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Dr.Martensと楽しむホリデーファッション

ホリデーシーズン真っ只中、スペシャルな日こそお気に入りのシューズを履いて楽しみたい!
そんなガールズに贈る、Dr.Martensのホリデーコレクションが到着。
ファッションをより一層楽しくさせるシューズと共に、この冬を盛り上げて。

カラーに映える
ホワイトのチェルシーブーツ

地味な色ばかり選んでしまいがちな冬だけど、今年こそはカラフルに楽しみたい。随所にカラーでギミックを効かせた分、シューズは定番のチェルシーブーツで。ホワイト×厚底は周りと差がつくワンランク上のチョイス。

boots\33,000 coat¥89,000 by ikiji jacket¥72,000 by sho kurashina/uno showroom knit¥30,000 by john smedley/revolution pr pants¥14,000 by fm91.02 earring *sample by vita fede/world styling gloves¥21,500 by collina strada/grapevine by k3

レディな2人を輝かせる
メタリックシューズ

品のあるスーチングスタイルはお上品に着るだけじゃ物足りない。煌めくメタリックシューズで、カチッとしたイメージにまばゆい輝きを与えて。ヴィンテージ感のあるクラック加工が、気取りすぎないこなれさを演出する。

YUKO: shoes\26,400 jacket*sample by cmmn swdn/gem projector top¥16,000 by jnby/matsuo international skirt¥30,000 by yohei ohno scarf¥18,000 by univers y/esteem press hair band¥19,000 by flapper/uno showroom socks stylist’s own
KYOKA: boots\25,300 jacket¥109,000 by juun.j/gem projector shirt¥17,000 by jnby/matsuo international skirt¥79,000 by msgm/aoi hair band¥19,000 by flapper/uno showroom scarf¥12,800 by univers y/esteem press socks stylist’s own

LEFT: shoes\22,000 RIGHT: boots\31,900

私を主役にする最高の厚底ソール

フルボリュームにアップデートされたJADON MAXは、今までにないほど重厚感たっぷりのソールに進化。シャイニーなサテンスカートにも引けを取らない存在感抜群のブーツ。デイリー使いもしやすく、歩くたびにハッと目を引く足もとに。

boots\\37,400 dress¥19,000 skirt¥28,000 by jnby/matsuo international vest¥29,000 by sho kurashina/uno showroom choker¥10,500 by monday edition/gem projector earring and socks stylist’s own

SHOP LIST
dr.martens 03-6746-4860
gem projector 03-6418-7910
matsuo international customer service 0120-29-1951
esteem press 03-5428-0928
uno showroom 03-5545-5875
aoi 03-3239-0341
ikiji 03-3634-6431
revolution pr 03-6303-3048
world styling 03-6804-1554
grapevine by k3 03-5772-8099
STAFF
PHOTOGRAPHY: WAKABA NODA(TRON)
STILL: MIE NISHIGORI
STYLIST: MARIE HIGUCHI(TRON)
HAIR: YUKI OSHIRO(AVGVST)
MAKEUP: NAO YOSHIDA
MODEL: YUKO NADATA(HOLIDAY), KYOKA TSUKIYAMA(IRVING)
EDIT: KAHO FUKUDA
DESIGN: AZUSA TSUBOTA
CODING: JUN OKUZAWA


超特急に染まる、ウィンタータイム。

ICE-WATCHから復刻されたコンセプチュアルなワントーンウォッチ「ICEunity」と
超特急のスペシャルコラボレーション。
詳しくはNYLON JAPAN1月号(11月28日発売)をチェックしてね。

超特急のリーダー、リョウガより一言
「 場所や生きている環境は違えど、時計を通して同じものを身につけているというか、
共有っていうものができたなって思います。時間を気にするたびに、
僕達の姿を・・・・・・って、絶対普段こんなこと言わないからな(笑)
変なキャラ入ってんなって思われそうですけど(^^)
是非とも僕達とお揃いの時計をゲットしていただけたら嬉しいです。」

大海を思わせる神秘の色
自由なスピリットでブルーをまとう

ice unity¥ 11,000 by ice-watch
vest¥29,000 by portvel/studio fabwork top¥11,000 by carhartt wip/carhartt wip store tokyo

「 普段カラフルな時計を着けないので、敢えて派手な服装に合わせて気分をあげたいですね。
時計だけが目立つっていうよりかは、時計もそのガチャガチャの一部みたいな感じで
着けるのがおもしろいかな。せっかくカラフルなのがあったら、
ワントーンでやるとかモノトーンに青だけ足すとかするよりは、
ガチャガチャ遊んでるほうが楽しそうだからそういうコーディネイトに挑戦してみたいです。
着け心地も軽くてデイリーユースしやすそう。
だから普段使いの感じでさらっと着けられるのがいいと思います。」

感性を高めるパープルカラー
自らを凌駕するパワーを手に

ice unity¥ 11,000 by ice-watch
vest¥29,000 by portvel/studio fabwork

「 腕時計は一応着けているんですけど、持ってる時計がスチールのカチカチのタイプで、
ラバーのやつは持っていなかったので、このご縁を機にこの時計も使いたいと思っています。
あと色もすごく発色がいいので、オールブラックとか格好がシンプルな時にワンポイントとして、
差し色として使えたらなって思いました。
とても軽くて、手首の細い僕でもサイズ調整できてピッタリと着けられたので、
老若男女、体型問わずのアイテムだと思います。
ピンクウォッチも、かっこいい発色ですよね。
だからかわいらしすぎるのが嫌な人とかでもつけられるピンクだし、
男性がつけてもおしゃれだと思います。8号車カラーですごくありがたい!」

安らぎと育みのグリーンを味方に
スタイルにフレッシュな息吹を

ice unity¥ 11,000 by ice-watch
blouson¥88,000 by discovered top¥11,000 by carhartt wip/carhartt wip store tokyo

「 僕のイメージカラーの緑のウォッチをつけましたが、すごくファッション性がありますね。
NYLONの撮影だとイメージカラーを無視してスタイリングすることが多いから、
緑の時計に緑の服っていうのは新鮮でした。
いろんな格好にマッチしそうな絶妙なカラーですしスマートなサイズ感も良いですね。
めちゃくちゃ軽いので、着けていないような感覚だった。
だから、普段使いはもちろん幅広いシーンまで対応できそうな時計だと思います。
特に夏は、ポップなカラーアクセントあると結構おしゃれに見えると思います。」

ファッションに強い意志を灯す
情熱的な赤のアクセント

ice unity¥ 11,000 by ice-watch
sweater¥32,000 by discovered top¥13,000 by littlebig

「 それぞれのメンバーカラーなのが僕達にぴったりでとても素敵だと思います。
時計全体が赤く染まっていたり、デザインがシンプルでめちゃくちゃかわいい!
インデックスが英語のスペルだったり、シンプルな中にもこだわりを感じて、
もう一言で言うと激キャワです♡
普段の生活では時間を気にしないタイプなので、最近は時計を着けてなかったのですが、
このレッドウォッチは僕色だし、毎日使いたいなって思います。」

無限の可能性を秘める白をまとって
自分だけの彩りを探求する

ice unity¥ 11,000 by ice-watch
vest¥65,000 by portvel/studio fabwork shirt¥14,000 by james & co. standard shirt

「 僕が持っている時計はステンレススティール素材のものが多くて
「服によって時計も変えなあかんかな?」と思ってましたが、
今回の時計はラバーなのでラフな服装にも合わせられるし、普段使いしやすそうですね。
カラーバリエーションが豊富でどの色をチョイスするか選ぶのも楽しいなと思いましたし。
この白の時計も、コーディネイトのアクセントになりますね。
遊び心のある時計を着けている方って好印象を得られる気がしますね。
この間タクヤからもらったおさがりの腕時計と、このホワイトウォッチを交互に使おうかな!」

ice unity¥ 11,000 by ice-watch

12月5日(木)~12月25日(水)の期間、
東急百貨店 渋谷・東横店1Fにアイスウォッチのポップアップストアが限定オープン。
また、同日よりポップアップストア及び全国のアイスウォッチストアで「ICE unity」を購入すると
『NYLON guys×超特急×アイスウォッチ』の数量限定オリジナルクリアファイルをプレゼント!

詳しくはこちら

INFO.
ICE-WATCH TOKYO 03-6804-6932
www.ice-watch.com
MODEL : KAI, RYOGA, TAKUYA, YUKI, TAKASHI (BULLET TRAIN/SDR)
PHOTOGRAPHY : TOSHIAKI KITAOKA
STYLING : AI SUGANUMA
HAIR : EIJI SATO(SIGNO)
MAKEUP : YUKA HIRATA(DCORD)
EDIT : YURIKA NAGAI
TEXT : AKIKO TOMITA
DESIGN : SHOKO FUJIMOTO, AZUSA TSUBOTA
CODING : JUN OKUZAWA


岩井志麻子のare you ok? 〜性にまつわるエトセトラ〜

読者からの性のお悩みは尽きませんね。

人生経験豊富な岩井志麻子氏の独自の理論で皆様のお悩みを解決していただきましょう!

QUESTION 08

 

志麻子様、お疲れ様です。私の長年の悩みにのってください。私は見た目からヤリマンだと思われやすいらしく、ヤリモク男がうじゃじゃ寄ってきます。これは整形するべきなんでしょうか?  31歳女性

ANSWER

 

 ん? ヤリマンって具体的にどういうことなの? 私、ギャルのような派手派手な金髪で水着みたいな服を着ている女の子をみてもヤリマンだとは思わないんだよね。それと同様に、スラッとしたファッションモデルのような体型でブランドバッグを持った外資系に勤めていそうな女性なんかも、ヤリマンだと思わないですし。この手の女性に、男性がイケるヤレるとは到底思わないわけで…。志麻子の平成時代史上、ヤリマンの知り合い“Aちゃん”という子がいて、日課なのかというぐらいの頻度でヤリまくってる子がいるんですよ。そんな彼女の見た目は、派手すぎず地味すぎず、若奥さんのような、きちんとしたところのOLさんのような…。私の知ってるヤリマンは小綺麗なOL風なんですよね。男性もそういう普通の雰囲気の方が声をかけやすいと思いますし。私も、イケメンには物怖じして声をかけられないですが、隙と抜け感がある人だったら声かけやすいかなと。

 

 なので、相談者さんは整形なんてしなくたって、ギャルギャルした格好や、めちゃくちゃオシャレにこだわるなど、容易に男を寄せつけないオーラを放ってみることがいいのかもしれませんね。服装も普通っぽいものから少し外してみたりして。

 

 また、男性も初めからヤリモクであなたに声をかけているわけではないかもしれませんよ。ちゃんと交際したいと思ってアナタを誘っても、アナタの方にも何か原因があって途中からヤリモクに変わってしまっている可能性もあるかもしれませんから。

 

岩井志麻子(いわい しまこ)

1964年岡山県生まれ。高校在学中の82年に、第3回小説ジュニア短編小説新人賞に佳作入賞。

少女小説家を経て、99年『ぼっけえ、きょうてえ』が第6回日本ホラー小説大賞を受賞。

同作で00年に第13回山本周五郎賞を受賞。また02年には、『岡山女』で第124回直木賞候補となる。

精力的な執筆活動と並行して多数のメディアに出演しコメンテーターを務める。

また、女優としてドラマや映画に出演し、活躍の場を広げている。東京MX「5時に夢中!」、日本テレビ「有吉反省会」レギュラー出演中

ボディータイツ¥10,000(Corrida Corset/コリーダコルセット)、イヤリング¥3,046(PIN NAP/ピンナップ)、
ネックレス¥5,546(VIDAKUSH/ピンナップ)スカーフ¥5,000(FAITH/フェイス)、ロングブーツ¥20,800(YELLO/イエロ)

SHOP LIST

コリーダコルセット 03-5468-9339

フェイス sparklingmall.jp

ピンナップ 03-3470-2567

イエロ yelloshoes.com

STAFF

MODEL: SHIMAKO IWAI

PHOTOGRAPHY : WAKABA NODA(TRON)

STYLIST : AI SUGANUMA

HAIR&MAKEUP : MIHO MASHINO

STILL : KENICHI SUGIMORI

EDIT NAOMI TAHARA

EDIT : YURIKA NAGAI

DESIGN : AZUSA TSUBOTA

CODING : NATSUKI DOZAKI



今月はトレンドのブラウンリップをメインにした
メイクを4週に渡ってピックアップ。
ラストを飾るのは、アイドルグループ・アンジュルムの
初代リーダーとして活躍し、現在はソロで活動する和田彩花が登場!
ツヤ感のあるダークブラウンリップでハンサムにイメチェンした彼女に注目♡

コントゥアリングを強めに仕上げ、顔の骨格を意識したハンサムメイクに。
眉毛はストレートに描き、まつげはマスカラをたっぷり塗って
束感を出して印象的な目もとを演出。
まぶたの中央にアイグロスをつけ、目もとにツヤ感をプラス。

1.aを唇の輪郭の角度に沿ってエッジをつけて塗る。
2.bを唇中央にたっぷり塗って立体感を出し、全体に馴染ませる。

a.リップカラー:キスキス リクィッド L305 ¥4,300 ゲラン
b.リップカラー:エッセンスリップオイルカラー OA03 ¥3,500<2020年1月1日発売> SHIRO

和田彩花

1994年8月1日生まれ。群馬県出身。
2004年「ハロプロエッグ オーディション2004」に合格し、ハロプロエッグに加入。 スマイレージ(現アンジュルム)初期メンバーとして活動し、2017年からはHello! Project のリーダーを務めた。2019年6月「アンジュルム コンサートツアー2019春ファイナル 和田彩花卒業スペシャル 輪廻転生」をもってアンジュルム及びハロー!プロジェクトを卒業。 同年8月、活動再開を発表。現在はソロで活躍しながら、大学院で美術を学んでいる。

Instagram:@ayaka.wada.official

ジャケット※メンズ¥220,000、トップ※メンズ¥28,000(共にkiminori morishita/エム)、パンツ¥42,000(EZUMi/リ デザイン)、イヤカフ¥11,000、右手Wリング¥16,000(共にJouete/ジュエッテ)、ヘアピン¥8,750(MONDAY EDITION/ジェム プロジェクター)右手親指リング¥120,000、左手親指リング¥46,000、左手人差し指リング¥60,000、左手中指リング¥50,000(全てGIGI/ホワイトオフィス)

SHOP LIST
エム 03-3498-6633
ジェム プロジェクター 03-6418-7910
ホワイトオフィス 03-5545-5164
リ デザイン 03-6447-1264
ジュエッテ 0120-10-6616

INFO
ゲランお客様窓口 0120-140-67
シロ 03-6805-0220

MODEL: AYAKA WADA(YU-M ENTERTAINMENT)
PHOTOGRAPHY&VIDEO: TOSH SHINTANI
STYLING: MIKI SHIMIZU
HAIR: HIROKI KITADA
MAKEUP: MAKI IHARA(PERLE)
TEXT: YUKA SAKAMOTO
EDIT: YURIKA NAGAI, KAHO FUKUDA
DESIGN: AZUSA TSUBOTA
CODING: JUN OKUZAWA



デニムブランドG-Star RAWの
サスティナブルなフィロソフィー

オランダ・アムステルダム発のデニムブランドG-Star RAW。
無骨でかっこいいデニムというだけでは終わらず、
その奥に強くあるのは「サスティナブル」の精神。
サスティナビリティに世界一真剣に取り組んでいるブランドと言っても過言じゃない。
ファッションが好きだからこそ、
今足を止めて考えるべき課題というのはあなたも気づいているのでは?
サスティナブルとは何か、どんな服作りをしているのかなど、
創立から30年ずっと進化を遂げてきたG-Star RAWについて深堀りしてみた。

サスティナブルとは、英語で「持続」という意味。私達が生活し続けていくため に、「地球に優しくすること」が、サスティナブルの本質。モノを作るうえでリ サイクル、リユースをいちばんに考え、環境や社会に配慮しているG-Star RAWはデニムブランドとして初めてCradle to Cradle(厳格な基準をもつサス テナブル認定)のゴールド認証も取得しているとか。

ここは、アムステルダムにあるG-Star RAW本社の地下倉庫内にある洋服のアーカイブルーム。アイテムのインスパイアもととなる、あらゆるデニムや歴史的な軍服などが、天井から床まで23000着以上収容されている。いちばん古いもので19世紀のものだとか。これら全てを良い状態で保つために、温度や湿度を細かく管理されているというから驚き! 綺麗に整頓された本や雑誌は、グラフィックを中心としたインスピレーションのもとになるそう。日本の雑誌も発見!(NYLON JAPANはなかったけど。(笑))G-Starの歴史は絶対にここから始まる。ちなみに、アイコンデニムELWOODが誕生したのは30年前で、この部屋でできる前だった。
そう説明してくれたのは、デザインディレクターのエドウィン・デ・ロイさん。

G-Star RAW本社に訪れていたBOY&GIRL達にショートインタビュー。

30 years apre suit¥42,000 blouse¥11,000 by g-star raw

G-Star RAW本社に訪れていたBOY&GIRL達にショートイン サスティナビリティはただ単にファッション界でバズっている言葉というわけではなくて、ダメージを受けているこの世の中で、ひとつのライフスタイルとして選択できるものだと思う。私にとって、自分が身につけるブランドがどれくらい環境に配慮しているかということはすごく重要で、G-Starが未来のために向けていることは素敵ね。サスティナビリティで1番大事なのは、持続だと思う。ファッション界が及ぼした環境へのダメージを完全に払拭するには、継続してサスティナビリティに力を注ぐこと。大きくても小さくても、どのブランドもしっかり意識して、個人としてもReduce, Reuse, Recycleを頑張らないといけない! 私達の1つ1つのアクションが環境に影響するからね! そういうことに最初から目を向けているG-Star RAWは伝説的なブランドだと思うわ。

boy: jacket¥64,000 by g-star raw

サスティナブルは未来ね! 今の時代にいちばん大切なのは行動をすること。G-Star RAWはそれを実現していて、本当に尊敬すべきだと思う。彼らのサスティナブルなシステムはいい例としてこれからのブランドに役立つはず! 他のブランドも同じようにしてくれたら素敵なのにね。私達はG-Star RAWと共に育ってきて、もはや自分達のカルチャーの一部なの。最近NayはJackpantを白スニーカー、大きいフーディにレザーのボンバージャケットを合わせて90sに着るのが好き!  私はCodamをプラットフォームのマーチンのブーツにおおおおおきいバンドT、そしてナイロン素材のボンバージャケットでスタイリングするのにハマってるんだ。

on left/on right: each 30 years ladson jacket¥60,000 by g-star raw

今サスティナビリティという言葉に混乱している人も多いと思うけど、実はG-Star RAWは昔から取り組んでいる。環境に配慮していることは正しいと思う。正直言うと、G-Star RAWは僕のスタイルにぴったり当てはまるブランドってわけじゃないんだ。でも、それぞれのアイテムがしっかり考えられて作られているのと、オリジナリティがたっぷりあるから、自分の普段のスタイルに合わせることが楽しい。僕のスタイルに合わせやすいんだ。スニーカー、ヴィンテージのシャツに合わるのが好きだよ。各ブランドはみんなサスティナビリティに取り組もうと頑張ってるけど、消費者にはなかなか伝わってないと思う。みんなにわかりやすく、これからは個人としても大きくサスティナビリティを訴えることが大切。G-Star RAWは昔からやってるわけだから、もっと前から自慢すればよかったのに!(笑) NYLON JAPANのバイヴスはすごい好きだよ。クリエイティヴィティだしひとつの枠にハマらないところがいいね。そういう雑誌って、ゴロゴロしたい日曜日の夕方とか、友達とサクッと飲みに行く時とかに読みたい。

G-Star RAWはオーセンティックで、他のブランドとかぶらないアイデンティティがあるよね。独特のカッティングがあって、G-Star RAWだけの特別なデニムがある。G-Star RAWのように大きいブランドがサスティナビリティにフォーカスを当てたのはすごくいいこと。環境配慮をしながらでもブランドはかっこいいままでいられるってことを証明しているからね。サスティナビリティを広げることに関して1番大切なことは、間違いなくひとりひとりがサスティナビリティのことを理解し、その大切さを広げてムーブメントに参加すること。G-Star RAWのような大きい影響力のあるブランドががそのメッセージを世界に向けて発信しているのは本当に素晴らしいと思う。僕はデニムスタイルのなかでは、上下デニムonデニムが好き。ヴィンテージっぽいし、クラシックだから。または、オレンジのトップスとシューズでマッチさせたりカラーで遊ぶのもいいね!  NYLONは、エディトリアルが面白くて好き。日本の君達はアイテムを活かすのがすごくうまくいよね! 近々日本に行きたい!

サスティナブルは、この世界を守るために必要な行動だと思う。G-Star RAWはデニム界のニューヴィジョンを開いてるよね。1番大事なことは、若い子達に向けて、サスティナビリティの大切さを伝え続けることだと思ってる。G-Star RAWのデニムってそんな風に環境に配慮しているうえに、サクッと綺麗目にデニムをスタイリングできるから大好きだよ。

アムステルダムのザイドーストにあるG-Star RAWの本社がこちら。
飛行機の格納庫にインスパイアされたというビルは、全面ガラス張り。
ビルなかは、「ジースターグレー」と言われる深みのある青みグレーを基調にした
クールなオフィスでスタッフは働いている。
組織のなかにはサスティナブル事業部もあり、環境問題を極めた企業であることは明らか。
でも、サスティナブルが目指すところではないというのは、声を大にして言いたいところ。
世界一のハードコアをデニムブランドを目指す途中で、イノベーションを起こし
環境にもそこに住む人々に優しいモノづくりになった、というだけ。
そして、その道の途中で、ある考え方に行き着く。
「バリューチェーンレスポンシビリティ」。
これはサプライヤーや労働者の給料のことも考えながら、廃棄水の処理の仕方など対策をしていくということ。
オフィス、ストアの電気量やランチの廃棄物にまで注目するブランドって他聞きいたことある?
それは消費者に「服を選ぶ時にサスティナビリティという正しい選択をしてもらいたい」という想いがあるから。
G-Star RAWは将来のデニムを作っている。
過去にさかのぼり、サスティナブルヒストリーをプレイバック!

ファレル・ウィリアムスと取り組んだ
コレクションのひとつ。
海洋投棄されたプラスチックゴミの
再生糸から作られたジーンズ。

使用済みのユーズドデニムを20%含み、
新しいデニムにリボーンさせた、
他にはないバックグラウンドを持つ。
2013年に誕生。

サステナブルジーンズの最新作。
オーガニックコットンを100%使用し、
化学薬品と水の使用量を削減。
化学物質を一切使わないインディゴ染色。

グレーの染料は、食用に収穫
されたにも関わらず廃棄されて
しまったこぎりやしの葉から
抽出したもの。動くたびに
濃淡が美しく映る。

廃棄されたビーツから抽出した
染料で染めあげ、
この絶妙なピンクカラーが実現。
G-Star RAWの代表的な
3Dカッティングを採用。

INFO
G-Star RAW

STAFF
PHOTOGRAPHY FOR SNAP : SHOICHI MATSUMOTO
EDIT : SHOKO YAMAMOTO
DESIGN : AZUSA TSUBOTA
CODING : JUN OKUZAWA



カップルで楽しむアドベントカレンダーがオススメ

  はじめまして、セックストイからランジェリーまで取り扱う専門店WILDONEのPR泉です。世の中にはセックストイが色々ありすぎて、何が何だかわからないという方がたくさんいらっしゃいます。そこで、私の連載ではグッズとその使い方をエピソードも交えながらご紹介してみようと思います。

 前回は“ローション”について書かせて頂きましたが、今回はSMグッズについてです。

 SMと言うとボンデージファッションに身をまとった女王様がマゾを鞭でビシービシーとしばいてる…ニッチなイメージを持ってる方も多いと思います。でもボンデージファッション…ってお洒落じゃないですか?レザーにエナメル・コルセット・サイハイブーツ…素敵(NYLON読者さんには理解してもらえるんじゃないかな…)。

 アメリカのベストセラーBDSM小説で2015年には映画化もされたFifty shade。BDSMとは、B(ボンデージ、拘束)、D(ディシプリン、体罰)S(サディズム、加虐),M(マゾヒズム、被虐)の頭文字です。

 映画Fifty Shadesオフィシャルアダルトグッズ『Fifty Shades Pleasure Overload 10 Days プレイギフトセット』これがなんとも、映画と連動してるだけありエンターテインメント性があるアメリカらしいお洒落なSMグッズなんです。

 このSMグッズセットは箱の中が1~10迄の番号と共に仕切られていて、一つ一つ扉のように押し破って開けていくと1個ずつグッズが出てくるんです。カップルで1日1個その日に出てきたグッズを10日に渡って10点楽むというコンセプトなんです(まるでクリスマスアドベントカレンダーみたいですよね)何が出てくるかは開けてみるまでのお楽しみ…。

 内容はソフトSMに必要なものを網羅した充実ぶり! ティックラー(ふわふわフェザータッチでくすぐり攻撃)、ミニバラ鞭(SMの定番優しくピシピシ鞭打ち出来ます)、拘束帯(シルクのような光沢生地がセクシーで手や足を縛れます)、ニップルクランプ(ピアスみたい!お洒落。乳首を挟みます)、ミニバイブ(スタイリッシュなゴールドのミニバイブ)、バイブ機能付きコックリング(男性器にはめてそのままプレイできます)、アナルプラグ(小ぶりなので初めてさんにもおススメ)、アイマスク(視覚を奪って感度UP)、膣トレ用ボール(SMというより膣トレグッズです)、保存袋(ロゴ入り全てのグッズをまとめて収納できます)。

 男女交互にグッズを取りだしていって、出てきたグッズを相手に使う! なんてゲーム性を持たせて毎日開けていっても面白そうです。

 デザインもアクセサリーみたいで可愛くて、ワクワク感がいっぱいのクリスマス向きなギフトになっております。1つグッズを取り出すたびに新しい性の扉も開いちゃいそう、アブノーマルな快感に二人の仲も深まるに違いない!

 海外ではこのようなカップルで盛り上がれるグッズが人気です。日本でもカップルで使って楽しむ文化が定着するともっとプレイが楽しくなると思います。

Fifty Shades Pleasure Overload 10 Days
プレイギフトセット

日替わりアイテムで、新たな楽しみを♪
SMグッズ10種も入ったお得なセットです

15,013円(税込)

アダルトショップWILD ONE
PR 泉さん

20代で結婚~泥沼の離婚裁判~出産
赤子を抱えて渡米し、思い付きでブティックを開業。海外と日本を行き来するバイヤー生活&ブティック経営のきらきらライフを送ると思いきや、大手プチプラブランドにすっかり負けて閉店。その後、たまたま見た求人の「アダルト」の文字に妙にときめいて、ワイルドワンの門を叩く。もっと西海岸のようにアダルトグッズをカジュアルにオシャレに発信出来たら素敵かも!とバイブバーワイルドワン広報に就任。
www.wildone.co.jp/

STAFF

EDIT:NAOMI TAHARA

EDIT:YURIKA NAGAI

DESIGN:AZUSA TSUBOTA

CODING:JUN OKUZAWA



肌に輝きを宿す M·A·Cのストロボクリーム

光ある未来を予感させるピュアな世界のなか、より一層美しい輝きを放つ超特急。
彼らのグロウスキンを叶えたのは、M·A·Cのスターアイテム「ストロボクリーム」。
11月28日発売のNYLON JAPAN1月号では、彼らが魅せるストロボコレクションを大特集!!
そろそろホリデーシーズン!
肌にも“ストロボ ライト”を浴びたような輝きを手に入れて♡

strobe cream redlite ¥4,500 by m·a·c

shirt¥28,000 by y.o.n./studio fabwork inner top¥17,000 by tender person
pants¥16,000 by studio oribe/james & co.,ltd. others stylist's own

strobe cream peachlite ¥4,500 by m·a·c

shirt¥31,000 by hyein seo/nubian harajuku inner
shirt¥24,000 by hellyhansen royal marine club/helly hansen harajuku
top¥14,000 by lacoste pants¥23,000 by juha/studio fabwork

strobe cream pinklite ¥4,500 by m·a·c

jacket¥53,000 by tender person sweat shirt¥1,100 by united athle/c.a.b.
pants¥18,000 by bukht/hemt pr

strobe cream goldlite ¥4,500 by m·a·c

blouson¥27,000 by nondisclothes/nubian harajuku sweat
shirt¥3,050 hoodie¥4,650 by united athle/c.a.b.

strobe cream silverlite ¥4,500 by m·a·c

coat¥160,000 by ambush®/nubian harajuku
knit¥49,000 by our legacy/edström office
top¥21,500 by eytys/edström office

全5色のパールカラーがそれぞれ違う表情のツヤ肌を見せるベストセラーの下地「ストロボクリーム」。
仕上げにパール入りミスト化粧水「M∙A∙C プレップ プライム フィックス+ ピンクライト/ゴールドライト」を
吹きかければ、ツヤ感にさらなる奥行きをプラス。

左からstrobe cream goldlite¥4,500 strobe cream redlite¥4,500 strobe cream silverlite¥4,500 strobe cream pinklite¥4,500 M∙A∙C PREP + PRIME FIX+ GOLDLITE¥2,800 M∙A∙C PREP + PRIME FIX+ PINKLITE¥2,800
all by m·a·c

#MACXBULLETTRAIN キャンペーン
オリジナルポーチ&カードをプレゼント!

M·A·C公式オンラインショップ・全国のM·A·C店舗にて対象製品
(ストロボクリーム全5色 *MINI MACは除外)を1点以上をお買いあげの方にオリジナルカードを、
対象製品1点以上を含む6,600円(税込)以上お買いあげの方に
オリジナルポーチとオリジナルカードをプレゼント‼ 

※M・A・C公式オンラインショップ・全国店舗展開
2019年11月29日(金)~限定数なくなり次第終了
※M·A·C公式オンラインショップ・全国のM·A·C店舗にて
先着順で限定数を配布予定
※ポーチ、カードのどちらかがなくなった場合、
税込6,600円以上購入してもどちらかのみのプレゼント
※ポーチ、カードのプレゼントはオンラインショップ、
店頭共にお1人様1会計につき1回まで
※カードの種類は選べません
※M·A·C公式オンラインショップは、11月29日(金)AM10:00開始予定

超特急

ダンサーのカイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、ユースケ、ボーカルのタカシから成るメインダンサー&バックボーカルグループ。2011年12月25日に結成、シングル『TRAIN』でCDデビュー。2018年にはMnet Asian Music Awards(MAMA)にて”Favorite Dance Artist Japan” を受賞し、2019-2020 Arena Tour「Revolución viva」を12/21.22大阪城ホール、1/3.4.5国立代々木競技場第一体育館で開催。11/20にNew Single「Revival Love」を発売予定。
@BULLETTRAIN8

INFO
M·A·C(メイクアップ アート コスメティックス)
0570-003-770
maccosmetics.jp

STAFF
MODEL : KAI, RYOGA, TAKUYA, YUKI, TAKASHI(BULLET TRAIN/SDR)
PHOTOGRAPHY : YOSHIHITO SASAGUCHI(SIGNO)
VIDEO : YU NAKAJIMA
VIDEO EDIT : YUKI FUJINAGA
GAFFER : TERYMAN
MAKEUP : RUMIKO IKEDAHARRIS, MASAMI YAMADA, HARUKA OGIWARA, DAIKI SHIMIZU(M·A·C)
STYLING : AI SUGANUMA
HAIR : MASHINO
BGM : SASKIATOKYO
EDIT : YURIKA NAGAI
DESIGN : SHOKO FUJIMOTO, AZUSA TSUBOTA
CODING : JUN OKUZAWA



秋の深まりとともに、メイクも少し更新したい11月。
そこで今シーズントレンドのブラウンリップを主役にしたメイクアップを紹介。
vol.3は、女優としてもアーティストとしても活躍の場を広げている、水谷果穂が登場。
注目カラーのテラコッタブラウンを取り入れた秋フェイスにトライ♡

・ノーマスカラ、アイラインなしのシンプルな目元で、カラフルなスタイリングを引き立てる。
・テラコッタブラウンのアイシャドウをまぶたの中央にグラデーションで入れて、奥行きのある目元を演出。
・眉尻のラインを長めに引いて、キリッとした印象に。

1.aとbを混ぜて唇全体に塗る。

a.リップカラー:ジンジャーリップスティック 9I02 カッパーブラウン ¥4,000 shiro ※一部店舗では再入荷待ち
b.リップカラー:ルージュ ディオール ウルトラ リキッド 707 ブリス ¥4,200 パルファン・クリスチャン・ディオール

水谷 果穂

1997年11月3日生まれ。静岡県出身。
2013年女優デビュー後、NHK連続テレビ小説「なつぞら」やTBS「凪のお暇」など多くの作品に出演。2017年には歌手デビューも果たし、アーティストとしても活動。1st Album「深呼吸」が発売中。

Instagram:@kahomizutani_official

ワンピース¥27,182(Desigual/デシグアル ストア ハラジュク)、ベレー帽¥5,000(x-girl/エックスガール ストア)、チョーカー¥21,250(SWAROVSKI JEWELRY/スワロフスキー・ジャパン)、ピアス¥10,000(Jouete/ジュエッテ)

SHOP LIST
エックスガール ストア 03-5772-2020
スワロフスキー・ジャパン(カスタマーサービス) 0120-10-8700
デシグアル ストア ハラジュク 03-5467-2680
ジュエッテ 0120-10-6616

INFO
シロ 03-6805-0220
パルファン・クリスチャン・ディオール 03-3239-0618

MODEL: KAHO MIZUTANI(KEN-ON)
PHOTOGRAPHY&VIDEO: TOSH SHINTANI
STYLING: MIKI SHIMIZU
HAIR: HIROKI KITADA
MAKEUP: MAKI IHARA(PERLE)
TEXT: YUKA SAKAMOTO
EDIT: YURIKA NAGAI, KAHO FUKUDA
DESIGN: AZUSA TSUBOTA
CODING: JUN OKUZAWA



目の前のことを一生懸命頑張ることは
生きていく上でも自分のためになる

-現在のお仕事で月商2億という実績。そんな偉業を成し遂げるまでにはどのような道のりがあったんですか?

今までやってきたことの繰り返しですよ。いきなり実績が伸びたわけではなくて、コツコツと努力を重ねてたどり着いた結果です。雑誌でもキャバクラでもいきなり人気が出たわけではなく、先ほどの分析することもそのひとつですが、全ては積み重ねです。

-事業を進めていくなかで様々な苦悩があったと思いますが。

でも最近は人の話も聞けるようになったので(笑)。最初は「私はそんな店舗だったら行かないけど作れば?」みたいな切り捨ての言葉を言ってまで自分のやりたいようにやっていましたが、今は人の意見も大切だなと感じています。なぜそう思うのかを聞いて、納得できるものには「確かにね」と思うし、聞いた上でも違うなと思ったら「こう思うんだけどどう思う?」と別の人に聞いてみる。立場があるので、みんな1度言ったことに対して私が「違うな」と思っていることを察してしまったらもうそれ以上言えなくなってしまうと思うので、何度も話し合うようになりました。

-多数決のような話し合いですね。

そうですね。でも昔はできなくて、私1対10でもこっちの意見だったので(笑)。

-では、それも今の仕事の楽しさのひとつにもなっていたり?

それをやるようになってから、私1人でというよりみんなで作ったという意識に変わりました。関わってくれた人も今まで以上に頑張ってくれたり、考えてくれるようになったので、より大きくさせることができましたね。

-そういったことも経て、キャバクラ時代と今とでは考え方や心境の変化はありましたか?

キャバクラ嬢を引退してからは結構変わりましたね。FOURTY FIVE(現在プロデュースを手掛けている歌舞伎町のキャバクラ)をプロデュースすると決めてからも変わりましたが、みんなが売れてほしい、お店がもっと良くなってほしい、大きく言えばキャバクラ界がもっと良く見えるようになったらいいなと思うようになりました。全員に良く思われないのはしょうがないことですけど、全部が全部悪いわけではない。本気で頑張ればすぐに結果が出る仕事です。今までは好きだからという気待ちで突き進んでいましたが、仕事として考えてみても普段出会えないような人に出会えたりするのでいい場所だなと思います。働いていた時はそれが普通だと思っていましたが、いざ引退してみたら、それはすごく感謝しなきゃいけないことだったんだなと思いました。

—キャバクラ嬢というプレイヤーの立場から、キャバクラをプロデュースする立場に回ったのは革命的とも言えますが、プロデュース側に回った理由は?

キャバクラ嬢という仕事は長く働ける仕事ではないので、どこかのタイミングで辞めるか、新しく仕事を始めるか、結婚するかしか選択肢がなくて、自分がこれだけキャバクラで頑張ってきたのに、辞めてしまったらもう縁がなくなってしまうのは悲しくて。キャバクラが好きで10年間も続けてこれましたし、今後も関わっていきたかったんです。実際、引退する2〜3年前から現役を離れることを決意していました。でも辞めてすぐ「お店をプロデュースするのでよろしくね!」と言ってもきっとみんな受け入れてくれないと思ったので、引退後もプロデューサーとして認めてもらえるように辞めるまでの間、裏方の仕事を勉強して、実際にその仕事もこなしていましたね。

-キャバクラ時代は「キャバクラが好きだから」というモチベーションで邁進していたとおっしゃっていましたが、現在のモチベーションはどこにありますか?

やっていて楽しいとか、応援してくれる人がいるから頑張ろう、悔しいからもっと頑張ろうっていう気持ちもありますが、キャバクラという場所が好きで、キャバクラ嬢だけどここまでやってこれたというこの気持ちがいちばんのモチベーションかもしれません。

-では、「キャバクラ嬢だから……」という言葉はいちばん言われたくない言葉なのでは?

そうなんですよ。そこはずっとそう言われていたおかげじゃないですけど、それが逆に頑張るパワーになれたので、ネガティヴな意見も含めてキャバクラ嬢で良かったなと思いますし、それがなかったらできていなかったかもしれないですね。

-なかでもいちばんバネに変わった出来事はありましたか?

アパレルを始めた時に、周りが潰そうとしてくることが多くて(笑)。キャバクラ嬢同士ではお客様の取り合いとかそういうことが当たり前にあったんですけど、それは個人じゃないですか。対会社であってもそういうことがあるんだなと思って。しかも会社になると規模が大きくて、世のなかこういうもんなんだって思いましたね(笑)。私がキャバクラ嬢だからというわけではなくて、仕事ってこういうもんなんだなって。

-具体的に言うとどんなことが?

2〜3年くらいいろいろありましたが、それが嫌だと周りに話した時に「そんなの当たり前だよ」って言われたことがあって。「H&Mの隣にZARAがあったりするでしょ? あれも普通に考えたら嫌じゃない?」、「車のメーカーだったらトヨタが新しい販売方法に出たら日産も同じような販売方法を取り入れるでしょ?」みたいなことを言われて、「それは仕事をする上で普通なことだし、逆にそれがないと成長できないよ」と気づかされたので、そこで諦めて辞めるか頑張るかって選ぶ時に「じゃあ頑張ろうかな」って思うようになったんです。そこでどんな仕事をしてもこういうことは付き物なんだと納得できたので、今やっているクリニックでも同じようなことが起きても、ネガティヴに捉えないようになりました。

-常に仕事で多忙な日々を過ごされているかと思いますが、働き詰めの毎日とうまく向き合うにはどう過ごしていますか?

結構不規則な生活をしていて、これが普通になっているのでどうでしょう……。人によって違うと思いますが、好きなことを間に挟みながら、ただかむしゃらに頑張るだけでは続かないと思います。私は旅行が好きなので、例えば10日間旅行に行くために普段は休まずに仕事をするだとか。でもあまり仕事をしている意識がないので、仕事が苦だとは思ってないかな。大変な時もありますが、そこさえ頑張ってしまえば全部が大変だというわけでもないので。ただ「あーもうこの瞬間大変で超ヤダ!」っていう事件が起きたりするじゃないですか。でもそこだけは絶対に逃げないで解決したり、立ち向かおうと決めているんです。そこさえ乗り切ればまた普通の毎日に戻るので。

-「日本にいると仕事をしてしまう」とお聞きしましたが、海外旅行中でも仕事の連絡は取っていますか?

あまり取らないですね(笑)。周りにある程度理解してもらっています。でも、仕事をしようとは思っていませんが、旅行先でこういうの作りたいなとか、こういう仕事したいなっていうのは結構頭に浮かびます。そういう仕事をしない時間のなかでも仕事のことを考えるのは本当に好きだからなんだろうなと思ったりしますね。日本にいてこれやらなきゃとか、この仕事もいいなと思うのとはまた違う感覚で、改めて休みのなかで仕事をすることが好きなんだなと思うことがありますね(笑)。

-これまでお話を聞いていると、社員の方々との距離が近いように感じます。

めちゃくちゃ近いです(笑)。ほぼ対等ですよ。あまり自分ができない分、周りからのフォローに助けられます。アパレルをメインでやってくれている子がめちゃくちゃで仕事ができる子なんです。でもその子の入社理由が、うちの会社が株式会社ボヤージュっていうんですけど、浜崎あゆみが好きだから(浜崎あゆみの曲に『Voyage』という曲がある)みたいな理由で(笑)。最初からすごく仕事ができたというわけではなくて、タバコを吸いにすぐどこか出かけちゃうような人で「この人本当に辞めさせてやりたい!」って思うくらいだったんですけど、いつの間にかアパレルの事業をする上で欠かせない存在になっていて。違うなと思ったことははっきりと「それ違いますよ」と指摘してくれて、きっとお堅い社長だったり、完璧な社長だったらこうやって意見を言ってくれることはできないと思うんです。

-社員さんから「話しませんか」と声をかけられることもありますか?

ありますね。「このことについて相談があるんですけど」みたいな。でもそれに対して「じゃあ今話そうよ」みたいな唐突な感じだと向こうも心構えがあるので、「いきなり何を話そう」って思ってしまうだろうし、自分もその話についての準備をしないと話しているうちにヒートアップしちゃって思っていることをブワーッて言ってしまって。こういうつもりじゃなかったのに、じゃあ話さないほうが良かったじゃんと後悔してしまうので、自分が何を聞きたいのか箇条書きでメモを用意したり、最初は相手の話を全部聞いてからに話すようにしています。

-話し合いの後は実際改善されることもありますか?

大体変わりますね。でも1度話したからといって完全に上手くいくとも思っていないので、これをきっかけに「最近どう?」と様子を気にしています。

-えみりさんの今の人生のテーマはありますか?

大変な時に頑張る。それだけですね。あとは慣れてしまえば大変なことが普通になってくるので。

-「頑張る」というのは具体的にどういうことでしょうか?

解決しようとすること。自分の感情は1回抜きにして、どう解決しようとするか、その物事だけがどうやったら今より上手くいくかということを考えたら、自分はすごい嫌な思いをしてでも我慢出来ると思うんです。もちろん時と場合によって解決方法は違うと思いますが。

-そういう辛いことに対して頑張る、努力した先に得られるものは何だと考えますか?

努力しても必ずしも上手く行くわけではないじゃないですか。そうだとしても自分自身が一番成長できて、あとになって「あの時ああだったな」って笑える時がくると思います。もし上手くいったらラッキーだし。

-これからの人生プランや、今新たに始めようと考えているものはありますか?

アパレルはこのまま続けて、やっぱり美容が好きなので、美容クリニックはもっと大きくやりたいですね。あと、料理ができないので、飲食店やカフェをやってみたいです、自分が食べたいものや飲みたいものを飲める場所(笑)。

-では最後に、夢を追いかけるNYLON読者に向けてメッセージをお願いします!

夢を持つことは大変だと思うので、最初から何かしたいと決めている人はそう多くないと思います。自分もそうだったし、やっていくなかで見つけたられたので。夢がないからどうしようと悩むよりは、目の前のことを一生懸命頑張っていれば夢が見つかるかもしれないし、もちろん夢がある人はその夢に向かって頑張らなくてはいけない。何にせよ目の前のことを頑張ることは、仕事のためだけじゃなくて、プライベートでも嫌なことを我慢できたり、人に優しくなれたりするので、生きていく上で絶対に自分のためになることです。最近世間的には「無理して頑張りすぎないほうがいい」という風潮になってきているけど、やっぱりどこかで頑張らないと年を取った時に苦労するだろうし、せっかく生きるなら若い内にある程度苦労したほうがいいと思います。それはどんな仕事をしている子にも言えることですね。別に辞めてもいいけど、きっと他のところに行っても同じことが起こると思います。どこかで自分が我慢して、それでも上手くいかなくて違う道を考えるしかないというなら諦めてもいいと思うけど、最初から頑張らないで逃げるっていうのはやめたほうがいいと言い続けています。仕事だから関係ないと思う人も多いと思いますが、仕事もプライベートも考え方は同じなので、頑張ることは楽になることの手段のひとつだと思います。

Emiri Aizawa/愛沢えみり

1988年9月1日生まれ。歌舞伎町のジェントルマンクラブに在籍していた2011年、23歳で雑誌『小悪魔ageha』からスカウトをされ、初登場ながら特集を組まれる。その翌年2012年には同誌の専属モデルとなり、モデルとして活動しながらも『日本一のキャバ嬢』としてTV、ラジオなどにも出演。2013年7月には自身初のブランドとなるEmiriaWizを立ち上げ、2016年に新宿に第1号店を出店。モデル・社長もこなす傍ら、ドレスサイト“maison de beaute”、美容クリニック“VENUS BEAUTY CLINIC”、歌舞伎町キャバクラ“FOURTY FIVE”のプロデュースも行っている。

Instagram @emiri_aizawa

ILLUSTRATION: FUKUDA

INTERVIEW&EDIT: KAHO FUKUDA

DESIGN: AZUSA TSUBOTA

CODING: JUN OKUZAWA

 



昼職はキャバクラ嬢のノリは通じない
まずは人の意見を聞き入れることから

-キャバクラで稼げる人は、昼職でも活躍できると通ずるものがあると感じますか?

そこは結構難しくて、キャバクラで売れる売れない関係なしに、夜の仕事から昼の仕事で成功するというのは本当に難しいです。やはり感覚が全然違うんです。金銭感覚もそうですし、人との感覚もそう。キャバクラで成功したからといって違う世界でも通用するかといったらそれは全くの別物で。キャバクラで全然売れなくても一般職で成功したり、どちらも鳴かず飛ばずの子もいる。でも、夜で売れるのは結構簡単で、元気で明るくて毎日出勤できる子。これができたら売れるんですけど、案外難しいんです。1ヶ月続けて、半年続けて、1年続けてとなるとどこまで続けられるかなと思います。

-では、昼職と夜職にギャップを感じましたか?

確かにそれは全然違います。キャバクラはその場のノリで話しても許される世界で会話の内容とかは何でもいいんです。でも、この感じで昼職の人と話してしまうとびっくりさせちゃうんですよ(笑)。キャバクラだったら「これヤダー!」とか「何これ、変〜!」ってストレートに伝えても笑ってもらえましたが、同じように昼職で話していたら私の会社の人達が毎週のように辞めていってしまうことがあって、この話し方はダメなんだとそこで気付きましたが、気付いてから直すのが結構大変で……。最初はこのスタイルが自分だし、この自分があってこそキャバクラで売れたんだから理解してほしいと言い訳をしていたんですが、もう自分が変わるしかないなと思って。

-自分を変えるために意識したことは?

変えようと思っても今までの性格をガラッと変えることはできないので、「可愛くない」、「ありえない」って思ってもとりあえず何も言わないことをまずは徹底しました。ものの言い方や相手への話し方を変えるというのはその次で、まずは黙っていた方がマシだと思っていました(笑)。そうするとある程度いいようにことが進んでいったり、相手から意見を話してくれるようになったんです。癖で瞬発的に思ったことをそのまま言ってしまうということがいちばんの問題点だったので、もちろん自分のなかで言いたいことや思うことがたくさんありましたが、こうすることがいちばん簡単な改善方法でしたね。

-自分のなかで溜め込みすぎてしまうこともあったのでは?

でも、わかりやすく人がどんどん辞めていって、自分の会社だったからダイレクトにショックを受けていたので、絶対にこの癖を直さなきゃという意志のほうが強かったです。人よりも苦労していなかったら程々に社員と上手くやればいいや、くらいに最初は思っていたと思いますが、その悪循環があったからこそ今出会えた人との関係を大切にしようと感じました。

-えみりさんなりの人との距離の縮め方はどんなことでしょうか?

キャバクラの時は意外とコミュニケーション能力が必要なかったんです。キャバクラというのはすごく不思議な世界で、話の内容よりもその場の明るさだったり楽しさが重要なので、真面目に考えて会話するというよりもどう盛り上げるかが重要でした。ですが、昼職のほうは相手の話を聞くことが重要で、いきなり聞いても本当のことを言ってくれないので、時間や場所、タイミングを考えています。

-話を聞き出す環境を設けるんですか?

そうですね。最初は「言いたいことがあったら何でも言ってよ!」とか、「何でも聞くから本当のこと言ってみて」とストレートに言っていましたが、やはり上下関係もあるのでなかなか本当に思っていることは話してくれなくて(笑)。ちゃんと話せる環境を作ることが大事だと思います。それこそご飯に行くとか、日頃から会話するとか、そういう些細なコミュニケーションがないと相手も仕事という意識がすごく強いので、いきなり「仲良くしよう!」といっても仲良くできない。キャバクラ時代では「今日からすごい仲良しだよね!」みたいなノリでコミュニケーションを取っていたので、そこは全然違うなと感じました。だからこそちゃんと話す場を設ける環境作りが大事なんです。ご飯に行くにしても、日程、時間、お店選びなど、話せる環境を作ることが私の仕事だと思うので。

Emiri Aizawa/愛沢えみり

1988年9月1日生まれ。歌舞伎町のジェントルマンクラブに在籍していた2011年、23歳で雑誌『小悪魔ageha』からスカウトをされ、初登場ながら特集を組まれる。その翌年2012年には同誌の専属モデルとなり、モデルとして活動しながらも『日本一のキャバ嬢』としてTV、ラジオなどにも出演。2013年7月には自身初のブランドとなるEmiriaWizを立ち上げ、2016年に新宿に第1号店を出店。モデル・社長もこなす傍ら、ドレスサイト“maison de beaute”、美容クリニック“VENUS BEAUTY CLINIC”、歌舞伎町キャバクラ“FOURTY FIVE”のプロデュースも行っている。

Instagram @emiri_aizawa

ILLUSTRATION: FUKUDA

INTERVIEW&EDIT: KAHO FUKUDA

DESIGN: AZUSA TSUBOTA

CODING: JUN OKUZAWA