CULTURE
スピッツの名曲を原案にしたラブストーリー『楓』
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『楓』
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ラブストーリーと言っても様々なタイプがあって——。結ばれるまでのドタバタをコメディータッチで描くものもあれば、過酷な運命に翻弄され続ける波瀾万丈系もある、人の数だけ恋愛のカタチがあるように恋愛映画も様々です。
世代を超えて愛されているスピッツの名曲から生まれ、同じタイトルが付けられた『楓』。この映画は、楓の花言葉の一つ「遠慮」につながるようなラブストーリーで、大切な人を想うがゆえに生まれる切なさや苦しさを伴う愛しさ、そして秘密、大切な人を失った二人の喪失と未来の希望=再生が描かれます。
主人公は、福士蒼汰の演じる涼と福原遥の演じる亜子。涼には恵という双子の弟がいましたが、恵は恋人の亜子と旅行中に事故に遭い、帰らぬ人に……。
愛する人を亡くした哀しみに泣き沈む中で、訪ねて来た涼を恵だと思い込む亜子。涼は亜子のために恵のふりをすることを決めます。二人を支える友人・知人たち(宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗)を巻き込みながら、涼と亜子はどんな選択をするのか。
愛する人と瓜二つの人が目の前に現れたら人の心はどう動くのだろう。自分ではない誰かのふりをする中で芽生えた愛はどうなるのだろう。登場人物たちがたどる物語と、もし自分だったら? という想像や共感、恋愛がもたらすいくつもの感情と向きあう映画でもあります。
美しいラブストーリーとは、ずっと心に残るラブストーリーであり、クライマックスに用意されたあの瞬間に、涼と恵と亜子が紡ぐラブストーリーの美しさを感じる。
さらに、物語の中に散りばめられた、彗星、ニュージーランド(テカポ湖)、双子、カメラ(写真)、レンズ、硝子、宇宙、楓の葉、おまじない、利き腕……などのキーワードを気にとめて観ると、より一層物語のつながりと深さを感じられると思います。
| 「バター〜」のおまじないがすてき度 |
★★★★☆
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| 星空を見にテカポ湖に行きたくなる度 |
★★★★☆
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| 「楓」の曲の奥深さに感動する度 |
★★★★★
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原案・主題歌
スピッツ「楓」
(Polydor Records)
監督
行定勲
脚本
髙橋泉
出演
福士蒼汰
福原遥
宮沢氷魚
石井杏奈
宮近海斗
大塚寧々
加藤雅也
配給
東映/アスミック・エース
2025年12月19日(金)より全国公開中
Ⓒ2025 映画『楓』製作委員会
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