CULTURE
前代未聞のカンニング計画『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』
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『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』
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並外れた頭脳を持つ者がとんでもないことを為し遂げる──。映画では、その“とんでもないこと”が、善良かつ感動的に描かれることもあれば犯罪ギリギリのサスペンスとして描かれることもある、様々です。『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』は後者。天才高校生が前代未聞のカンニング計画を企て意外なことを為し遂げるエキサイティングなストーリーです。
主人公は、コインランドリーを営む父と暮らすリン。全科目で毎年学年トップの成績を収め、数学大会では1位、全米クロスワードパズルで3回優勝という常人離れした頭脳の持ち主。高校2年への進級時、名門高校から破格の奨学金付きの特待生として迎え入れられますが、新しい学校で仲良くなったグレースが落第ギリギリの劣等生だったこと、それが前代未聞のカンニング計画の始まりでした。
最初は、親友を助けるために、中間試験中“ある方法”でグレースに解答を教えるリン。うまくいったことで、グレースの恋人のパットも加わり、学校の落ちこぼれたちを救済する危険なビジネスに発展していきます。そして、もう一人の秀才・バンクも加わり、世界共通試験を舞台にしたカンニング作戦に挑むことになるのです。
そもそもこの映画は、日本では2018年に公開されたタイの『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のリメイク。オリジナルへの敬意を払いながら異なる新たなラストが用意されているので、タイのオリジナル版をすでに観ている人も楽しめます。
試験という誰もが経験してきたことを題材にしているからこそ、えっ、あの空間でそんなことやっちゃうの!? と自分の経験と映画のスリルが重なり、映画の世界にのめり込みます!
| スリル度 |
★★★★★
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| 青春度 |
★★★☆☆
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| 頭脳度 |
★★★★☆
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監督
J・C・リー
脚本
J・C・リー
ジュリアス・オナー
出演
カリーナ・リャン
ジャバリ・バンクス
テイラー・ヒックソン
サミュエル・ブラウン
ベネディクト・ウォン
配給
ギャガ
2025年7月11日(金)より新宿バルト9 他 全国公開中
ⒸStewart Street LLC
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