大会で優秀な成績を残している方で、週2回、2時間のレッスンをお願いしていました。

-そこから専門的にコーヒーの世界に入り込んでいくんですね。

コーヒーって、科学の実験みたいなんですよ。温度、豆の量、時間はもちろん、TDS計というマニアックな計測器具まで使ったりして、計れるものは全て計る。いろんな豆の味も知りました。そうしているうちに、緑色の生豆がどうやって焙煎されて、コーヒーとして美味しくなるんだろう? って気になって、そこで、バリスタではなくてロースターをやりたいなと思うようになっていきました。機材を揃えて技術を身につければ、店舗に立つわけじゃないから自分の好きな時にできるのも家族と病気と共に生きる自分にとっては良かった。そこから1年半以上焙煎を学んで、ちょっとずつちょっとずつ道具を揃えて、知り合いのサーフショップで飲んでもらったりして、それで今年大きい焙煎機を導入して九十九里でロースタリーをやってみることにしたんです。最初はオンラインショップで売ってみたけど、全く売れなかったですね(笑)。

-坂口憲二、という名前は明かさなかったんですね。

焙煎した豆にプライドを持ちたいからこそ、最初は名前を出さずに始めました。コーヒーづくりって、いくらでも嘘がつけるんですよ。隙間があるんです。ちゃんとやってる人は厳しくチェックしてデータを取って細かくこだわって、それがプライドだと思うんです。俺はまだ1年生だけど、自分のなかでルールをつくってそれを貫くことが大事かなって。坂口憲二という名前で売ることは真剣にやっているロースターの方々に失礼ですからね。今は焙煎所も立ち上げたし、少しずつコーヒーの評判もついてきて、考えていることを地道に伝えていきたいと思うようになっています。

-それこそが、坂口さんの仕事の哲学ですよね。

とにかく、嘘のない仕事がしたい。またサーフィンの話になってしまいますが、俺達は普段住んでいる都会では、嘘をつけるんです。人と人だから自分を大きく見せることができる。いろんな背景が絡まってしまう。でも、海に入ればお金持ちも、偉い人も、見た目がいい人も、関係なくなるんですよ。海を知っている奴だけがいい波に乗れる。東京から高級車に乗っていいサーフボード持ってきたって、いい波には乗れない。その状態がいちばん自然なんですよね。社会の枠のなかで生きていたら、嘘をついちゃうことはよくあるし、それが当たり前みたいになっていく。最初は後悔するんだけどある時から当たり前になってきて、俺自身が麻痺してた。でも、 1発潮にもまれると、自分がいかにちっぽけかすぐにわかるんです。でっかい波にのまれたら何もできない。息もできない。芸能界でいくら人気があったって、そこでは全く意味がない。フラットな存在になれるんです。

-なるほど。それは坂口憲二さんだからこそ見えたものでもあるし、現代社会で生きる全ての人が気づくべきことだと思います。

俺は今44歳なんだけど、プラスを求めるんじゃなくて、引いていくこと、マイナスにしていくことが大事だと思っています。20代、30代はいろんな出会いがあったし、吸収する時期だと思う。でも今度はいらないものを捨てて、本当に自分に必要なものだけを大事にしていく時期。サーフィンだけはずっと続いているし、今は病気の関係で、思い通りには乗れないけど、それもまた良くって。当たり前に海に入れた頃より、苦労して立てた瞬間に、そのありがたさがよくわかるんです。

-俳優を離れて、病気を超えて、今本来の自分に近づいてる、ということなのかもしれません。

そうかもしれません。でも、そんな大袈裟なことでもないのかな。このお店は自分を含めて3人でやっていて、コーヒーに向き合う2人の人生と才能を預かっているんです。俺は芸能界でいろんな人に守ってもらってたけど、今はもう丸裸で、逆に自分で決めて責任をとるわけだし、お店の2人のことも家族のことも守らなくちゃいけない。そこにやりがいがあるんです。

-生きることそのものや人のことを、本当に大切にされているんですね。

不器用なんですよ、そういうところが。本当はもっと器用にやりたいんですけどね。フェイストゥフェイスで人と話せるのもすごくうれしいんです。コーヒーだとそれができる。手紙やネットの声もうれしいけど、直接聞けるのがいちばんいいですね。

坂口憲二

The Rising Sun Coffee 代表兼ロースター。1975年11月8日生まれ、東京都出身。A型。1999年より、ファッション誌『MEN’S CLUB』のレギュラーモデルを務める。同年10月に、テレビ朝日系ドラマ『ベストフレンド』でドラマデビュー。以降、俳優業を中心に活動。父は格闘家の坂口征二。2018年3月、特発性大腿骨頭壊死症の治療に専念するため、芸能活動の無期限休止を発表。2019年、The Rising Sun Coffeeを立ち上げ、代表兼ロースターとして活動をはじめる。

ILLUSTRATION: RYOGA OKAMOTO

INTERVIEW: TAIYO NAGASHIMA

EDIT: KAHO FUKUDA

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CODING: NATSUKI DOZAKI