CULTURE
山﨑賢人が30年の時を超える!『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』
『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』
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山﨑賢人主演の『夏への扉 ―キミのいる未来へ―』は、タイムトラベルというワクワク感と、主人公に降りかかる危機的状況をどうやって解決するのかというドキドキ感と、大切な人を助けたいというラブストーリーが、なんともバランスよく描かれている映画です。
原作は60年にわたって読まれている、ロバート・A・ハインラインの「夏への扉」。世界的な名作が日本映画として観られるって、すごく嬉しいこと。近未来もの、SFもの、タイムトラベルものって、洋画が得意とするジャンルというイメージが強いので、正直、日本映画でそういうジャンルは叶わないんじゃないか……って思ってしまうんですよね。しかし!この『夏への扉』は、そんなふうに思ってしまって「すみませんでした……」って、先入観をみごとに覆してくれる、そんな面白さが詰まっています。
将来を期待される若き科学者・宗一郎(山﨑賢人)は、ある日、研究も財産もすべて奪われて、冷凍睡眠させられてしまいます。目覚めたのは30年後の2025年。すっかり変わってしまった未来には、自分を慕ってくれていた璃子(清原果耶)の姿はなく、謎の死を遂げていることを知ります。そして、人間そっくりなロボット(藤木直人)の力を借りて、大切な人・璃子と愛猫ピートを救うために、ある方法で1995年へ──。
2025年に存在する宗一郎が1995年に戻る、タイムトラベルをどう描くのか、タイムパラドックスはどう回避するのか、観る前はいろいろ疑問もあるとは思いますが、心配は無用です!「なるほどねー」という納得感はありますし、観終わった後にその「なるほどねー」「そういうことだったのね!」を共有したくなる、語りたくなる映画です。
宗一郎の真っ直ぐ度 |
★★★★★
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ロボットとのバディ度 |
★★★★★
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愛猫ピートの演技派度 |
★★★★☆
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監督
三木孝浩
出演
山﨑賢人 清原果耶 夏菜 眞島秀和 浜野謙太 田口トモロヲ 高梨 臨 原田泰造 藤木直人
配給
東宝、アニプレックス
2021年6月25日(金)全国公開
©2021 映画「夏への扉」製作委員会
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