CULTURE
あの時、何が起きていたのかを知る『フロントライン』
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『フロントライン』
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何か大きな出来事が起きたとき、私たちは、その出来事の表面的なことしか見聞きしていないのかもしれません。何が起きたのか、真実は何なのか、何を信じればいいのか……。真実を知るには、知ろうとする意志が必要ですが、情報が氾濫する現代社会の中では、難しいものです。
映画『フロントライン』で描かれるのは、実は知らなかった5年前の出来事。2019年12月に中国の武漢で初めて発生が確認された新型コロナウイルスは、その後パンデミック(世界的流行)を引き起こしました。誰もが知っている、誰もが経験したあの出来事です。
2020年2月。横浜港に入港した豪華客船ダイヤモンド・プリンセスで日本初の新型コロナウイルスの集団感染が発生し、乗客乗員は下船できなくなります。あの時、船内でどんなことが起きていたのかは、知っているようで知らない。この映画は、未知のウイルスに最前線で立ち向かった人たち、命を救うことを最優先にした人たちの物語です。
当時、日本にはウイルス災害専門の機関は存在せず、船内の救命活動に駆り出されたのは、災害派遣医療チーム・DMAT(ディーマット)でした。彼らは地震や洪水の災害スペシャリストですが、未知のウイルスに対応する経験を持っていない。彼らはどうやって救命活動を行ったのか──。膨大な取材とリサーチによって、あの時に何が起きていたのかを描いています。
船外から全体を指揮するDMAT指揮官・結城(小栗旬)と厚労省の立松(松坂桃李)、船内に乗り込んだ医師の仙道(窪塚洋介)と真田(池松壮亮)、そして羽鳥(森七菜)をはじめとした船内クルーと乗客たち。TV局の記者・上野(桜井ユキ)らマスコミの加熱報道が世論を煽る中で、未知のウイルスに最前線で立ち向かった人たちは、ヒーローです。
この『フロントライン』は、すべての人に向けた映画であり、すべての人が経験した日々についての物語であり、すべての人の指針になりうる大切なことが描かれています。すべての人に観てほしいと願う映画です。
| 圧倒的リサーチで作られた度 |
★★★★☆
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| リアルなヒーローがいる度 |
★★★★☆
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| 命を救うとは何かを考える度 |
★★★★☆
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監督
関根光才
企画・脚本・プロデュース
増本淳
出演
小栗旬
松坂桃李
池松壮亮
森七菜
桜井ユキ
美村里江
吹越満
光石研
滝藤賢一
窪塚洋介
配給
ワーナー・ブラザース映画
2025年6月13日(金)より全国にて絶賛上映中
Ⓒ2025「フロントライン」製作委員会
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