CULTURE
初々しいティモシー・シャラメに会える『マイ・ビューティフル・デイズ』
『マイ・ビューティフル・デイズ』
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ティモシー・シャラメ、好きですか? 主人公が憧れるクールな男の子を演じた『レディ・バード』、ドラッグに溺れた息子を演じた『ビューティフル・ボーイ』、スリリングなひと夏の青春を演じた『HOT SUMMER NIGHT/ホット・サマー・ナイツ』、そして多くの人が彼に注目するきっかけになったのは、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた『君の名前で僕を呼んで』ではないでしょうか。年上の青年に恋をするシャラメの繊細な感情表現は本当に素晴らしかった! そんなふうに、ここ1〜2年の彼の活躍はめざましく、気になる美少年から──彼が出ているなら「観たい!」と思わせる、いまや魅力溢れる若手演技派俳優に!
今回ピックアップした『マイ・ビューティフル・デイズ』は、シャラメの最新主演作ではなく、先に挙げた作品よりも過去に制作された映画、大ブレイクする直前の映画です。……ということは! 初々しいシャラメに会える!
この映画で彼が演じるのは、人づきあいが苦手で無口な高校生のビリー。クラスのリーダー的存在の女の子マーゴット(リリ・ラインハート)に誘われて演劇大会に参加することになり、その引率を引き受けたのは、ビリーが秘かに想いを寄せているスティーヴンス先生(リリー・レーブ)でした。ビリーは、先生と親しくなるチャンス!とばかりに、何かと先生に話しかけ、一緒に行動し、真っ直ぐに自分の気持ちをぶつけていきます。そんなビリーに先生も翻弄されて……?
年上の異性に憧れる十代の不器用な恋、でも情熱あふれる恋は、見る人の恋する気持ちをくすぐる! また、シャラメの演技は初々しいだけでなく、劇中の演劇大会でのシャラメの独白シーンの圧倒的な演技力にしびれる! そして高校生たちと先生のとある週末の物語の中には、恋するっていいな、でも切ないな、何か一生懸命になれるものがあるって素敵だな、そんなふうに誰もが共感する感情が詰まっています。
十代最後のシャラメの輝き度 |
★★★★★
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実力派女優リリー・レーブの演技力 |
★★★★★
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リリ・ラインハートも要チェック度 |
★★★☆☆
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製作・脚本
ジョーダン・ホロウィッツ
監督・脚本
ジュリア・ハート
出演
ティモシー・シャラメ
リリー・レーブ
リリ・ラインハート
配給
ファインフィルムズ
11/1(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか公開
©2016Young Dramatists, LLC.All Rights Reserved.
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